廃墟シリーズ・幻想遊園地(レジャーランド・テーマパーク・遊技場編) (メディアボーイMOOK・廃墟シリーズ)
廃墟の遊園地が大好きな人にオススメしたい本です。
初めて廃墟の写真集を買いましたが、とても幻想的で買って良かったと思います。
1ページ目からじっくり見ていて廃墟の素晴らしさを改めて感じました。
悩んでいる方は是非買って損はないです。
空想科学世界ガリバーボーイ
出会いは、サターン版『空想科学世界ガリバーボーイ』でした。
主人公・ガリバーの故郷(ベニス)のとある場所で、どこからともなく聴こえてくる「月の伝承歌」。それこそが『ミスティの伝承歌 〜愛のレジェンド〜』でした。
音楽を愛する人なら、言ってしまえば「墓場まで持っていきたい」ような作品といつかは出会えるのだろうと思います。しかし、生きてる内に出会えないまま・・・というパターンだってあるかもしれない。つまり「人の出逢い(一期一会)」と非常に似た部分があるのが、音楽の持つ摩訶不思議で神秘的な魅力なんだと思います。
僕は幸いにも(既に10年以上経ちますが)、その「運命の一枚」にこうやって出会う事が出来ました。女性に例えるならば、まさに「運命の女性」です。このような出逢いは、一生にただの一度しか巡ってきません。
僕にとって、この『ゲームミュージック 空想科学世界ガリバーボーイ』がソレでした。
収録曲(総計50トラック)の内訳は、
・フルオケによるムービーパートBGM&ブリッジ(37曲)
・イベントシーン、EDテーマ等の歌モノ(4曲)
・PCエンジン版、PSG音源によるゲーム・オリジナル・サウンド(9(10)曲)
偉大なる作曲家・田中公平先生が生み出してくれたこれら数々の名曲達が、僕にどれだけ多くの思い出と感動を与えてくれたのか。もう言葉に表すのもおこがましくなってしまいます。
元々、田中公平先生の事は「凄い作・編曲家」だと思ってましたが、その想いを更に上回る衝撃を受けました。
ゲームで初めて聴き、生まれてこのかた体験した事の無い衝撃を受けて。
既に廃盤だったにも関わらず、何故か運良くも新品で手に入れる事が出来て。
それを思うと、神様がそういう魔法をかけてくれたのかなぁ・・・とも思えますし、この一枚とは出会うべくして出会えた、と言えるような気もします。
正直★=5個では足りません。
気持ち的には★=∞、いや・・・そんな単純に数値のみでの評価なんて、とてもじゃないけど僕には出来ません。
空想科学世界ガリバーボーイ
・・・と、率直に思える作品です。当時、PlayStation派が大多数を占める中、僕はあえてPlayStationには目もくれずSEGA SATURNをプレイしていました(笑)。
そんなある日、たまたま手に取ったのが本作でした。
個人的に広井王子さんの大ファンでもあったので、本作との出会いは必然でもあったんですが、とにかく2012年現在に至るまで、この作品以上に好きなゲームはありません(つまり僕にとっては世界一の作品)。仮に、自分がPlayStation派だったとしたら出会えなかったかもしれないのです。
本作がPCEからの移植作品である事を知ったのは、購入後から暫く経った頃でしたが、とにかく魅力的なキャラクター達と世界観には驚愕するばかりで、当時夢中になって遊び倒しましたよ。累計で軽く10周近くはやってると思います・・・それくらい大好きなんです(笑)。
オリジナル(PCE版)から変更された点を纏めると・・・
※PCE版/サターン版
【ムービー】
PCE版=HuVIDEO仕様(モノラル音声)/サターン版=シネパック仕様(ステレオ音声&画面拡大)
【ゲームBGM】
PCE版=PSG音源/サターン版=内蔵音源&アレンジも若干変更されている
【画面比率】
PCE版=特に問題無し/サターン版=若干縦長(?)になっている
【ディスク枚数】
PCE版=1枚組/サターン版=2枚組
【クリア後のお楽しみ】
PCE版=「ウハウハモード」&「ガリバーボーイ開発室」/サターン版=「ウハウハモード」のみ
基本的には、サターン版移植によって様々な点がパワーアップしています。特にゲームBGMは大幅な変更(バージョンアップ)がされている印象です。ただ、やはり「ガリバーボーイ開発室」が丸々削除されてるのはかなり残念な点だと言えます。ゲーム版のアニメムービーは作画が神掛かってるだけに、クリア後に再度観返したいと思われた方もきっといらっしゃるんじゃないでしょうか?無論BGMにも同じ事が言えます。そういう方々は是非オリジナル(PCE版)を入手して下さい・・・その願いを思いっきし叶える事が可能になりますので(笑)。
個人的には思い入れがかなり強い作品なので、有無を言わさず満点をあげたい気持ちですが、やはり惜しい点を鑑みると満点は付けられないです・・・ただ、このゲームのワクワク感たるや、そこらのゲームにはないモノがあるのも確かです。機会があれば、是非一度その手にとって楽しんで頂きたい・・・そんなゲームです(^^。
空想科学世界 ガリバーボーイ (JUMP j BOOKS)
この小説の第一章部分は雑誌掲載版を引用したもので、
そこに後の部分を肉付けした短期完結構成になっています。
そのためページ数の制限が定まり、
第一章で潔く故郷を旅立った主人公が第二部であっさり帰還します。
更に、共に旅立った仲間は何故か主人公より先に故郷で敵と戦っています。
このようにストーリーのテンポがギクシャクしていて腑に落ちませんが、
熱血な主人公達や仁義のある敵などの輝きのあるキャラクターの存在や、
いたるところに散りばめられている名言は五臓六部に染み渡ります。
筒美京平GSコレクション
一時期、「GSを歌謡曲(というか、演歌寄りの)路線に走らせた張本人は筒美京平だ!」、という見方があり、実際、京平さんが昭和43(1968)年の、それも秋以降にGSに提供した楽曲の多くは、「さよならのあとで」「恋人たちにブルースを」など(ここには未収録の「スワンの涙」も)、かなりあからさまにムード歌謡チックだったわけだが、プロの作曲家としてもかなり初期の作となる「涙をふいて」「星に告げよう」に始まり、GSブーム全般にわたって楽曲を提供し続けてきた京平さんのバラエティーに富んだ作品群の多くを、おおむね年代順に収録したこのコンピレーションを聴けば、そんな単純に言い切れるもんでもないことが、きっとわかっていただけるんじゃないだろうか。
楽曲そのものが充実している中、あえて難点を挙げるとすれば、ヴィレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」と「好きだから」が、アレンジは変えてあるもののあまりやる気が感じられない(しかもメンバーチェンジ後で、すっかり地味になった)サベージによるカバー版での収録になってしまったのは残念。この盤のメイン的存在といってもいいオックスの、それも代表的なヒット「スワンの涙」が(おそらく、あえて意図的に)選曲から外されていることを考えると、このヴィレッジの分の2曲の収録に関しても、あまりこだわらなくてもよかったような気がしないでもない。
ちなみに、京平さんには編曲のみを担当したGS作品もあり(スパイダース「真珠の涙」、ブルー・コメッツ「草原の輝き」。どちらも名アレンジ)、それぞれベスト盤などで聴くことができる。