イマージュ vocal
癒し系ボーカルを集めた、という触れ込みですが、多分どこか安らぎを感じる映像を用いたCMに使われていた曲を集めているから、そう感じるのではないかと思います。
だからなのか、アルバムを聞いていると、体の中の強張ったものがゆるゆるととけだしてきて、なんだかほんわかした気持ちになってきます。
このアルバムを持って、草の匂いのする場所に出かけたくなりました。
優しい気持ちになれる一枚です。
ジ・エキセントリック・オペラ
Enigma, Delerium系の海外のサイトをブラウズしていて最近知りました。「ヨロコビ(5th)」のジャケットに日本語が書いてあるから、ちょっと興味をひかれて調べてみたら・・・ばりばり日本人の女性二人組(ソプラノ相良奈美とプログラミング書上奈朋子)だったんですね。ジャンルとしてはテクノに一番近いのでしょうが、クラシックを元ネタにしているのでクラシックファンでもある私には親しみやすく感じられました。トラック・リストを見れば分かると思いますが、声楽・オペラの大変ポピュラーな曲ばかりです。
そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。
ベスト
サンサーラ目当てで購入しました。
フジテレビ系のドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」のテーマです。
今は、歌っているのが男性ですが、その前はこの方たちでした。
テレビのバージョンとは若干違うようで、ちょっとがっかりしましたが、
ややテンポが遅いというだけです。楽曲自体は素晴らしいので、
気になった人は買ってみてもいいかも。
HYMNE(イムヌ)
原曲はクラシックだったり、ポップスやイージーリスニングのスタンダードだったりして、曲名は知らなくてもたいていの人が聞いたことがあると思える曲がほとんどです。
しかし、その聴いたことのある曲をこんな風に演奏し、歌っているのを聴いたことがある人はあまりないのでは?
キーボードによるテクノで無機質なサウンド。その無機質さに合わせるかのような、肉声でありながら浮遊感にあふれ生身の人間から乖離したボーカル。それでいて、ただ冷たいだけのそれこそ無機質な音楽になっていないのは、丁寧に重ねられた多重録音によるハーモニーの美しさとクリスタルを思わせる音の美しさがあるからです。
原曲がクラシックであろうと、トラディショナルであろうと、彼女たちの手にかかると、刺激的なアレンジを施され、"エキセントリック・オペラの曲"としか表現しようのない独自の宇宙に連れて行かれてしまいます。
パラディソ
何を言っているのか全く分からないものの、彼女らの曲が持つ不思議なメロディーにいつしか聞き入ってしまう…。
時に激しく、時に柔らかく…彼女らの曲に関する大まかな感想は上記の通りである。
自分にとっては思い出の曲でもある「愛のフーガ」はいまだに思い出しては聞き入ることが多い。
この不思議なメロディーを一度耳にしてもらいたい。
個人的には満点を出しても問題のない出来ではあるが、一方でかなり好き嫌いがハッキリするタイプの曲でもあると思う。
その点を客観的に見ると、やはり満点は出せないと感じた。