いってミヨーン やってミヨーン 1 (ビームコミックス)
表紙を見ただけで、読むひとを選ぶ本であることは伝わると思う。
主人公の青年、多分 保はデータ入力のバイトをして日々を過ごす、希望も夢も趣味さえもない無味乾燥な人生に倦み始めたところ。
フと「死のうかな」なんて思いがかすめたそのとき『彼女』に出会う。
アッケラカンと「いっしょに死んでミヨーン」と誘われたのだ…。
なんだかとんでもなくヤヤコしい状態の女と、燃焼する前にすでに燃え尽きているような男のボーイミーツガール・ストーリー…(なのか?)。
怠惰な若者のボヤキは迫真性があって「くだらない」と見過ごせない気持ちで読んだ。高橋優の歌詞みたいだ。
原発・ボランティア・恋愛…「あーあ、また見ちゃった。やっぱ見るんじゃなかった」と主人公が呟くネットの中の情報。
有名人でもないのにエゴサーチをしたりとか。
妙にネットリした感触のリアルなセンテンスが挿入されて、羽生生節をかもしている。
絶妙の気持ち悪さがいい。
しかしツイン子(表紙の女子)のブスバージョンの顔、思わず試してみたくなる…。
ノーマル時に作用している圧力が逆転したような、メリコミ顔は必見。
主人公の青年、多分 保はデータ入力のバイトをして日々を過ごす、希望も夢も趣味さえもない無味乾燥な人生に倦み始めたところ。
フと「死のうかな」なんて思いがかすめたそのとき『彼女』に出会う。
アッケラカンと「いっしょに死んでミヨーン」と誘われたのだ…。
なんだかとんでもなくヤヤコしい状態の女と、燃焼する前にすでに燃え尽きているような男のボーイミーツガール・ストーリー…(なのか?)。
怠惰な若者のボヤキは迫真性があって「くだらない」と見過ごせない気持ちで読んだ。高橋優の歌詞みたいだ。
原発・ボランティア・恋愛…「あーあ、また見ちゃった。やっぱ見るんじゃなかった」と主人公が呟くネットの中の情報。
有名人でもないのにエゴサーチをしたりとか。
妙にネットリした感触のリアルなセンテンスが挿入されて、羽生生節をかもしている。
絶妙の気持ち悪さがいい。
しかしツイン子(表紙の女子)のブスバージョンの顔、思わず試してみたくなる…。
ノーマル時に作用している圧力が逆転したような、メリコミ顔は必見。
恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版) [DVD]
声を出して、イヒイヒ笑った。
大笑いじゃなく、どうしても小さな変な笑いが出る。観客も変態になれる映画だ(笑)
生まれて初めてヒロインが羨ましいと思った!
龍平のキスシーンにくらくら。
エロくて素敵!
大笑いじゃなく、どうしても小さな変な笑いが出る。観客も変態になれる映画だ(笑)
生まれて初めてヒロインが羨ましいと思った!
龍平のキスシーンにくらくら。
エロくて素敵!
千九人童子ノ件 (ビームコミックス)
連載を失った漫画家が再起用のネタ探しのつもりで郷土の伝説を集める内に遭遇する怪異恐怖と薄幸の美少女との交流について描かれています。
筆者は既に「サブリーズ」内で伝奇怪談を、「青」で漫画家を主役とした作品を描いていますが、今作品は笑いの要素を削り、主人公の漫画家がまるで作者の分身であるかの様なメタフィクショナルな味付けがされて居ます。
上記伝奇怪談的な恐怖と閉鎖的な郷里を訳有りで捨ててきた人間の罪悪感、そして作者のどこかバランスの崩れた読む者を不安にさせる絵が相乗して実に怖ろしい作品となっています。
本作の鍵を握る薄幸の美少女ヒトが作者の漫画には珍しく感情移入が容易なキャラクターで、健気かつ哀れでなりません。
羽生生純氏のファンの方はもちろん、伝奇怪談物がお好きな方には大推薦です。主人公の常軌を逸した呪術的行動が爆発するクライマックスは凄まじいです。
筆者は既に「サブリーズ」内で伝奇怪談を、「青」で漫画家を主役とした作品を描いていますが、今作品は笑いの要素を削り、主人公の漫画家がまるで作者の分身であるかの様なメタフィクショナルな味付けがされて居ます。
上記伝奇怪談的な恐怖と閉鎖的な郷里を訳有りで捨ててきた人間の罪悪感、そして作者のどこかバランスの崩れた読む者を不安にさせる絵が相乗して実に怖ろしい作品となっています。
本作の鍵を握る薄幸の美少女ヒトが作者の漫画には珍しく感情移入が容易なキャラクターで、健気かつ哀れでなりません。
羽生生純氏のファンの方はもちろん、伝奇怪談物がお好きな方には大推薦です。主人公の常軌を逸した呪術的行動が爆発するクライマックスは凄まじいです。
ジュウマン 1 (ビームコミックス)
伝奇、エロス、マイノリティといったデビュー当時からブレない要素を含みつつ
『エヴァ』や『進撃の巨人』などにみられる日本的なモードを多分に取り込んだ作品です。
謎の巨大物体ジュウマンの出現と、その影響で巨大化するようになった人間たち
という構図ですが、「どうして闘わなくちゃいけないんだ!」みたいな苦悩がありません。
もちろん重要なカギだけど、むしろ一巻で描かれているのは、それでも続いていく生活。
特異な体質になったことで好奇の目で見られはするけど、
「係長ってホント冴えない」とか「あの女子、いっつも俯いて暗い」とか
あくまで我々の日常で起こりうるレベルの目線でしかないから
描かれることも恋愛がどうしたとか、違法の小銭稼ぎがどうしたみたいな
人類の危機に比べれば些細な関心事にこそ、登場人物たちは振り回されます。
絵空事のようで絵空事ではないリアリティに満ちたカオス。
日本でしか生まれようのない物語、破格に具合悪くて面白いです。
『エヴァ』や『進撃の巨人』などにみられる日本的なモードを多分に取り込んだ作品です。
謎の巨大物体ジュウマンの出現と、その影響で巨大化するようになった人間たち
という構図ですが、「どうして闘わなくちゃいけないんだ!」みたいな苦悩がありません。
もちろん重要なカギだけど、むしろ一巻で描かれているのは、それでも続いていく生活。
特異な体質になったことで好奇の目で見られはするけど、
「係長ってホント冴えない」とか「あの女子、いっつも俯いて暗い」とか
あくまで我々の日常で起こりうるレベルの目線でしかないから
描かれることも恋愛がどうしたとか、違法の小銭稼ぎがどうしたみたいな
人類の危機に比べれば些細な関心事にこそ、登場人物たちは振り回されます。
絵空事のようで絵空事ではないリアリティに満ちたカオス。
日本でしか生まれようのない物語、破格に具合悪くて面白いです。
恋の門 監督ちゃんコレクターズ・エディション [DVD]
最初は何だこれ?でも、しだいに笑って見てました!!なぜでしょう?原作しらないし特別、好きなキャストが居るわけでもないけど楽しめました。意味わからないけど笑えてしまいます。バカバカしいと言わず笑っちゃいましょう。松尾スズキ最高です。