ゆるまないネジとは、ゆるまないナットの事だったんだと読後わかりました。

世の中に、ネジの使われていない場所はないくらい、ネジは使われており、それだけに、ゆるまないネジは、今現在も、これからも無限の可能性を秘めているように思います。

大手の会社がハードロック工業を相手に選ぶ時に、きちんとした工場のラインを持っているかどうか確認しようとした時に、工場の内部を見せると、せっかくの契約がだめになってしまうので、工場内部を見せないようにし、接待漬けでごまかそうとした、この会社の黎明期の営業が中小零細企業らしくて、非常に面白かった・・・。

先端的な技術や資本も資金もないけれど、無限の創造性と売り込み先企業の中核的人物への積極的営業は、ハードロック工業の二人の人物により役割分担されていたことが良くわかった・・。
ホンダの創業期にも、数人の人物により、役割分担されて急成長を遂げたのと良く似ている。

結果的に、中小零細の企業の発展は、無限のアイデアを生み出し続ける人と決して目標をあきらめない人がいる事だと言う事が良く分かる本だ・・・。

不可能と言われた「絶対にゆるまないネジ」の開発に成功した著者が書いた本。
東京スカイツリー、新幹線、瀬戸大橋など国内外のあらゆる場面で活躍し、欠かすことのできないこのネジ。
その誕生秘話が綴られている。

・モノをヒットさせる秘訣は何か。
・売れ続ける為には何が必要か。
・ベンチャー企業で大切なことは何か。
ビジネスにおける生き残りに必要なコトの全てを学べる。

経営学の本を読むよりもこの本を読んだ方がよっぽど身になると思います。

初めて利用しました。エンジンの設計演習の参考書はあまりないので書店を探していました。たまたまインターネットで検索すると古本があるとのこと。状態が悪くても構わないと思って購入しました。思ったより状態がいいので嬉しくなりました。