エンタの歌道
市販のCDでは手に入りにくかったキダ・タロー先生作の超名曲、コメディーNo.1の「アホの坂田」が待望の復活です。たたみかけるような混声コーラスに、どこまでもアホを貫く坂田師匠、味わいのある歌声を聴かせてくれる前田師匠、ナンセンスな歌詞、そしておぼえやすいメロディー。最高ですよね。この曲が発表された当時、関西圏では多くの「坂田さん」が「アホ」扱いされて問題となり、発売禁止になったとの噂もある程の破壊力。もうこの曲だけで満足。
一応、東西様々な芸人さん(タレントじゃないところがミソ)の曲が収録されています。島木譲二、関敬六、桂三枝、コント55号、そして渥美清。みんな味わい深い曲ばかり。でもとにかく「アホの坂田」にはかないません(ナンセンスという面だけなら、大将の「山に登れば」があるけれど、メロディーとアレンジのすごさで「アホの坂田」に軍配!)。さあ、みんなで歌おう、「アホの坂田、アホの坂田、アホの坂田、アホの坂田、アホのさーかーたーっ!」バカニスナーイ!
一応、東西様々な芸人さん(タレントじゃないところがミソ)の曲が収録されています。島木譲二、関敬六、桂三枝、コント55号、そして渥美清。みんな味わい深い曲ばかり。でもとにかく「アホの坂田」にはかないません(ナンセンスという面だけなら、大将の「山に登れば」があるけれど、メロディーとアレンジのすごさで「アホの坂田」に軍配!)。さあ、みんなで歌おう、「アホの坂田、アホの坂田、アホの坂田、アホの坂田、アホのさーかーたーっ!」バカニスナーイ!
希望の大槌 逆境から発想する町
震災直前人口1万6千人だった大槌町は、既に1万3千人まで減っている。死者行方不明者は1254人。
そんな大槌町で、震災の前と、直後と、その後の復興過程が、丁寧にレビューされていて、事実の記録としてまずは重要な本だ。
また大槌町吉里吉里で育って仕事をして生きて来たお人柄があったからこその、町長としての今の仕事の向き合い方があることに改めて感動する。
同時に、こういう人がたくさんいて、東北の日々の復興が支えられていることに思い至るとき、さらに感動する。
大槌をはじめとする復興に関わっている人にも、そうでない人にも、是非一読を奨めたい。
そんな大槌町で、震災の前と、直後と、その後の復興過程が、丁寧にレビューされていて、事実の記録としてまずは重要な本だ。
また大槌町吉里吉里で育って仕事をして生きて来たお人柄があったからこその、町長としての今の仕事の向き合い方があることに改めて感動する。
同時に、こういう人がたくさんいて、東北の日々の復興が支えられていることに思い至るとき、さらに感動する。
大槌をはじめとする復興に関わっている人にも、そうでない人にも、是非一読を奨めたい。
あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 復讐するは我にあり [Blu-ray]
私は今村昌平監督の作品はあまり肌に合わないのですが、この作品だけは大好きなんです。殺人犯の主人公を通して人間の業というものをここまで凄まじく描ききった作品は他にないでしょう!!自らの業をさらけ出し、ぶつけ合う出演者たちの演技合戦!!緒形拳!!三国連太郎!!小川真由美!!倍賞美津子!!
女ひとり (1966年)
序文が映画監督・松山善三、跋文が脚本家・水木洋子という、お宝本です。
蝶々さんの文章綴りは、「男前」。苦難の人生を客観的にとらえ、さばさば
とした語り口で、アッという間に読了しました。もう少し歯に衣着せて、
ドラマチックに書いたほうがいいんじゃないかなぁとも思いますが、さば
さば淡々と「来し方」を語れば語るほど、行間に、その達観にたどり着く
までのご苦労が偲ばれます。「恋人がいるの?」と聞かれたときは、いなくても、
「まぁね」「そうね」「さぁね」と、「簡単で、どっちでもとれる最高の返事」
をすると綴る蝶々さん。今はもう希少になった粋(すい)な芸人さんのひとり
です。いよっ、蝶々、男前っ!
蝶々さんの文章綴りは、「男前」。苦難の人生を客観的にとらえ、さばさば
とした語り口で、アッという間に読了しました。もう少し歯に衣着せて、
ドラマチックに書いたほうがいいんじゃないかなぁとも思いますが、さば
さば淡々と「来し方」を語れば語るほど、行間に、その達観にたどり着く
までのご苦労が偲ばれます。「恋人がいるの?」と聞かれたときは、いなくても、
「まぁね」「そうね」「さぁね」と、「簡単で、どっちでもとれる最高の返事」
をすると綴る蝶々さん。今はもう希少になった粋(すい)な芸人さんのひとり
です。いよっ、蝶々、男前っ!