アニメが「ANIME」になるまで―『鉄腕アトム』、アメリカを行く
『Astro Boy and Anime Come to the Americas: An Insider's View of the Birth of a Pop Culture Phenomenon』の翻訳である。アニメを知りたい人間の必読書なので是非一読するようお勧めする。1963年にスタートしたかの『鉄腕アトム』がスタートしたときには歌詞がなかったそうな。本著の著者がアメリカ版で歌詞を付けて歌わせたのを手塚治虫が聞いて日本でもやったとのこと。歴史的な事実に関し若干の認識の誤解はあるものの資料価値は十分だ。
鉄腕アトム・音の世界
鉄腕アトム/音の世界
(CDポピュラー)2007年01月29日 12:53
1998 ワーナーミュージック・ジャパン 大野松雄
アニメ効果音の草分け的存在。
実はクレイジークライマー【1980年・日本物産/アーケードゲーム】の昇降音【登攀音】ってアトムの歩行音のサンプリングじゃないのか? と思う。
昇降音がPSG音源じゃなくてサンプリングのほうだというのは奇妙な話です。
コレに気付いたのは某ポケコン誌編集長【工学社・ポケコンジャーナル編集長・関口洋史氏】の家でこのレコードを聞かせて戴いた時。
……アトムの効果音が出来た当時、アナログシンセですらまだない時代だったと言われています。
[...]
まぁ、ちょっと値段がはりますね……
※20130430追記:いやぁ、クレイジークライマーの登攀音はサンプリングだったようです! ニチブツはさすがフリーダムだぜ!!
(CDポピュラー)2007年01月29日 12:53
1998 ワーナーミュージック・ジャパン 大野松雄
アニメ効果音の草分け的存在。
実はクレイジークライマー【1980年・日本物産/アーケードゲーム】の昇降音【登攀音】ってアトムの歩行音のサンプリングじゃないのか? と思う。
昇降音がPSG音源じゃなくてサンプリングのほうだというのは奇妙な話です。
コレに気付いたのは某ポケコン誌編集長【工学社・ポケコンジャーナル編集長・関口洋史氏】の家でこのレコードを聞かせて戴いた時。
……アトムの効果音が出来た当時、アナログシンセですらまだない時代だったと言われています。
[...]
まぁ、ちょっと値段がはりますね……
※20130430追記:いやぁ、クレイジークライマーの登攀音はサンプリングだったようです! ニチブツはさすがフリーダムだぜ!!
アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.8 [DVD]
~このDVDに収録された第29話 「ウランと名探偵」では、以前にも登場したヒゲオヤジが再登場。彼による一見二流探偵の仕事のようなペット探しが物語の中心となる。しかしタイトルにもあるように彼は「名探偵」。つまり、ペット探しというのは、一見大したこと無い探偵の象徴みたいな仕事だけど、実はこのアトムの世界では違うのかもしれない。
~~
おそらくアトムの未来では、ロボットをはじめ技術が進歩する一方で生態系がめちゃくちゃになっていて、ペットとして見られるようなものはほとんど存在せず、わずかに残った動物も政府によって厳重に管理されている。
~~
そんな中で、ペットとして動物を飼うには、莫大な費用だとか社会的地位だとかが必要であり、今回ヒゲオヤジが探すカモの一羽であっても、それを飼うということは、現代は想像もつかないほどのものすごいステイタスとなっているのである。それができない一般市民は、ダチョウロボットを飼うお茶の水博士の秘書のように、ロボット動物と暮らすのが関の山。
~~
そんな社会の中で、生きたペットを探すことを依頼され続けているようなヒゲオヤジは、一見冴えないようでいて、実はこの時代随一の腕利き、多数の大金持ちを顧客として抱える名探偵なのである。
~~
もうすぐこのアトムの世界は、アンドロイドが電気羊の夢を見るような荒廃した世界になり、アトムのようなロボットはレプリカントとでも呼ばれるようになるのかもしれない。そんな世界の荒廃を、この話で産業廃棄物の不法投棄を続ける物語構造上の悪役である三人組だけの罪業としてではなく、現代社会への警鐘として見ることができる人になら、この作品はおす~~すめです。
それがわからなければ見てもただの暇つぶし。
あと、これ以降物語の核となる人間とロボットの葛藤を見る上では、第32話 「青騎士の秘密」を見なければ話になりません。~
~~
おそらくアトムの未来では、ロボットをはじめ技術が進歩する一方で生態系がめちゃくちゃになっていて、ペットとして見られるようなものはほとんど存在せず、わずかに残った動物も政府によって厳重に管理されている。
~~
そんな中で、ペットとして動物を飼うには、莫大な費用だとか社会的地位だとかが必要であり、今回ヒゲオヤジが探すカモの一羽であっても、それを飼うということは、現代は想像もつかないほどのものすごいステイタスとなっているのである。それができない一般市民は、ダチョウロボットを飼うお茶の水博士の秘書のように、ロボット動物と暮らすのが関の山。
~~
そんな社会の中で、生きたペットを探すことを依頼され続けているようなヒゲオヤジは、一見冴えないようでいて、実はこの時代随一の腕利き、多数の大金持ちを顧客として抱える名探偵なのである。
~~
もうすぐこのアトムの世界は、アンドロイドが電気羊の夢を見るような荒廃した世界になり、アトムのようなロボットはレプリカントとでも呼ばれるようになるのかもしれない。そんな世界の荒廃を、この話で産業廃棄物の不法投棄を続ける物語構造上の悪役である三人組だけの罪業としてではなく、現代社会への警鐘として見ることができる人になら、この作品はおす~~すめです。
それがわからなければ見てもただの暇つぶし。
あと、これ以降物語の核となる人間とロボットの葛藤を見る上では、第32話 「青騎士の秘密」を見なければ話になりません。~