OVA「伝心 まもって守護月天!」スペシャルプライスDVD-BOX 1〈初回限定生産〉
TV版のドタバタが気に入ってると、OVA版のウジウジぶりは
なんとももどかしい。もっと、からっとした明るさが欲しいし、
本当はそうした持ち味が売り物だった作品のはずなのだが。
キャラクターの雰囲気が一変しているのは、制作上のつごうで
やむを得ないだろうし、かえって新鮮でもある。声優は、できれば
変えて欲しくない。これも諸般のつごうというのだろうが、
山の辺や、かおり役の原えりこは、強烈な個性をTV版で発揮していただけ、
変更はやはり残念、斬っ---は辛抱辛抱、どうどうどうっ、と気を落ちつけて、
しかし、第一話のかぐや姫のエピソードは◎物としておこう。キャラクター
の設定とストーリーがよくかみ合った佳編に仕上がっている。が、
あとは、海水浴の巻くらいかなあ(水着・ラブ、だもんね、やっぱ。GFF笑)。
拙者には、原作のマンガについての知識はゼロに近いので、とやかく
いえないが、なんでも近作は作者の影武者説もあるとか。そういえば、
以前アニメ雑誌で見たキャラクターの顔はかなり丸っこかったような気もするが。
そんなこんなで、危利他苦もなるが、あえて斬りませんよ、やっぱり誰より好きだから、さよならできな~い、SAA! ってなもんですよ。
ps. 嫁さんが夜のお仕事で、「冷蔵庫を開けりゃ、なんにもありゃしない」状態、とほほ。
人生賭けて―苦しみの後には必ず成長があった
「兄貴」こと、金本氏の引退を記念?して出版された「自伝本」である。
ご存知、広島〜阪神で活躍し、野手として打撃成績ではその殆どの部門が歴代10位以内に入るという「大打者」の引退自伝だけに非常に興味深く読む事ができた。
何よりも、怪我が元で肩の筋肉を故障し、結果、それが引退への引き金となる訳であるが、そこから何とか復活へ向けての、まさに「血の滲む」様な努力には、読んでいても頭が下がる思いの執念と復活へ向けての思いは凄まじいものがあり、野球に「人生賭けて」いた事が痛いほどわかるのである。
色々、苦しい時期はあったが、実際は「ずっと苦しかった」と言うように、やはりプロの世界で活躍するという事は「才能」ももちろんであるが、人並みはずれた「努力」の賜物なのであるなと、改めて教えてくれる力作である。
といった引退に到るいきさつと、他、少年時代からの氏の野球人生、それぞれの時代にまつわるエピソードと内容的にはオーソドックスな作りといえるが、
やはり「これ程の努力あっての兄貴ここにあり」という兄貴奮闘記。
一時代を作り上げたプロ野球選手の物語。
金本知憲―心が折れても、あきらめるな! (スポーツ・ノンフィクション)
教育的価値のある良書だと思います。
特に、思春期で悩んでいる中高生、野球に興味を持ち始めた小学生にも
お勧めです。
金本選手がその性格の真面目さからいじめを受けていた時、寮から母親に電話で相談
をしていたというのを見たとき、鉄人もやはり人間なんだなという事を
感じました。
読んでいて、金本選手の努力、ひたむきな感情、想い等を感じられました。
読んでいて、教育的価値のある良書だと思います。
星5つ。