ジンジャーとフレッド [DVD]
映画のなかでマルチェロ・マストロヤンニはフェリーニの分身の役割を担うことが多く、その(フェリーニの分身たる)マストロヤンニとジュリエッタ・マシーナが競演した意味は大きいのではないかと思う。
マシーナとフェリーニは一般にはおしどり夫婦ということになっているが、一時は関係が悪化していたと思われる。
夫婦の不和や葛藤は『81/2』や『女の都』の描写(←リアルな描写だ)からも推測できるし、『魂のジュリエッタ(←これがまた夫の浮気と妻の自立がテーマだ)』の撮影後には別居(←71年に離婚)したとのことだ。
それでもフェリーニはマシーナのことを「わたしの映画の魂だ」と語り、二人の関係はかけがえのないものであることも伺える。
その後長い月日が経ち、この映画を製作できたということは、当時二人の関係の修復はほぼ完了していた、ということなのだろう。
そう考えるとこの映画でのマストロヤンニの役どころや数十年ぶりの再会という設定も興味深い。
(映画の中で主人公二人は昔の恋の感情を思い出す…!。 やはりマストロヤンニはフェリーニの分身の役割を担っているのだろう。)
この映画でふたりは再会した…。
ファンとしてうれしく思うし、ほほえましい映画でもある。
魂のジュリエッタ [DVD]
夫に浮気される中年女性の心の変遷を、こんな美しい映像世界に描けるなんてさすがフェリーニと言うしかありません。ジュリエッタの内面の葛藤や悩みをフェリーニ流に映像に翻訳したら、ああ云う感じなんでしょう。
魂のジュリエッタ [DVD]
はじめて観たが、
ジュリエッタ・マシーナの可愛らしさが
何ともいえずよかった。
冒頭の、交霊術の怪しい感じから、
最後の最後まで、不思議の国のジュリエッタ、
とでもいうようなフェリーニによる幻想が
ちりばめられていた。
変わらぬ可愛らしさを
みられるだけでも、何とも和める。
乾電池&USB対応 LEDライト付き扇風機 CLB-806
電池でも十分涼しく、おおむね満足です。
ただ単3エネループを単1ソケットを使用した場合に、電池ボックスに非常に入れにくいので、普通の電池がお勧めかもです。
あとは思った以上に壊れやすそうな感じなので、慎重な扱いが必要そうでした。
魂のジュリエッタ
この映画は音楽・ファッション・ガーデン・インテリアなどがとてもおしゃれ。
ミッドセンチュリーが気になる方は必見だと思います。
最近、このアルバムの数曲が、別々のテレビ番組のバックに使われているのを
聴きました。
今の音楽に無い感じが、新鮮でしたよ。
明るくて軽やかな曲が多く、聞き流しやすいです。
ニーノ・ロータのセンスが光ってます。