オトナアニメCOLLECTION いまだから語れる80年代アニメ秘話~スーパーロボットの時代~
自分のtwitterのTL上で猛烈にリコメンドする方がいらして
気になってしまい、ついつい購入です。
80年代のアニメ業界は未曾有の原画マンバブルの時代でして
自分も夢中になってスーパー原画マン・金田伊功氏の情報を追いかけ、集めたものです。
当時のアニメ好きな男の子は金田さんに憧れ、絵を描ける人なら少なからず影響を受けていました。
そんくらい凄い原画マンだったのです。
こちらの書籍は、そんな金田さんのフォロワー(と言っては失礼?)の原画マンのみなさんが
当時のロボットアニメの内幕を暴露、…じゃなくて振り返る対談集となっています。
大張正巳さんをはじめ、ロボットアニメの原画を書かせたら日本一といっても過言ではない
メンバーがそろい踏みして、昔話に花を咲かせているわけですが
それを読んでるこちらも、やはり当時のことを思い出し、センチメンタルな気持ちになりました。
個人的には当時大好きだった、亀垣さん×本橋さんの対談がよかったです。
鉄人やゴッドマーズのファンにはぜひ読んでいただきたい。
また、各対談につき、描きおろしの原画が挿入されるのですが
それがまたいいんだな…。
お若い方は読んでどう思われるかわかりませんが、古いアニオタのおじさんにとっては
郷愁そそられる素敵な一冊です。
大昔、アニメをビデオ録画する際に作画スタジオや原画マンによって
作品を切ったり、標準か三倍かを決めていたような、80年代当時のアニメファンにオススメしたいです。
と、言いながら★をなぜ2個も減らしたのかというと
誌面が非常に読みにくい作りになっていると感じたからです。
取材対象の言葉をそのまま伝えたかったという意図なのかもしれませんが
本文中に()が多すぎて閉口します。もっとうまいことやってほしかった。
注釈も多すぎてページ外に飛び出すので途中で追いかけるのをやめました。
この本を読むような読者なら間違いなく見ているはずの作品についての解説は
とくに必要ないように思いましたが、いかがでしょうか。
戦国魔神ゴーショーグン <テレビ版>
ディスク2では、悪役であるブンドル局長が主人公のドラマストーリーです。私はこれを買うまで何故この人が人気なのか解りませんでした。しかし、聴いて納得。
気高さとギャグを合わせ持った彼に、存分に笑わせてもらいました。妹にも大好評!
聴き終えた頃には、劇場版もすぐ買ってしまうくらい、ブンドル局長の虜になっていました。
自信を持っておすすめします。
戦国魔神ゴーショーグン 劇場版Special [DVD]
劇場版をはじめてみたのは小学生の時で、前衛映画みたく意味がわからず逆に印象に残っていて
DVDになっていたのでふと昔を思い出し見たところ、
主人公の生きて、生きて、生き抜いてやるという姿勢に元気を貰えたような気がしました。
でもやっぱり何回見てもあまり意味(というか設定)がわからない、そこもいいところ。
ウルトラアニメユーロビートシリーズ メカMAX
個人的には石田燿子の歌が好きなのだが、ここには男の歌い手も収録されてます。
石田燿子ファンには受けが余り宜しくないように見えるが、
やっぱりメカものは男が歌ってなんぼのものじゃないんでしょうかね。
当初聴くに当たり、ビックリするのではないでしょうかと。
アニメタル・マラソンIV
1970年代から1990年代まで(恐らく)に放映されたアニメーションのオープニングを全37曲(オリジナルの1曲を除く)が封入されています。このシリーズの良さを聴き馴染みのものをメタル・アレンジすることで、耳触り良く仕上げることにあると思いますが、これだけ幅を広くすると知らない曲も混じりそれがマイナスになるように思えます。筆者は、比較的知っている方と自認していますが、それでも2、3曲は知らないものが混じっていました。とは言え、30歳代を中心とした世代には懐かしい曲も多く、楽しめるものだと思います。知らない曲は思いきって飛ばして聴くという方法もありますので、大した問題にはならないかもしれません。