服部良一 1934-1954~未復刻傑作選集~
服部先生にはたいへん申し訳ないが、全36曲中、大当たりは少ない。
CD1.
コロムビア服部(リズム)シスターズ「バンジョーで歌えば」「好きと嫌い」「ブギー・カクテル」(笠置のブギのメドレー)「センチメンタル・ダイナ」「ないないずくし」すべて戦後、すべて平凡。松平晃と二葉あき子「歌うサキソフォン」楽しい、大当たり。淡谷のり子「涙の踊り子」平凡。桜井健二「君と散歩」美声である、リズムも快調、大当たり。二葉あき子「丘の細道」演奏はよいが、二葉にしては、歌が今いち。音丸と伊藤久男「ヤッタナ」お座敷ジャズ、大当たり。赤坂百太郎「あなたは無情」ノイズ多い。山田五十鈴「逢いみての」ノイズ多い、不調。中野忠晴「浪曲ブルース」標準。中野忠晴と二葉あき子「そこだよそこだよ」二葉には不向きのお色気ソング、小当たり。コロムビア・リズム・ボーイズ「愉快な鼻歌」標準「つもりだつもりだ」「荒鷲さんだよ」以前聴いた。菊池章子「会津磐梯山」ノイズ多いが、小当たり。
CD2
松島詩子「道頓堀行進曲」ノイズ多いが、小当たり。服部富子ほか「新道頓堀行進曲」「大阪娘」戦後の曲。橋本一郎とミス・タイヘイ「希望の青空」大当たり、本CD中のベスト・ワン。志村道夫「月のデッキ」歌謡曲、疲れる。美ち奴「ルンバ万才」ノイズ多いが、小当たり。中野忠晴「当世しゃれ男」演奏楽しいが、歌詞がセンスない。リラ・ハマダ「三匹の子豚」嫌い。秋月恵美子「ぶるうむうん」よいが、以前聴いた、伊沢蘭子「郷愁」「ワンダー・ラグ」よいが、以前聴いた。志村道夫「タンゴ・ローラ」標準。志村道夫「青空行けば」ジングルベル、と歌われないジングルベル、歴史的価値はありか。N・O・楽団「新国境警備の歌」「江州音頭」悪くない。コロムビア・ジャズ・バンド「下田夜曲」ノイズ多い。コロムビア・オーケストラ「牡丹の曲」「明日の運命」ノイズ多い、ジャズではない。
CD1.
コロムビア服部(リズム)シスターズ「バンジョーで歌えば」「好きと嫌い」「ブギー・カクテル」(笠置のブギのメドレー)「センチメンタル・ダイナ」「ないないずくし」すべて戦後、すべて平凡。松平晃と二葉あき子「歌うサキソフォン」楽しい、大当たり。淡谷のり子「涙の踊り子」平凡。桜井健二「君と散歩」美声である、リズムも快調、大当たり。二葉あき子「丘の細道」演奏はよいが、二葉にしては、歌が今いち。音丸と伊藤久男「ヤッタナ」お座敷ジャズ、大当たり。赤坂百太郎「あなたは無情」ノイズ多い。山田五十鈴「逢いみての」ノイズ多い、不調。中野忠晴「浪曲ブルース」標準。中野忠晴と二葉あき子「そこだよそこだよ」二葉には不向きのお色気ソング、小当たり。コロムビア・リズム・ボーイズ「愉快な鼻歌」標準「つもりだつもりだ」「荒鷲さんだよ」以前聴いた。菊池章子「会津磐梯山」ノイズ多いが、小当たり。
CD2
松島詩子「道頓堀行進曲」ノイズ多いが、小当たり。服部富子ほか「新道頓堀行進曲」「大阪娘」戦後の曲。橋本一郎とミス・タイヘイ「希望の青空」大当たり、本CD中のベスト・ワン。志村道夫「月のデッキ」歌謡曲、疲れる。美ち奴「ルンバ万才」ノイズ多いが、小当たり。中野忠晴「当世しゃれ男」演奏楽しいが、歌詞がセンスない。リラ・ハマダ「三匹の子豚」嫌い。秋月恵美子「ぶるうむうん」よいが、以前聴いた、伊沢蘭子「郷愁」「ワンダー・ラグ」よいが、以前聴いた。志村道夫「タンゴ・ローラ」標準。志村道夫「青空行けば」ジングルベル、と歌われないジングルベル、歴史的価値はありか。N・O・楽団「新国境警備の歌」「江州音頭」悪くない。コロムビア・ジャズ・バンド「下田夜曲」ノイズ多い。コロムビア・オーケストラ「牡丹の曲」「明日の運命」ノイズ多い、ジャズではない。
流れる [DVD]
1956年作品、白黒映画、原作小説が昭和30年(1955)発表なので早い時期から脚色が開始されていたとおもわれる、「浮雲」を別格とすれば、最も成瀬巳喜男らしい傑作中の傑作、小津作品のような世界的に不変な価値観ではない日本独特のえもいわれぬ儚い情緒こそを楽しむ映画、
時間の経過に「流され」消えて行くものたちへ深い愛情をそそぐ演出はビスコンティ「山猫」からハードボイルドさを消去したようなもの、ラスト10分の静かで深い迫力は「ゴッドファーザー」からやはりハードボイルドさを取り払ったもので充分にかの作品に匹敵するとおもう、三味線の連弾にこれほど情緒を刺激されるようになるなどとは若い頃には想像もできなかったのだが、この作品を楽しめる幸福はこれから更に増すだろうとおもう、
劇は山田五十鈴と田中絹代ダブル主演、高峰・岡田・杉村・中北とオールスター映画、劇中、何度となく山田・田中・高峰がワン・カットに収まる、これが評者には和服をあだに着こなす長身の明治の女・小柄で愚直に甲斐甲斐しく働く大正の女・背筋の真っ直ぐな昭和の女に見えてしまう、それぞれの器量をおとし垢抜けなさを追加すれば自分自身の曾祖母・祖母・母の姿に重なってしまう、劇中盤、注射をむずかる幼女を田中が体堅めで抑えつけるシーンがある、幼児期に同じ行為の記憶がある自分にとって微妙な追憶を刺激される貴重な作品なのである、田中絹代に母の姿を垣間見る世代があるように、評者には祖母を思い出させる女優なのである、
1960年に成瀬&山田は再び同じ地域の花柳界を舞台に「夜の流れ」(カラー作品・DVD未発売)という作品を発表している、たった4年の経過がどれほど東京を変貌させたかが楽しめる映画です、
時間の経過に「流され」消えて行くものたちへ深い愛情をそそぐ演出はビスコンティ「山猫」からハードボイルドさを消去したようなもの、ラスト10分の静かで深い迫力は「ゴッドファーザー」からやはりハードボイルドさを取り払ったもので充分にかの作品に匹敵するとおもう、三味線の連弾にこれほど情緒を刺激されるようになるなどとは若い頃には想像もできなかったのだが、この作品を楽しめる幸福はこれから更に増すだろうとおもう、
劇は山田五十鈴と田中絹代ダブル主演、高峰・岡田・杉村・中北とオールスター映画、劇中、何度となく山田・田中・高峰がワン・カットに収まる、これが評者には和服をあだに着こなす長身の明治の女・小柄で愚直に甲斐甲斐しく働く大正の女・背筋の真っ直ぐな昭和の女に見えてしまう、それぞれの器量をおとし垢抜けなさを追加すれば自分自身の曾祖母・祖母・母の姿に重なってしまう、劇中盤、注射をむずかる幼女を田中が体堅めで抑えつけるシーンがある、幼児期に同じ行為の記憶がある自分にとって微妙な追憶を刺激される貴重な作品なのである、田中絹代に母の姿を垣間見る世代があるように、評者には祖母を思い出させる女優なのである、
1960年に成瀬&山田は再び同じ地域の花柳界を舞台に「夜の流れ」(カラー作品・DVD未発売)という作品を発表している、たった4年の経過がどれほど東京を変貌させたかが楽しめる映画です、
聞き書 女優山田五十鈴
山田五十鈴さんの訃報を受けて読みました。著者が取材で聞いた話を独白の形でまとめており、大変読みやすくなっています。
デビュー前の生い立ち、映画女優時代、舞台女優時代について、監督・演出家との交流や共演関係を丁寧に話されていて、実際の作品を見ていなくても参考になる話が多かったです。歌舞伎役者との共演も多く、松本白鴎さんや中村又五郎さんとのやりとりなど、面白かったです。
それにしても、これだけの大女優がお亡くなりになったのに、地上波やBSで追悼番組や過去の映画を放送した気配がないのは、どうしてなのでしょう。。私が見落としただけかもしれませんが、これで良いのでしょうか。
デビュー前の生い立ち、映画女優時代、舞台女優時代について、監督・演出家との交流や共演関係を丁寧に話されていて、実際の作品を見ていなくても参考になる話が多かったです。歌舞伎役者との共演も多く、松本白鴎さんや中村又五郎さんとのやりとりなど、面白かったです。
それにしても、これだけの大女優がお亡くなりになったのに、地上波やBSで追悼番組や過去の映画を放送した気配がないのは、どうしてなのでしょう。。私が見落としただけかもしれませんが、これで良いのでしょうか。
紫陽花や山田五十鈴という女優
山田五十鈴と彼女が生きた映画界・演劇界を語る佳作である。著者は、松竹のプロデューサーを長く務めた方だけに、生身の山田五十鈴を活写している。どのような分野であれ、頂点に上り詰める逸材の執念と超人的な努力には脱帽のほかはない。著者の語りの技も見事である。ちなみに本書タイトルは、山田五十鈴の師・花柳章太郎が彼女に贈った一句だということである。
SP復刻による日本映画主題歌集4戦前編 (1939~41)
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