BRILLIANT WORLD
イエローモンキーの音楽性の奥深さは我々の想像を遥かに越えるものがある。曲調はスローなバラードで、緩やかなリズムがとても心地よい。歌詞も秀逸で繰り返される印象的なフレーズに折り重なる”何十年~”という語り口は聴く者をいつのまにか果てしない世界に誘う。既に活動停止から久しいが、彼らは日本の音楽界で終生語り継がれる素晴らしいロックバンドであることに変りは無い。イエローモンキーを知りたい方には、是非とも聴いてもらいたい一曲である。
幽霊花〈上〉―『弟切草』異聞 (角川ホラー文庫)
日本じゃ2番目のシナリオライターにしてトリック作家長坂秀佳。
その決定打ともいうべき作品だ。
映画があんまりな出来、というよりはもはや別物になってしまった「弟切草」
宣伝の歩調が合わず盛り上がらないまま終わってしまった「彼岸花」
その二作の、いわば仇討ちといっても良いのかもしれない。
両ゲーム共に、プレイする度にストーリーが変わるマルチストーリーだが、
本作は、「弟切草」「彼岸花」のマルチストーリーの一つと言える。
それも、両作のコラボというおまけ付きだ。
両作を知っていれば、更にゲームをプレイした事があれば更に楽しめる事は請け合い。
巻頭の「挑戦状」は特捜最前線世代には蒲生警視殉職前後編を
懐かしく思い出される方もいらっしゃるかもしれない。
アレを思えば謎解きは"比較的"楽かもしれないが、やはり天才ナガサカ!
お楽しみを保証しよう。
ところで、日本一の脚本家は?そりゃぁもちろん、はやか……。
428 -封鎖された渋谷で- オフィシャルガイドブック
428ファンとしては買いだと思い購入
結果悪くはないと思いましたが
値段もそれなりにするので「解体新書」くらすにしてほしかったです
さまざまな裏ストーリーや、サブキャラのストーリーなど説明やつながりの解説がほしかった・・・
普通に攻略本というか話を負っただけになってしまっている・・・・
ほかにもっと詳しいものが出ればいいけど428はこれしか今のところないんですよね・・・
まあ428ファンには買いの一冊です
幽霊花〈下〉―『弟切草』異聞 (角川ホラー文庫)
<上巻の続き>
犯人は弟切草、彼岸花、死人花とは全然変わっています。上巻の最初に作者から読者へ挑戦状的な犯人当てがありますが、下巻ではストーリーが2転3転するため絞りこめません。このシリーズでは一番おもしろいと思います。ホラーといっても1人でトイレにいけないほどの恐怖ではありません。適度な緊張感があり逆に心地よく感じました。
あとがきには作者の苦労話が載っています。弟切草のスタッフがどうして彼岸花に携わらなかったのかとか、彼岸花は宣伝費をかけてくれなかったとかゲーム版を知るものにとっては、なるほどそうゆうことだったのかと思わせられる告白ばかりです。
小説版弟切草シリーズを読破した人、ゲーム版もやってみてください。操作は簡単ですのでゲームなんてやったことないよという人も大丈夫です。プレイステーション1の弟切草 蘇生編、プレステ2の彼岸花、ゲームボーイアドバンス版彼岸花、どれも小説版の犯人、ストーリーとは全くの別物となっています。しかも分岐点があり選択肢を変えることでストーリーは変化し、200を超えるエンディングがあなたを待っています。どれも中古で買えば安価です。ぜひぜひやってみてください。
それからシリーズを通して長坂秀佳ファンになった方<街>というプレステ1のソフトもまた別格で楽しいですよ。
ながながと書きましたが私は幽霊花上下巻に星5つつけます。