ひなぎく [DVD]
「女の子映画」「おしゃれ映画」と紹介があるので、たまには女の子の気持ちでも勉強しよう・・、と気軽に見たのですが、とんでもない映画でした。この映画は一体なんなのでしょうか???
とてもとてもそんな消費しやすい内容のものではなく、いまだに私はこの映画の衝撃から立ち直れません。
登場する二人の女の子がハチャメチャなのは、別にいいです。(現実の女子は彼女達以上ですもん)
でも、なぜ、この一生懸命に生きようとする女の子たちは、最後はああなってしまうのでしょうか?
なぜ、彼女たちは、ほかの人から見えない存在になってしまうのでしょうか?
なぜ、最初も最後も爆撃の映像なのでしょうか?
あの強烈なラストを前にして、とてもとてもこれを「可愛い映画」だとは私は書けません。
お上の指示にしたがって「まじめに」働くのがエラいという「社会」「体制」から見て、
見えない存在、意味のない存在の彼女たち。
どんなに反抗してハチャメチャにふるまっても、いとも簡単に押し潰される。
こんなにも一所懸命、蝶のように生きてるのに。
それでも輪をかけて反抗しようとするのが、この映画なのでしょうか。
と、まじめに考えてしまう私、そしてまじめに考えることがエラいと思ってしまう男の私は、しょせん一生、女の子たちのああいう境地には達することができないのでしょう。
そんなふうに男どもがまじめに考えすぎるから、世の中くだらなくなって、イデオロギーがはびこって、戦争が起こる。そして社会秩序、世界秩序の名の下に、資本主義とか、社会主義とか、特定の考え方が正しいとされるようになり、彼女たちが被害?にあう。
そういうこと自体が、映画のなかで、強烈に批判されているような気がしました。
だから、この映画は、何にも深いことは考えず、オシャレ映画、元気の出る女の子映画として楽しむほうが、本当は正しいのではないかと、思ってしまう。
そんなこんなで、強烈なメッセージ性が、すべてにわたり製作者達の渾身の力でもって敢えてハチャメチャにされた映像、サウンドと渾然一体となった、恐るべき破壊的な一作。
1966年制作というも、どの映画よりも新鮮。
カーテンの向こうでも、こんな映画作ってたチェコの人々は本当に凄い。
とてもとてもそんな消費しやすい内容のものではなく、いまだに私はこの映画の衝撃から立ち直れません。
登場する二人の女の子がハチャメチャなのは、別にいいです。(現実の女子は彼女達以上ですもん)
でも、なぜ、この一生懸命に生きようとする女の子たちは、最後はああなってしまうのでしょうか?
なぜ、彼女たちは、ほかの人から見えない存在になってしまうのでしょうか?
なぜ、最初も最後も爆撃の映像なのでしょうか?
あの強烈なラストを前にして、とてもとてもこれを「可愛い映画」だとは私は書けません。
お上の指示にしたがって「まじめに」働くのがエラいという「社会」「体制」から見て、
見えない存在、意味のない存在の彼女たち。
どんなに反抗してハチャメチャにふるまっても、いとも簡単に押し潰される。
こんなにも一所懸命、蝶のように生きてるのに。
それでも輪をかけて反抗しようとするのが、この映画なのでしょうか。
と、まじめに考えてしまう私、そしてまじめに考えることがエラいと思ってしまう男の私は、しょせん一生、女の子たちのああいう境地には達することができないのでしょう。
そんなふうに男どもがまじめに考えすぎるから、世の中くだらなくなって、イデオロギーがはびこって、戦争が起こる。そして社会秩序、世界秩序の名の下に、資本主義とか、社会主義とか、特定の考え方が正しいとされるようになり、彼女たちが被害?にあう。
そういうこと自体が、映画のなかで、強烈に批判されているような気がしました。
だから、この映画は、何にも深いことは考えず、オシャレ映画、元気の出る女の子映画として楽しむほうが、本当は正しいのではないかと、思ってしまう。
そんなこんなで、強烈なメッセージ性が、すべてにわたり製作者達の渾身の力でもって敢えてハチャメチャにされた映像、サウンドと渾然一体となった、恐るべき破壊的な一作。
1966年制作というも、どの映画よりも新鮮。
カーテンの向こうでも、こんな映画作ってたチェコの人々は本当に凄い。
101日 [DVD]
う〜ん、面白い……ような、そうでないような。
主人公の人間性はある意味リアルかもしれませんが、元妻と子供がなんだか気の毒でした。
元妻の言うとおりにさっさと避難させておけば良かったのに……。
あの絶望的な状況で、生き残ってしまった出演者達は、果たして自分たちをその状況に追い込んだ加害者の息子とも言えるパトリックをどう扱うようになるのでしょうか。
そこがとても気にかかります。
主人公の人間性はある意味リアルかもしれませんが、元妻と子供がなんだか気の毒でした。
元妻の言うとおりにさっさと避難させておけば良かったのに……。
あの絶望的な状況で、生き残ってしまった出演者達は、果たして自分たちをその状況に追い込んだ加害者の息子とも言えるパトリックをどう扱うようになるのでしょうか。
そこがとても気にかかります。