次世代インターネットの経済学 (岩波新書)
ベース電力となっていました原子力発電が疑問を持たれる様になって以来、東電も自信を持って宣伝していたスマートグリッドの話題はすっかり霞んでしまいました。
太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーの導入に、スマートグリッドを構築する必要性は高い。
太陽光や風力などは、その発電量が天候や気候に左右され、非常に不安定だ。更に、電力需要が少ない時に供給量が増加してしまうと、送電・配電線に大量の電力が送られ、負荷をかけることになってしまう。そのため、需要と供給のバランスを調整するなどの系統安定化策が不可欠。
具体的には、大型の蓄電池を設置することで電力をプールする方法や、電気自動車の蓄電池としての代替利用、コージェネやガスエンジンといった機器の電力源としての利用など、他の設備に余剰分の電力を移す方法がある。
停電対策よりも再生可能エネルギーの導入のために推進される日本のスマートグリッドだが、その仕組みづくりには、関連する多くの分野からの協力体制が必要になる。
著者の思いは以下の様に述べられていて、時宜を得たものでしょう。
2011年現在、日本のブロードバンド・インフラは有線も無線も世界一である。それでも、医療のデジタル・オンライン化は遅れ、中小企業のICT利用も課題が多い。
他方で、インフラ整備で後れを取るアメリカでは、GoogleやAmazonなど時代の寵児が、Microsoftの牙城を脅かす迄に成長した。世界の最富国アメリカのことだ。インフラ整備の遅れは10年で取り戻すことだろう。
その時、ガラパゴス化した日本に何のアドバンテージが残るのだろうか?
そんな思いで、研究テーマをスマートグリッド・エコノミクスと決めた。スマートグリッドとは、ICTを有効利用し、電力系統の効率化を図り、環境に優しい分散型電源の導入を促進し、消費者の省エネ行動の変容を促すエネルギー産業のイノベーションである。
ブロードバンド・エコノミクスと行動経済学の研究成果を一段高いレベルで統合するものと言って良い。
近頃話題となっている「光の道」の根幹となるFTTH(Fiber to the Home)、固定・携帯電話の融合サービスFMC(Fixed-Mobile Convergence)にも識見に満ちた解説と提言があり、読んでおきたい書籍だと思われます。
CNBLUE 1st Mini Album - Bluetory(韓国盤)
『美男ですね』にハマって以来、ヨンファが大好きになりました。
また、バンドもやってるんだーと興味が沸き、よく某動画サイトで曲を聴いたりしていました。
K−POPにあまりない、バンドだし、
歌もすごく上手くてカッコイイ!!!
あまりにハマりすぎたのと、特に『ひとりぼっち』が聞きたくて、
価格も他より安い、こちらで購入しました。
韓国語はわかりませんが、耳にすーっと自然に入ってくる感じがたまりません。
この他のCDも買いましたが、どれもおすすめです!!!
特にミニアルバムの『BLUE LOVE』が個人的にはスキです。
[クロックス] crocs crocband flat
クロックスはデザインによってサイズが全然違うので、必ずお店で
試してみてから買う様にしています。
他のデザインのクロックスを3足持っていますが、それらは全て
W8=24センチです。(通常のパンプス等も24センチを履いています。)
幅広な私ですが、こちらは仕事帰りの夕方でもストッキングで
W6=22センチで履けました。
お店の方もこのデザインは1サイズ下・場合によっては2サイズ下で
大丈夫と言っていました。
今回はこれから秋・冬に向けて靴下や厚めのタイツで履きたかった
のでW7=23センチを購入。
少し大きい感じですがW6ではきつい感じでしたのでW7で良かったと
思ってます。
☆マイナス1はやはり素材的に蒸れる事です。
ROLL 博多のぼせバンドマングラフィティ
「浦田賢一」という名が一般的にどの程度認知されているのだろう?博多出身のドラマー、俳優ということになろうが、その顔も彼の音楽作品も、よく知らない人が多いかもしれない。しかし一部の人々にはその名は確実に轟いており、愛されている。個人的にはサンハウスのドラマーとしてその名を知り、幕末青春グラフティRoninでその顔を知った。そしてHAKATABEATCLUBのライブで彼のドラムを見た。この本には、そうした彼の「マニアック」なキャリアが、人生の当事者側の目線で、かなり明け透けに描かれている。生まれ、生父との確執、祖父との交流、暴力、結婚、生活苦とドラマーとしてのキャリアの中断、育児、ミュージシャンとしての再開等々。その内容はリアルで熱くたまらなく濃厚だ。時に笑え、時には泣ける。
一見すると古く泥臭く見えるのかもしれない。しかしそこにあるのは、決して商業的な大成功を収めたわけではないけれど、その場その場で地に足をつけ、しのぎつづけてきた男の精悍な後ろ姿である。そしてその過程で豊かな人間関係を築いてきた男の深みである。つっかかるような博多弁が連発されるこの物語が、著者が60歳を超えた今も変わることなく続いているのは、希望だとすら思う。不景気、高齢化社会、地方沈没...、メディアに踊る手垢がついた常套句に踊らされるよりも、この本を手にとって、楽ではないが決して絶望的でもない人生に思いを馳せるのもちょっといいのではないか。帯にもあるが、確かに映画で見てみたくなる一冊だ。