メタルハンサムマン
アニメタルのVo坂本英三さんからニューアルバムがでました!生涯現役を目指す坂本さんのシャウトはやはり素晴らしい!今回は結構遊び感覚が多いのか、タイトルも面白いのが結構ありますね。参加ミュージシャンの顔ぶれも坂本さんの歴史を物語ってます。
NHKカルチャーラジオ 歴史再発見 明治大正のハンサム・ウーマン―メディアが伝えた働く女性 (NHKシリーズ)
本書は、NHKカルチャーラジオの2013年度第4四半期プログラムの一つで、明治後期から大正にかけての女性の職業を個々に(番組は全12回)紹介している。
私は、この番組自体を聴いたことはないのだが、結構面白い講座が多いので、テキストを買って読むことは少なくない。番組は30分なのだが、冊子で読むと1回を10分かからず読めるので、風呂とかマッサージとかのお供にしている。
本書は、バランス良く、医師・作家・記者など現代でも知的で脚光を浴びる仕事、百貨店店員やバスの車掌さんなど時代感と女性っぽさを共有する仕事、女工や内職といった昔の日本を強く反映した仕事、更には女優や芸者にも脚光を当てており、目から鱗な内容も多く、実に面白く楽しめる。
しかしだ、そんな面白カルチャー番組(それもNHKなのに)、さすがは佐伯先生な爆弾が大量に投下されていました。
そう、ジェンダーです。戦前といえば男尊女卑というステロな認識を端からぶっ壊す先生の主張は、むしろ明治後期からの女性の社会進出に対する好意的・先進的な認識を拾い上げては(樋口一葉はブスなくせに文学できるからって出しゃばるといったジェンダー以前のトホホなメディア記事も取りあげてますが)、現代は明治・大正から女性の社会進出の面で何の進歩もないと檄を飛ばすのでした。
「八重の桜」から受け継いだ”ハンサム・ウーマン”という副題に即して、各回のラストには「ハンサム・ポイント」という纏めコーナーがあるのですが、実態は佐伯先生のジェンダーポイントやジェンダーメッセージとなっているのですから、八重さんもビックリしていることでしょう。
本書は、フツーのテキストとしてのみならず、ジェンダー本の変形として読むなら、しかも佐伯先生ウォッチャーには格段の面白さとなる、何重にも美味しい本だと思いました。
私は、この番組自体を聴いたことはないのだが、結構面白い講座が多いので、テキストを買って読むことは少なくない。番組は30分なのだが、冊子で読むと1回を10分かからず読めるので、風呂とかマッサージとかのお供にしている。
本書は、バランス良く、医師・作家・記者など現代でも知的で脚光を浴びる仕事、百貨店店員やバスの車掌さんなど時代感と女性っぽさを共有する仕事、女工や内職といった昔の日本を強く反映した仕事、更には女優や芸者にも脚光を当てており、目から鱗な内容も多く、実に面白く楽しめる。
しかしだ、そんな面白カルチャー番組(それもNHKなのに)、さすがは佐伯先生な爆弾が大量に投下されていました。
そう、ジェンダーです。戦前といえば男尊女卑というステロな認識を端からぶっ壊す先生の主張は、むしろ明治後期からの女性の社会進出に対する好意的・先進的な認識を拾い上げては(樋口一葉はブスなくせに文学できるからって出しゃばるといったジェンダー以前のトホホなメディア記事も取りあげてますが)、現代は明治・大正から女性の社会進出の面で何の進歩もないと檄を飛ばすのでした。
「八重の桜」から受け継いだ”ハンサム・ウーマン”という副題に即して、各回のラストには「ハンサム・ポイント」という纏めコーナーがあるのですが、実態は佐伯先生のジェンダーポイントやジェンダーメッセージとなっているのですから、八重さんもビックリしていることでしょう。
本書は、フツーのテキストとしてのみならず、ジェンダー本の変形として読むなら、しかも佐伯先生ウォッチャーには格段の面白さとなる、何重にも美味しい本だと思いました。
小説・新島八重―勇婦(ハンサム・ウーマン)、最後の祈り
面白く読んで、読後しばらくして、三部作の完結編だった、と気づいた。
つまり、それだけ完成度が高い、と言えるのではないか。とは、自分の間抜けの自己弁護か…。
新島八重(子)さんに関する本を読んでいくと、彼女の人生は、会津時代が背景にあるとしても、京都に移ってから、真の意味で「ハンサム・ウーマン」になっていくのだと、感じる。
本書は、説明調、時代考証に走りがちで、小説として「読ませる」部分が弱く感じる新島八重(子)を題材にした多くの小説の中で、時代背景をふまえつつ、小説として読者を惹き付け、楽しませるという点で、出色と言って過言ではない。
次のページ、先が気になって、なかなか本を閉じられず、一息に近い勢いで読んでしまった。
206ページの間違いは、ご愛嬌。
新島八重(子)と深井英五に接点があったとは!
主人公を取り巻く登場人物にも興味を持たせるなんて、うまい作家だなぁ。
つまり、それだけ完成度が高い、と言えるのではないか。とは、自分の間抜けの自己弁護か…。
新島八重(子)さんに関する本を読んでいくと、彼女の人生は、会津時代が背景にあるとしても、京都に移ってから、真の意味で「ハンサム・ウーマン」になっていくのだと、感じる。
本書は、説明調、時代考証に走りがちで、小説として「読ませる」部分が弱く感じる新島八重(子)を題材にした多くの小説の中で、時代背景をふまえつつ、小説として読者を惹き付け、楽しませるという点で、出色と言って過言ではない。
次のページ、先が気になって、なかなか本を閉じられず、一息に近い勢いで読んでしまった。
206ページの間違いは、ご愛嬌。
新島八重(子)と深井英五に接点があったとは!
主人公を取り巻く登場人物にも興味を持たせるなんて、うまい作家だなぁ。