軍歌メモリアル~明治維新から130年~
軍歌のCDと言っても単品では曲数が少なく、様々な曲を聴きたいと思ってもなかなか集められなかったりするのですが、このCDは5枚組100曲ですので、有名な軍歌はほとんど収録されていると思います。演奏や、それぞれの歌い手及びキング男声合唱団の歌い方に対する満足度は人それぞれかと思いますが、やや迫力に欠けるかなという個人的感想を受けた以外は、非常に良いCDだと感じました。とにかく沢山の軍歌を聴きたいという方にはお薦めです。
一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫)
日本の教育が原因なのかわかりませんが、一般的に教えられる歴史では一つの視点でしか学ばないと思います。
明治維新は、その後の日本の興隆のきっかけとして考えられることもあり、また登場した人物もとても人気があります。
そんな明治維新を、他国(とその利害)から観察した本書。
イギリスからの視点が中心ですが、フランスはどう考えて日本に居たのか、協力していた背景などと共に描かれています。
上巻ではまだ日本に馴染めていない筆者が、文化が全く違う日本に戸惑いながらもかなりの覚悟を持って日本にいる様子が描かれています。
1960年に初版が発行される、何分古い本で文字の大きさ・行間など最近の文庫に比べると読みにくさはありますが、
歴史を振り返る題材として非常に貴重な本であることは間違いありません。
明治維新は、その後の日本の興隆のきっかけとして考えられることもあり、また登場した人物もとても人気があります。
そんな明治維新を、他国(とその利害)から観察した本書。
イギリスからの視点が中心ですが、フランスはどう考えて日本に居たのか、協力していた背景などと共に描かれています。
上巻ではまだ日本に馴染めていない筆者が、文化が全く違う日本に戸惑いながらもかなりの覚悟を持って日本にいる様子が描かれています。
1960年に初版が発行される、何分古い本で文字の大きさ・行間など最近の文庫に比べると読みにくさはありますが、
歴史を振り返る題材として非常に貴重な本であることは間違いありません。
明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)
明治維新当時の日本が、開発途上国から先進国になった経緯を、政治学的見地より考察した本。
明治維新の革命を「柔構造」と仮説を立てた上で、志士達がどのように離合集散を行い、それぞれの政治目標に向ったのか。各藩の多様な政治状況が、一つの目標へと向う方向や、その後の明治6年政変による分裂から、西南戦争を経出てて近代化へ向う事が出来た日本の政治体制を考察する。
韓国や台湾などの「開発独裁」が明治維新のような議会制民主主義に到達した経緯と相違を述べた後に、日本の場合はどうであったかよいう見方はおもしろいものの、考現的な政治視点で見すぎている嫌いはある。
だが、仮説の立て方が、今までのマルクス経済史観や皇国史観的視点でない見方に共感を覚えるし、新鮮味を感じた。
明治維新の革命を「柔構造」と仮説を立てた上で、志士達がどのように離合集散を行い、それぞれの政治目標に向ったのか。各藩の多様な政治状況が、一つの目標へと向う方向や、その後の明治6年政変による分裂から、西南戦争を経出てて近代化へ向う事が出来た日本の政治体制を考察する。
韓国や台湾などの「開発独裁」が明治維新のような議会制民主主義に到達した経緯と相違を述べた後に、日本の場合はどうであったかよいう見方はおもしろいものの、考現的な政治視点で見すぎている嫌いはある。
だが、仮説の立て方が、今までのマルクス経済史観や皇国史観的視点でない見方に共感を覚えるし、新鮮味を感じた。
コーエー定番シリーズ 維新の嵐
“維新の嵐”はその名の通り、日本幕末期の志しある一人の若者(中年)として日本の各地を駆け巡るゲームです。自分が選ぶ主人公(坂本竜馬や土方歳三、松平春嶽、井伊直スケなどなど)によって思想(倒幕・勤皇・攘夷)を広め、平和的に日本の夜明けをみることが目的です。ですが、表題にもあるように、旅の途中刺客に狙われ一騎打ちのような場面もあれば、プレイヤーの思想を変えてしまうような舌戦的な場面にも出くわします。同社三國志の10をプレイした方ならなんとなくでも理解してもらえるかもしれません。基本的に大袈裟な“戦(いくさ)”は無いに等しいですが、竜馬のような郷士(低い身分のサムライ、下士)でもお偉方(島津久光クラス)と親睦を深めれば、○○軍の出動要請だってありえます。その状況は結構最悪で、相手を説き伏せなかった結果ですからなるべく脅しで利用し、それでもダメな場合はもう開戦しかありません。京都御所方面に兵を差し向ける!なんてのもカッコイイかもしれませんが。途中にも書きましたが、暗殺の魔の手がのびてせっかくの同志が死んだり、自分も含めていつしか違う思想になっていたりするので注意が必要です。勿論、歴史イベントもあるので日本初の株式会社“亀山社中”や“海沿隊”なんてのもつくれますよ。全体的に同じことの繰り返し、今で言う作業感があるかもしれませんが、当時の歴史上の人物や時代の流れを知る上では大変忠実に再現されていますので貴重な参考資料となるのは間違いないです。ハイ。