出た！最近ありがちな自己啓発のタイトル・・・
『最高の自分が見つかる授業』だなんて大げさな・・・

そう思って手に取ってみた瞬間、そんな思い込みを
一瞬にして覆されてしまいました。(^-^;

書いてある内容は、自分の価値観を大切にしろ！的な王道的な
内容なのですが、この本の良さはその形式にもあります。

理論を読んで実例や著者の体験で理解を深めた後は、
とにかく小刻みにワークがついています。

「あなたが大切にする価値観を上位挙げてください」のような
抽象的なものから、自分をえぐるすごく具体的な問いかけまで。

類書は世の中に多くありますが、説得力と実践性では過去読んだ
書籍で圧倒的にＮｏ．１でしょう。

僕は経営コンサルタントとして、また人材教育トレーナーとして
クライアント様に対してアドバイス業を主業にしています。

また一人の小さな経営者でもあります。

先生業やっていて、経営者って、一番人のアドバイスに耳を貸さない
面倒くさい頑固者なんですよね。(^-^;

ですから、もちろん自己啓発書なんてめったに読みません。

しかし、この本を読み進めるうえで、見事に紙上コーチングをされた
気分になり、あきらかに読んだ瞬間から自分の行動が変わりましたね。

読んで元気になって終わりの書籍が多い中で、自分のはじめの第一歩を
導いてくれる書籍として、今年もっとも薦めたい良書に出会えました。

熱心な音楽ファンなら当たり前の事かもしれませんが、多くのロック・ファンに「ニューオリンズ」（またはガンボ）を記憶させた功績は多大なるものがあると思います。このアルバムには、古き良き時代の（現代にも受け継がれている！）音楽のキーワードが沢山隠されています。中には、明らかにボ・ガンボスや憂歌団が参考にしたと考えられる曲も含まれていて影響力の大きさを感じずにはいられません。まさに、聖書（バイブル）と呼ぶに相応しい名作です。

グラミー賞も複数回受賞する現代最高のピアニストの一人による、最高のBlues/New Orleans Piano教材シリーズ３冊の一つ。Dr.John言うところのButterfly Stride（左手10度を保持したまま動かす。普通のストライド・ピアノとの併用も）が多用されているので、手の小さい人は弾くのに苦労と工夫が必要になりますが、Dr.Johnの自作曲やジャズ・スタンダードといった彼の膨大なレパートリーの一部が弾けるようになります。付録ＣＤの解説のTranscription（書き起こし）と部分的な楽譜からなる本です。付録ＣＤが素晴らしすぎます。Georgia（On My Mind、楽譜はなし）、St.James InfirmaryやPretty Libbyといった名曲がDr.Johnのピアノ・ソロで実演解説されます。２枚組み教則ＤＶＤも出ていますが、取り上げられている曲が（重複はあるも）違うので、腕を磨きたい人は全部揃えましょう。

この本は、読んで知識を増やしたいだけの方には、役立たないかもなと思いました。
例えて言うなら『速く走る方法』が書いてある本です。実際やってみなければ、意味がなく、知識としてさらりと事例を見て終わりです。

実践される方には、これ以上お得な本はないでしょう。数十万円のメソッドが惜しげもなく完全公開されていて、びっくりです!

Dr.Johnの新作は何とSatchmoのカバーアルバム。
今までもジャズ系のカバーアルバムはあるにはあったが、それらに比べると今回は結構Dr.Johnの個性が強くてカッコいい。
原曲の趣は比較的押さえ気味で、ファンク、ロック、R&Bを押し込めた、ゴージャスなニューオーリンズDr.Johnスタイル。
キューバのラッパーや、NYアンダーグラウンドミュージシャン、ハードバップトランぺッター、アメリカンロック界の大御所、ゴスペル系シンガー、R&Bのニューカマー等々多彩なゲストを迎えているのも話題。
が、個人的にはもう少しグリグリのDr.Johnサウンドを期待していたのが本音かな。
確かに、これぞDr.Johnな名作ではあるし素晴らしい音質にも満足だが、時折ゲストに目配せしたり、触らせたりしていていちファンとしてはちょっと残念。
そこもDr.Johnらしいのだが・・・。