近田春夫&ハルヲフォンLIVE!1975~77
近田春夫率いる‘ハード歌謡バンド?’ハルヲフォンの未発表ライヴ。
バンドとしては後期の録音です。
基本がロック・バンドである事は確かですが、70年代のバンドにしては珍しく
彼等はエンターテインメント性を重視していました。
初CD化となる「GSメドレー」や「日本のROCKメドレー」はハコバンで営業を
していたと言うだけあって、どこまで本気か分からないけどやたらと上手い
(笑)。
イントロにMC(曲紹介)をかぶせる芸当も歌謡曲的で非常にらしいと思います。
ロックと歌謡曲の中間をいく独自の音楽性に当時の観客がライヴで手拍子を
するタイミングが掴めなかったと言うなんだか笑えないエピソードが物語る様に
なかなか一般には正当に評価されないハルヲフォン(近田春夫)ですけれど、
とんでもない才能を持った鬼才集団だった事を証明する貴重なライヴ盤の
登場です。
でも、映像があったらもっと楽しいだろうなぁ。
おやすみパラドックス
相対性理論が持ち上げられすぎたのか、
絶賛されていた音楽性の絶妙なバランスが崩れてしまったように思えて他ならないです。
確かに歌唱はキュートさに萌えるし、歌詞の言葉遊びも面白い、PVのカオス具合もいいのですが、
需要を理解した上での供給のような気がして、イマイチ乗り切れません。
狙いすぎな部分が、冷めさせるんですかね。
それもまた勝手な話のような気もしますが。
楽曲にしても相対性理論はバンドサウンドにあの歌声というところが
ギャップ萌え(この言い方もどうか…)だったり、シュールさを引き起こしていたと思うので、
今回の抑揚の無さ過ぎる単調な曲調もマイナスですね。
カップリングは普通に良カヴァーだと思います。
来年に相対性理論のシングルが発売だそうですが、今後とも注目なのは間違いないと思います。
ただ一部で騒ぎすぎたことも否めないのかな。
いいのかこれで―考えるヒット〈6〉
33才女子、独身にして、週刊文春読者の私は、毎週「考えるヒット」を楽しみにしている。読み逃した週を取り返すべく、書店に行って驚いた。なんと、こんなにかわいい本になっていた。最近流行りの音楽に拒絶反応をしめすお年頃の私は、この本で流行歌の音楽としてのクオリティを頭にたたき込み、若い子にうんちくをたれる。ちょっと尊敬される。近田さんの解説は、すごくフラットにあらゆるジャンルの音を聴いていて、「あれ、けっこうよいのかも。」と、ガチガチの三十路耳を柔軟にしてくれる。ヒップホップも楽しんで聴けるようになった。おかげでお局キャラ返上である。最近、若い後輩となんとなく距離を感じている全国のお局様、ぜひお試しあれ。
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なつかしーー、でも物足りなーーーい!!
料理対決が目当てで買ったのですが、このはしょり方、もっともっと名勝負があったはず。見せてくれー!
しかも、このモザイクの多さ、処理のひどさはがっかりです。
多分、当時のモデルさんたちには、連絡が取れなかったのでしょう。肖像権やその他の権利をクリアするために”適当”に顔にかけたモザイクがでかすぎて、メインの出演者の顔が見えません。意味ないだろ。これじゃ!
料理対決に限ればビデオで出ていた爆笑バーゲンセールのほうが構成もいい。(対決>罰ゲーム>次の対決)
しかし、その他にも暴走規格が満載。各種対決やチャレンジのスタイルは、今のバラエティに非常に大きな影響を与えていることは間違いないでしょう。
ともすると生死がかかっているという笑っている場合じゃない状況に、大人の視線で、放映当時を思い出しながら笑いましょう。
おまけの江頭ボールペンにも大笑いです。