KISS MY WAY
約1年ぶりのアルバムで期待して聴いた最初の感想は、『こいつパンク・ロックとは呼べないな』でした。『ゼリー=パンク・ロック』或いは『パンクが聴きたいんだ』という人には正直お勧めできません。
では何故、星5つの評価なのかという理由を列挙すると
・ゼリーは一般的なロックもでき、そのレベルは決して低くないこと
・最近バンドの解散が相次ぎ、日本のロックバンドに盛り上がりが欠けてきているので、ゼリーに台頭して欲しいという期待
・価格が一般的なアルバムよりもコストパフォーマンスに優れている
ということです。
筆者としては、一つの路線でデビューから解散まで行くよりも色々な路線を試しながら自分達の路線を模索するバンドの方が好きです。従って冒頭の点におけるマイナスは付与しませんでした。でも、パンク・ロックもやって欲しいという希望は持っており、再びパンク・ロックに戻ったゼリーを一番期待している事は間違いありません。
ゼリーを知らない人は1st、2ndよりも今作から入った方が抵抗がないと思います。