熊野古道を歩く―紀伊路・中辺路・小辺路・大辺路・伊勢路全47コース (歩く旅シリーズ 街道・古道)
熊野古道を世界遺産に登録されなかった紀伊路(大阪天満)から
歩きたかったので、即決でこのガイド本を選びました。
類本が何冊か出てますが、この本が詳しく
【紀伊路(天満発)・中辺路・小辺路・大辺路・伊勢路】
をカバーしています。
(大峯奥駈コースは、この出版社から別に1冊出ています。)
このボリュームですから、各王子などの詳細は
ざっとしてますが、そこはまず調べていけば、
また楽しみが増えます。
写真もいいし、各コースの標高を断面図に表し、
目安の徒歩時間も記されています。
巻末には712年の神武天皇の熊野詣でに始まり、
過去の偉人達の熊野詣の年表が載っています。
宿泊・温泉情報は一応載っていますが、充実して
いるとはいえません。和歌山をもっと楽しむため
には、和歌山の他のガイドブックも併用する方が
いいでしょう!
難点は持ち歩くには重いのと地図が小さいです。
でも、類本も同じようなものです。
空から日本を見てみよう12 都電荒川線・三ノ輪橋~早稲田/東武伊勢崎線・浅草~東武動物公園 [DVD]
やっと私の住んでいる近辺の映像が見られるんだなと思うと、今からワクワクします。ただこのシリーズ全てに言えるんですが、余計なコーナーが多過ぎです。特に「トンガリ屋根のコーナー」や「公園での動物の置物コーナー」ははっきり言って時間のムダ。その分地元のスーパーやお店等を紹介してもらった方がよっぽど嬉しいです。テレ東ならではの斬新なアイデアだけに、そこだけがとても惜しいです。
十三人の刺客 通常版 [DVD]
ストーリー自体は単純。それがいい。極悪非道の悪い殿様がいて、こいつが国政に参与したら国の危機だ、地方の城主のうちに討たねばと、密命を受けた御目付たちが参勤交代の大名行列を襲うお話です。それに対して君主を守ることこそ武士の本懐と、殿を守り抜くべく周到な準備を進める。
13人はもちろん、民と世の安定を守るために命を捨てる正義の味方なのだけれど、彼らが戦う相手とて、決して悪者ではないというところがポイント。
島田(役所広司)が共に暗殺計画に携わる仲間を見つけ、策を練り、訓練に励むくだりこそ、目立って大きな立ち回りはないが、その分だけ静かに、しかし滾る闘志を感じさせる描写が多く、温度は高い。特に、島田が老中土井の命を帯びて動いていることを悟った鬼頭(市村正親)が島田の屋敷を訪ねる場面など、穏やかに過去を懐かしみ、そして秘めた想いを語っているだけなのに、ヒリヒリするような緊張感がありました。
しかし、出色は物語の中心にある松平斉韶という人物像ですね。徹底的なヒールを演じた稲垣吾郎、よく頑張りました!!
刺客側は13人もいるので、末端のキャラクターまで十分に描けていないのが残念ですが、たぶんそれをやってしまうと「七人の侍」級の長さ(上映時間207分)になってしまうから、割り切って後半の大活劇に焦点を合わせようという考え方ではなかったかと思います。それでも141分の映画です。
終盤50分程が、すべて宿場での決戦に充てられているだけに、緊迫した場面が続くと観ているほうも疲弊するが、さほどそうは感じないのは、点々と軽く盛り込まれたユーモアのお陰でしょう。
特に、伊勢谷友介演じた木賀小弥太というキャラクターと、彼のハジケっぷりがいいアクセントになっています。しかもそれと同時に、彼との対比で侍たちが意固地に守り続ける価値観の滑稽さと哀しさとを浮き彫りする脚本の上手さ。
「斬って斬って斬りまくれ!!」「拙者、この太平の世に侍として、よき死に場所を探し続けておりました」「俺の背後に抜けた者を斬れ。一人残らずだ」等々、名セリフの数々は心に残るし、前述の島田の屋敷での役所広司と市村正親の一連のやり取りや松本幸四郎の男の意地の表現など、それだけで金を払ってもいいと思える見せ場も数多い。
サクリファイス
サクリファイスの凄い所は音圧が凄いままでまったく音が割れずに色んな音が分離されていて、まるでCD音質ではないような音質です。つまりちゃんとCDを作ろうとすればここまでできるんです!みんな真面目に作ってないだけ! 2番目のDSD録音のピアノの音の生々しさは凄いです…音が重い