英語学習として学べる点はもちろんのこと、時代を席巻する現代のリーディングカンパニーの息づかいが感じられる良著。
スティーブ・ジョブス亡き後、多数Apple関連本が出版されたが、ジョブスその人と内部で会話した日本人がどれだけいるだろうか。
更には現CEOのティム・クック、オラクルのラリー・エリソン、タイガー・ウッズまで登場する豪華な登場人物達。

そこで繰り広げられる会話は、実にシンプルでポイントをついたものであることが、日常の会話の中からも汲み取れる。
著者はそのポイントを的確にし、更にクリアに伝えて行く中で、英語の表現の可能性を追求してきたのだろう。

読者は、英語という観点だけでなく、そこで伝えられる内容が如何に重要か、
そして、そのシンプルなポイントが、現代のグルーバルビジネスの最前線でリアルの繰り広げられるのか、
をも学ぶ事ができると思われる。

シンプルな内容で1時間くらいで読めました。新入社員など若いころに読むにはよいかと。30過ぎには感動するほどの発見はなかったです。でも、よい本でした。

手に取ったその日、パンパンの鞄に入れては汚れてはいけないと開いたら最後、止まらなくなり一気に読み進んでしまいました。
目次の一つ一つにメッセージが込められ全ての章を読みたくなり、毎回、問いかけられる一文一文に自分を振り返り、ぐんぐんと引き込まれます。
ダイレクトな言葉がグッと心にささり、これからのヒントとなる言葉の意味・中身のずっしりとした重さでお腹の底にズッシリと落ち沈み込んだインパクトと同時にジワジワ染み渡ってきました。
本の中で、自分にも変化が起こり、この大切な宝物と強い味方のバックアップに、読み終わった頃には、きっとパワーがみなぎってくる、そんな一冊です。