聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY Original Soundtrack
映画を何回か観て、その内容がとても気に入ったので購入しました。
曲調としては全体的にオーケストラ的な感じで、原作よりスタイリッシュになっていました。
原作の熱血少年漫画的なイメージに比べて、綺麗な曲調ですが少し単調な印象を受けたのと、
YOSHIKIさん作曲の主題歌が入っていなかったので星4つにさせて頂きました。
もっとも映画の内容自体も、かなり現代風なアレンジが加えられていた印象を受けたので
漫画は漫画、映画は映画、と割り切って聴ける人向けだと思います。
一番のお気に入り曲はやはり21曲目の「Mr.Deathmask」!!映画でのデスマスク登場シーンで流れた曲です。
聴いていて笑いが止まりません(苦笑)。
歌っている平田広明さんは『ワンピース』、『TIGER&BUNNY』などのキャラクターソングも歌われていた方なのもあり
それなりに期待していましたが、デスマスクの「いかにもな悪人だけど、どこか憎めない」キャラクター性が
上手く歌にも込められていて「さすが声優さんだな」と感心しました。
他にも、31曲目の「Mighty Gold Saints」も聴いていて思わず、星矢&瞬とシュラ&ミロの熱い闘いが
脳裏に浮かんでくる綺麗なBGMだと思いました。
戦闘シーンのBGMに金管楽器の演奏も入ってくるところも、イメージとしては
本作品の監督・さとうけいいち氏の過去作品『TIGER&BUNNY』のBGMのような印象を受けました。
ただ、原作の主題歌が熱いハードロックチューンなのでそちらと比べると違和感を感じる方もいるかと思われます。
購入時にはその点も考慮しておいた方がいいと思います。
映画を気に入った方にはオススメな一枚です。
新 極道の妻たち 覚悟しいや [DVD]
第6弾。やっぱり「極妻」はスバラシイ…と感嘆しました。
誰がなんと言おうと、私はこのシリーズが
大好きだと確信しました。
本当に格好いい映画、超満腹の娯楽映画です。
ストーリーに隙なしで、観るものをぐいぐいぐいぐい
引っ張ってくれます。
男と女のサガ、夫婦の絆、
女同士の生々しい戦い(女の本性はやっぱり怖い…(笑))。
あるいは、男女問わない人間のもつストイシズム、
時代の波に取り残される者への憐憫、情けの心。
あるいは、強者と弱者、ツイている人間とそうでない人間。
咲く花散る花、若者への期待、そして夢!
当然のことながら、いわゆる東映やくざ映画の本質ともいうべきものが
盛り込まれています。
個人的にぐっときたのは、
志麻姐さんと欣也さんのお二方の駆け引き。
その粋なやり取りの数々に痺れました。
情念たっぷり!鮮烈です。
そして、加賀まりこさん!
ドエライ存在感でした。巧すぎる…。
聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY [DVD]
十二宮編をわずか90分にまとめてあるので、かなり無理があるといえばあります。
星矢ファンからすると不満はいっぱいあるでしょうし、
原作を知らない人が見るとストーリーがスカスカ、という印象でしょう。
が、モロモロ制約が多い中で考えると、よくまとめてあるとは思います。
前半は、上手くまとめてありますが、中盤以降にグダグダになっていきます。
・お笑い要素はいらんと思う。
・瞬がビックリするぐらい活躍しない。
・一輝がすごく格好よさげに登場したワリに、シュラにボコられるだけの役回り。
・デスマスクのミュージカルに時間割きすぎ。
・アフロディーテの扱いがあまりに・・・。
・カミュがなんかすげー弱い印象。
・個人的には、アイオリアが屋敷にやってくる件もカットしてもよかったような。
・沙織さんの髪が短くなるのはやっぱり邪道だ。
・ミロを女にするぐらいの割り切りがあるなら、ストーリーももっとごっそり入れ替えても良かったのでは。
・あの「でかいの」も、引き立て役にしてもちょっとどうかと。
・ラスボスも、大きいのはなんか違う・・・。
・予告とかであった原作主題歌は劇中では流れません。コレも残念。
・ラストのシメというかオチも、もう一ひねり欲しかった。
ネガティブな事をツラツラ書きましたが、総評は星4つですし、
CGキレイ、戦闘の演出も悪くない、クロスすげー、声優さんもがんばってる。
それなりに楽しめました。
最後に、エンドロールの後にオマケムービーがついてました。
そういや、設定の年齢も違う・・・といっても、原作の方が無理があるからいいかな。