ＳＲＯⅢ - キラークィーン (中公文庫)
前作で存続が危ぶまれたＳＲＯが無事存続。ほっとしたら１作目の犯人近藤房子が関わってきます。近藤はまさに女性版ハンニバル・レクターと呼ぶべきモンスター。それを礼賛するものも現れ、とんでもない事態が起きます。今回からはイメージ的に＜ハンニバル・レクター＞シリーズ色が濃くなっています。とにかく近藤のキャラが強烈すぎ。もう少し、ＳＲＯメンバーのキャラクターを生かしてほしい面はあります。なぜ、キャリアばかりいるのか、とか。でも相変わらず面白いです。秋には第４弾もあるとのこと。いまから楽しみ。
謙信の軍配者
とうとう出ました。
軍配者シリーズ完結「謙信の軍配者」
そこここに、史実を巧みに織り交ぜ、想像力逞しいが、なかなか説得力のある物語
に仕上がっています。
当然謙信の軍配者ではありますが、謙信のひととなりも、
いままでの時代小説にない、人間臭さを全面に押し出しています。
どうもいままでの謙信像は完璧鬼神（毘沙門天のほうか）のごとく
書かれ辟易していました。
なんとなく親しみやすく、好感がもてます。
王道といえば王道ですが、第四回川中島の合戦を中心に据えるは
仕方ありませんが、国内（越後）の合戦も玄人好みで、多少
盛り込んでも良かったのではないかとおもうのですが、・・・・
ＳＴＥＩＮＳ；ＧＡＴＥ‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス（２） (富士見ドラゴン・ブック)
とにかくすごいものを読んでしまったという印象です。
まず筆者の筆力が非常に高い。
岡部に難しい二面性をうまく描写できていると思いました。
そして盛り上げ方、泣かせ方もうまい。
ゲームをプレイしてなくても、充分楽しめる作品だと思います。
このノベライズは原作と少し違うと聞いていましたが、それはアニメ版を見てようやく理解しました。
思ったよりも大きな変化を起こしていたんですね。
しかしどちらも最後は泣かされたわけですが、最初にこのノベライズを読んだ時の衝撃は忘れられません。
止まることのない展開と、それぞれ見せどころのあるキャラクター。
個人的に、この小説内でのダルがかっこ良すぎて大好きなキャラになりました。
カムイの剣 [DVD]
うお、このDVD再発されてたんですね!今まで全然気付いてなかった。ずっとプレミア気味の作品だったので、自分は古いVHSビデオを買って繰り返し見ていました。内容はまさにりんたろう節が炸裂していて、ケレン味あふれる演出がたまりません。数々のバトルシーンの見せ方も秀逸。後に「妖獣都市」や「バンパイアハンターD」で長編アニメーション監督として注目を浴びる事となる川尻善昭さんが、原画で参加されてるのも大注目です。
時代設定は幕末。ジャンルは伝奇ロマン＋忍者バトルアクション＋アドベンチャー…みたいな感じで、とにかくスケールが大きく、舞台は日本を飛び出してアメリカにまで及びます。海賊キャプテン・キッドの財宝のありかだとか、主人公・次郎出生の秘密だとか、数々の謎を孕みならが物語はうねるように展開していきます。まさに何でもアリの娯楽超大作!まあさすがに詰め込み過ぎのような気がしないでもないですが、最後まで一気に見せるパワーがあります。あの山口貴由先生も大好きな映画だとおっしゃってました。
「STEINS;GATE」オーディオシリーズ ☆ラボメンナンバー003☆橋田至
好きな人は☆5そうでない人にとっては☆0の商品です。
まゆりCDもそうですが、ミニドラマはα世界線でもβ世界線でもシュタインズゲートでもありません。
違和感を払拭しながら納得しましょう。
余談ですが、関さんそろそろキャラ定着させてください。^^;;;;
ドラマCDより定着してるとは思います。
ダルで歌うのは本当に難しいと思いますが(笑)
