精霊の守り人 2〈初回限定版〉 [DVD]
鑑賞して劇場作品を上回るほどの品質の完成度に感動とめまいを覚えました。
まず、自然音。カメラと被写体との距離にしばられず視聴者い状況を把握させるために
演出として効果的でした。もちろん劇伴も効果的!
次にアクションシーン。作画の方々は武侠映画などを研究なさっているのでしょうか?
ワンカットでのあの動きのダイナミックさとその中で踊る槍と人間に影響する重力や遠心力
まで表現されて観ていて鳥肌が立ちました。まるで実写のアクション映画を観ているよう。
そして美術。このハイクオリティは何事?撮影の光の調整もすごいセンス良いし…。
何かのアニメの賞に 個人部門の美術賞が与えられるならぜひこの作品の美術監督に!
最後にアフレコ。こういうシリアスで自然な演技、どれだけ作品やキャラクターを租借して
できあがるのでしょう。テンションを上げすぎずきっちり相手に自分の意思を明確に伝える。
逆に抑えすぎて暗すぎても駄目。「精霊の守り人」という世界設定の細密さと寄り添うように
本当に存在するように観せる演技。演者さんたち、すごいなあ…。
ここまで書いてもこの作品のすばらしさは伝えきれないので次巻以降にレビューさせていただきます。
Moribito: Guardian of the Spirit
今年は洞爺湖でサミットが行われ、先住民と認められたアイヌについても紹介されたことと思います。
日本では、精霊との暮らしをアイヌや東北の農村地帯では脈々と受け継いできました。
アニミズムは一神教の人々には未開の文明と思われてきましたが、奥深い精神性は21世紀の宝だと思います。残念ながら地方の疲弊とともに文化も消えかかっています。
この翻訳により、海外の人々にも日本の気候風土が育んだ「精霊との暮らし」を味わってもらえるのではと期待しています。
外の視線により、日本でも再考察してもらうチャンスになると思います。まだ精霊が潜む森を日本は持っている!
NEXUS 4 / SHINE
CMだけで聞いた時はちょっとメジャーな感じがしましたが、やはりラルク。
L'7で聞いた時に感動しました。
疾走感があり、夏らしく眩しいけれど、どこか切なさのあるポップ。
最近では以前よりも率直な歌詞が多いですが、それでも衰える事のない世界観。
メンバーの誰の曲か、などと最近では聞き分けもつかない事もある曲の一部。
様々な角度や世界からひねり出してくる彼等の新しい作品。
先日ラジオでしっかりと聞きましたが、予想をはるかに超えていたので期待しています。
SHINEの方は精霊の守り人のテーマだけに、シングルで出るかと思っていたのですが・・・。
両A面、この2曲が一つのディスクに収まっているのが衝撃的です。
今季の夏の最後を飾るに相応しいと思います。
精霊の守り人 SET1 〈期間限定生産〉 [DVD]
「アニメ」って子供向けだと思ってあまり興味がなかったのですが、これは面白いです!
(・・・といっても作られた(放送されていた)のは数年前ですが。。)
背景や食べ物がきれいだし、登場人物もしっかり作られている気がします。
このアニメを見た後に、原作も一気に買い込んで読んでしまいました。(めったに本など買わないのに!)
この廉価版は、とてもお得ですしとてもおススメだと思います。
精霊の守り人 音楽篇 1
笛や太鼓といった日本人に耳馴染んでいる楽器が主要をなす風情と情緒あふれる音楽、要所で聴こえるソプラノの美しい声も楽器の一部となり、見事に調和しています。アニメのサントラとは思えない楽曲ばかりで素晴らしい一枚です