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ニッポンのゲレンデ2012 (ブルーガイド・グラフィック) 最近ではネットでも必要十分の情報が得られるのでこういう本はあまり必要ないかもしれません。
しかし、本を出すだけあってその内容は非常に詳細です。
基本的な事はもちろんですが、例えば、駐車場から徒歩何分とか、携帯の電波はどこのメーカーが入るのかとか、使えるクレジットカード、場内BGMはあるかとか,etc…
とにかくこれ以上ない程の情報量です。
別紙は地図上でゲレンデ、宿が探せるロードマップでなかなか便利です。
ただマイナーな小さなゲレンデはローカルゲレンデとしてまとめられて必要最小限の情報しか載ってないのが残念です。

Myこれ!チョイス 08 涙☆GIRL+シングルコレクション 「80年代のポップスが 聴きたくなったら是非この一枚! な〜んて。」…とご本人のブログサイトでは謙遜気味に告知されていますが、実際のところ堂々と「名盤」と呼んで差し支えないほど、相当程度に聴き応えのある傑作盤。「コンピューター・ジェラシー」のドスの効いた歌声でいきなり始まるので初見ビックリかもしれませんがすぐにその魅力に引き込まれます♪

アルバム本編は10曲中3曲がシングル曲で、統一感はなくごった煮の印象があるのですが、とにかく歌唱の表現力が段違い。音程もリズム感も完璧、パワフルだし、しなやかで情感あふれる歌声は声質も含めて聴けばいつでもウットリ。(声質がとても好みで好きです!)小林千絵の作品集として、それだけでも貴重かつ聴く価値があります!もしかしたら?因縁??もあるかもしれませんが、80年デビューの河合奈保子(の特に初期の楽曲と)比べてみると面白いです。奈保子の方はとてもスイング感があって語尾がハネる感じの歌唱が段々と矯正されて表現力が深まっていくのを感じ取れますが、千絵の表現力のそれは最初から相当完成されていることが分かります。アルバムの中で一曲をと言われれば私ならばシングル曲以外ではダントツでキュートでポップな「あなたはエンジェル」が良いです。

この再発売盤はオマケでシングル曲が付いていますが(特にA面曲はコンプになります)前述の通り要するにアルバムと全く同じテンションで聴き続けることが出来ます。初期作品の「FROM TIME IMMEMORIAL」「渚センチメンタル ステップ」もA面曲との対比で聴いてみると明と暗、陰と陽といった感じでしみじみ味わえます。(グルーヴ感あふれる「渚センチメンタル ステップ」では意図的な初々しさも感じられますね♪)そして「水色のカチューシャ」なのですがこれはもう問答無用で天変地異驚愕無比一世一代、(安易に用いるべき表現じゃありませんが…)まさに神レベルの名曲でしょう、この詩曲と歌唱が渾然一体となった奇跡の曲の歌唱を、是非とも多くの人に聴いてもらいたい…!!!!!

収録されているシングル曲で漏れてしまったB面曲はすべてシングルコンプ盤(Myこれ!クション 小林千絵BEST)で聴けますのでそれもどうぞ。特にこちらで漏れてしまった「あなたの手紙」がおススメ中のおススメ!です。(石川優子のファーストアルバムにも同じ曲が入っていますが曲調が全く違います)

牧場の少女カトリ(2) [DVD] 牧歌的といってこれほど牧歌的な作品はありません。このアニメでは大きな出来事などほとんど起こらず、
カトリが地道に、真面目に、正直な良心のもとに夢を抱き、周りの人の優しい助けのもとに成長していきます。
何も起こらないからつまらないはずなのに、どこがおもしろいのかもわかりませんがおもしろい。

なんだか一生懸命に働くカトリに見入ってしまいます。作品中でカトリが働く様はオープニング映像そのままです。

牛番として朝から夜まで働き、手伝いをして、さらにその後聖書や叙事詩などの本を読んで勉強します。
実際に大学の実習で牧場で牛などに触れ、牛30頭の番をする大変さを知りました。牛って結構凄まじいんですが…。

がんばって、がんばって、ただそんな描写に釘付けになってしまいます。

この巻ではライッコラ屋敷に雇われ、隣の屋敷で働くペッカと話をしたり、子供を亡くして変わってしまった奥様に
ほんの少しずつ愛情を呼び起こさせたりしていきます。
一人ひとりのキャラクターが丁寧に描かれていて、ペッカやアンネリさんなど、とってもいい味を出しています。

なんだか地味なんですがおもしろいです。人物描写が落ち着いていて、丁寧で、とても親しみを感じます。

ああ、ペッカみたいな友達いたなぁ、とか、アンネリさんみたいな人いそうだなぁ、とか。
そんな共感がもてるのがルーシー、アンネット、カトリと続く三作品だと思います。

第九話でカトリが具合が悪くなって見る変な夢、悲しい夢などの描写もなんだかリアリティがあります。
また、シベリウスの音楽が流れるフィンランドの情景もきれいです。

また、蛇足かもしれませんが、つくづく日本語の変化に気づかされます。もちろん今のような耳当たりの悪い

略語の氾濫や言葉の乱れなど全く無く、また、驚いたことに発音の仕方も違います。
「ライッコラ屋敷」と発音する時と「ライッコラ」と発音する時、今は高低を変えて発音をしますが、この作品中では
同じ発声をしています。昔ってこうだったのでしょうか?


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