THE 70’S-BEAUTIFUL DAYS-
このアルバム持っています。 DISC1の1曲目“キラー・クイーン”でカッコ良く始まり、2、ジェット(忘れていたけどこの曲もカッコいい)3、ダンシング・クイーン(アバ)と軽快な曲が続いたかと思うと、9曲目あたりから16曲目まで懐かしい当時のポップス系がずらり並びます。 13、愛するハーモニー や15、スカイ・ハイ(ジグソー)なども欲しかった曲。 21、Beautiful Sunday は日本でもカヴァーされてヒットしましたね。 DISC2には、4、マホガニーのテーマや5、You Light Up My Life(デビー・ブーンの唯一のヒット曲です)のようなしっとりとしたバラードも。 そして7、One Bad Apple(オズモンズ)、11、13、16、19、サタデー・ナイト(ベイ・シティ・ローラーズ)、で18、20は映画のテーマソング。 ラストがコマーシャルで有名になった”男の世界” DISC1の1、11、とDISC2の4、7、11、13、の6曲は各アーティストのベスト盤で既に持っていたのだけど、このようにオムニバス盤で聴くとまた新鮮でいい。 『好きな曲ばっかり...』とは決して言えないけど、ユニヴァーサル・ミュージックさん発売の数あるオムニバス盤の中では選曲がかなりイケテルほうだと思う。 私は例のごとく、この2枚組から上記に挙げた曲など(80分以内に収まるよう)22曲を選びMD録音して聴いています。
あの頃ペニー・レインと/オリジナル・サウンドトラック
まったくもって洋楽を聴かない人間ですが
この映画のサントラの選曲はすごいと思いました。
映画の内容が音楽好きには夢のような話です。
映画を観て、昔のロックの良さに気づかされたら
買うべき!
サントラも同様、夢のような内容になっているはず。
個人的には好きなのはサイモン&ガーファンクルの「アメリカ」。
Tea for the Tillerman
現在ではYusuf Islamとしてイスラム教徒となっているキャット。Small Kindnessの活動が世界的に広がっているようだ。この事実をとってみても彼がいかに人格者であるか、そして彼の精神世界がいかに奥深いかがわかる。このTea for the Tillermanはキャットの2枚目のアルバム、そして出世作でもある。彼が世に知られるようになった多くの名曲が収められている。結核で入院していたキャットが、入院中温めていたすべてを出したともいえる充実したできばえだと思う。押しも押されもせぬ名曲wild world、ピアノの弾き語りによる印象的なバラードsad Lisa、歌詞の奥深さを味わいたいon the road to find out、UFOのことを歌ったというカリプソの流れるようなリズムに乗せて歌われるLonger Boats、もう一つの名曲、父と子の葛藤を歌に託した青春譜father and son、とにかくどれも文句なしのいい歌ぞろいである。ほとんどアコースティックギターとピアノのシンプルな伴奏のフォークソングなので物足りない人もいるだろうが、キャットにはファンキーな面もあり、力強いボーカルはフォークの域をはるかに越えている。冬の夜にボリュームいっぱいにあげてギターの弦一音一音じっくり味わいながら聴くのが通の聴き方だ。人生に悩んでいる人にぜひ聴いてほしい一枚だ。人生変わるよ。
ブリティッシュ・ロック・ヴュージアム Vol.1 GOLDEN ERA OF BRITISH BEAT 1 [DVD]
ドイツで放送されていた音楽番組『Beat! Beat! Beat!』で放送された1960年代の英国のロック・バンドの演奏を収録した映像集。
『Viewseum』というのは造語なんでしょうが、まさにロックの博物館と呼ぶにふさわしい貴重な映像が多数収録されています。
自分では1960年代のバンドの映像はそれなりに見てきたと思っているのですが、このDVDに収録されている映像のほとんどが初見のものでした。
また、一部を除いて所謂口パクではなく実際に演奏している映像であるというのも、また嬉しいかぎりです。
もっとも、音源は別に録音して映像はそれに合わせているという可能性もありますが、それでもレコード音源と異なるLive音源であることには間違いありません。
第1巻にはジミー・ペイジ在籍時のヤードバーズやスモール・フェイセズやアニマルズといったメジャーどころから、後にディープ・パープルに加入するイアン・ギランやロジャー・グロヴァーが在籍していたエピソード6やケイシー・ジョーンズ&ザ・ガバナーズといった滅多にお目にかからないようなバンドまで、12組のミュージシャンによる33曲の演奏が収録されています。
Very Best of
70年代初め。ジェイムス・テイラー、キャロル・キング、エルトン・ジョンをシンガーソングライターの「御三家」などといった。すると英国の若者だったキャット・スティーブンスは第四の男ということになるのか。70年代、愛と平和のヒットを連発して時代を駆け抜け、30歳の頃に突如イスラムに改宗して音楽界を引退してしまった男。いまはどうかしらないが、イスラム過激派擁護の発言で、米国で彼の歌が放送禁止になったときいたし、米国が入国拒否!の話題もあった。
1971年のヒット曲、「ムーン・シャドウ」で始まる。美しくも優しいアコースティックな弾き語りだが、”もしも私が眼を失ったら、もう泣かなくてすむようになるだろう”などと、20歳内外の若者とおもえない達観したような詩が印象的な佳曲。恋人との別れをせつなく唄う「白いバラ(Lady D'Arbanville )」はジリオラ・チンクエッティのカバーで有名になった名曲。「ワイルドワールド」「ピーストレイン」と、ヒット曲はいずれも愛や平和をうたうもの。「嘆きのリサ(Sad Lisa)」は発表当時、「雨にぬれた朝」か「ピーストレイン」のいずれかのシングルのB面だったかとおもうが、「白いバラ」に匹敵する美しいバラッドで、後半の弦楽の響きとエンデイングがすばらしい。そして彼の最も有名な大ヒット曲で、流麗なピアノのイントロで始まる「雨にぬれた朝(Morning has broken)」。最近でもCFなどで使われるが、もともとは賛美歌だったものを彼の世界にアレンジしたもの。
イスラム改宗後の彼に何が起こったかはわからない。でもこれは、才能を開花したばかりの、心優しく、純粋な英国の若者の、愛と平和への想いが伝わってくるような、70年代、世界で評価された音楽世界。最近、トロントで、カナダ人の友人がこのベストをずっと聞いていたのを思い出します。米国と扱いがちがうのかな、などとおもった。個人的には名盤「ティーザー・アンド・ファイヤキャット」の中の佳曲「イフ・アイ・ラフ」がはいってなくって残念。それで満点まではいかず、でも星4つです。