絶体絶命を生き抜く ―スキルス胃がん余命三カ月から三年半
スキルス胃がんで余命3ヶ月と診断された山下さんは
4年になろうとする現在もお元気に美しく生活してらっしゃいます。
(残念ながら2011年7月31日、山下郁子さんは帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈りします。)
とても辛い抗がん剤の治療の合間に見せる弱みや涙は
闘ってきた人の本物で、それを廻りの人たちの助けを借りながらも
乗り越えていく強さに心うたれます。
告知をしないまんま胃がんで
逝ってしまった私の母に訊いてみたかったこと、
知りたかったことがこの本にはありました。
この難しい病気を前にしても常に前向きに、
マイナスをプラスに変えていくブレない生き方、
自分の人生の幕引きは自分で決めるという決心、
これは闘病中の方々だけではなく、
私たちが日々生活しているときに少し迷ったときの
力強いアドバイスだと思います。
DEMECAL(デメカル)ピロリ菌検査キット(胃がんリスクチェック)
抗体が陽性か陰性かを知りたいだけの人にとっては十分でしょう。
数値が記されてくるけれども、その数値にどういった意味があるのかについては一言も記載がない。
結果、自分でピロリ菌について調べまくることになります。
・ピロリ菌保菌者で胃の疾病に罹る人は5%くらいであること(研究によって多少の誤差有)
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍に罹患している場合のみピロリ菌の除菌にも保険が適用される
・胃炎の場合にはピロリ菌の除菌には保険が適用されない
・一度除菌しても、再感染したという書き込みが幾つも見られる
・潰瘍を繰り返す人には除菌は効果があるといえる
・ピロリ菌は胃酸には強いが、特定の食物(乳酸菌、ブロッコリーのスプラウト、マヌカハニー等)に減菌効果がある
・ピロリ菌には常在菌としての役割もある可能性がある
・除菌により食道がんが増える可能性が指摘されている
・胃の疾病に罹った人の9割にピロリ菌が発見されている
結局、未だにピロリ菌に関しては良く分かってない部分があるように感じられた。
除菌するかどうかは最終的に本人の判断に任される気がする。