ヨロコビ
元々クラシックやオペラに興味のある人ならどのアルバムから聞いても馴染めると思いますが、初挑戦の人はまずこのアルバムから聞いてみるのがいいのではないでしょうか。
今作は音楽の授業やCMで耳にした事のある名曲が多く、クラシック・オペラのCDと言うより一種のイージーリスニングCDとしても聞けます。以前のアルバムのように激しさはないものの、優美で繊細な楽曲達は一日の疲れを癒すのにもってこいです。個人的には『喜びの歌』『チャイコン』『ジュピター』が特に癒されました。相良さんの優しい歌声を聞いていると、まるでフワフワと浮かぶような心地を味わう事が出来ます。このような感覚を味わう事が出来る曲は、最近の歌にはないと思います。エキセントリックオペラだからこそと断言してもいいです。
テクノが再び流行りだしたこの頃、テクノクラシックを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ただ今作はテクノ色が薄いので、まずはヨロコビから始めて全アルバムを聞いて頂きたいです。
今作は音楽の授業やCMで耳にした事のある名曲が多く、クラシック・オペラのCDと言うより一種のイージーリスニングCDとしても聞けます。以前のアルバムのように激しさはないものの、優美で繊細な楽曲達は一日の疲れを癒すのにもってこいです。個人的には『喜びの歌』『チャイコン』『ジュピター』が特に癒されました。相良さんの優しい歌声を聞いていると、まるでフワフワと浮かぶような心地を味わう事が出来ます。このような感覚を味わう事が出来る曲は、最近の歌にはないと思います。エキセントリックオペラだからこそと断言してもいいです。
テクノが再び流行りだしたこの頃、テクノクラシックを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ただ今作はテクノ色が薄いので、まずはヨロコビから始めて全アルバムを聞いて頂きたいです。
バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ3部作 (CD3枚付)
一瞬にして数十年前に引き戻されました。当時の空気感、加藤和彦の基本的にふらついてしかし彼固有のヴォーカル、君臨していたであろう安井かずみの彼女でしかできえない歌詞の数々。もちろん参加ミュージシャンの素晴らしい演奏。当時はその在り方に賛否のあったカップルでしたが、このような価値の高い作品を少なくとも3点(あるいはそれ以上)残したことはそのスノビズムさえ今ではさわやかに感じられます。そしてこの復刻版のスタッフに感謝と賛辞を送ります。冊子のほうも面白いですが、それはまた別の価値として置いておきます。
ジ・エキセントリック・オペラ
Enigma, Delerium系の海外のサイトをブラウズしていて最近知りました。「ヨロコビ(5th)」のジャケットに日本語が書いてあるから、ちょっと興味をひかれて調べてみたら・・・ばりばり日本人の女性二人組(ソプラノ相良奈美とプログラミング書上奈朋子)だったんですね。ジャンルとしてはテクノに一番近いのでしょうが、クラシックを元ネタにしているのでクラシックファンでもある私には親しみやすく感じられました。トラック・リストを見れば分かると思いますが、声楽・オペラの大変ポピュラーな曲ばかりです。
そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。
そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。