石田ニューヨーカーくまくんのキラキラ動画王国

ここを友達に教える
おすすめベスト10!
1.CLAMP
2.ベランダ
3.ナイフ
4.中村静香
5.大江健三郎
6.ミクロネシア
7.The Carpenters
8.プードル
9.Waltari
10.愛川ゆず季

銀河鉄道の夜 (ぶんか社文庫) P.83
鳥捕り「あなた方はどちらへ行くんですか?」
ジョバンニ「どこまでも行くんです!」

僕も現実の世界で、胸を張ってそのように答えられるように生きていきたい。
しがないサラリーマンが感銘を受けた箇所を引用させていただきました。

聖家族~大和路 [DVD]  ラーメンズ片桐さんの才能は認めているし、まず何よりもタイトルに魅かれ、一体どんな掘辰雄の世界が解釈されるのだろうと期待して観ました。結果は、まったく肩すかしを受けたという印象でした。
 「細雪」以来、日本文芸の映像化はおおむね無難に行われてきていると思いますが、これは、明らかに今までになかった感覚の文芸映画であり、極論するとストーリーすらない。
 主人公のナイーブで、もはや外気に露出してしまった神経が、耐えきれず発する呻きを執拗に追うというのが本作の趣向と思われました。
 ある程度、堀、芥川を読み込み、両者のアンビヴァレンツな関係も一応理解しているつもりの私でもついて行けなかったので、原作を十分読み込んでいない観客にあっては、文芸映画としては、ほとんど作品の態をなしていなかったのではないでしょうか。
 
 しかし、何か隠れた感性の息吹があるのかもしれない。ただ今の私にはそれが全く感得はできない。

 映像の美しさはプロの技ですし、この冒険主義的映像を制作してしまったスタッフに勇気に敬意を表し、☆3つにします。
 特に若い方、原作を読んでるいないにかかわらず,一度、この不思議な感性にトライしてみるのもいいでしょう。

大和古寺風物誌 (新潮文庫)  奈良を巡る際に持っていく本には三冊あると思う。一つは和辻哲郎の「古寺巡礼」、一つは堀辰雄の「大和路信濃路」、そうして最後の一つが本書である。

 「古寺巡礼」は古寺に取り付かれた若き哲学者が その情熱のほとばしるままに 日本の美をアジテートしている。堀辰雄は いつもながらの繊細な神経で 奈良を彷徨し 古寺と堀自身が次第に溶け合って なんとも言えない一編の抒情詩に仕立て上がっている。 そんな二冊と比較すると 本書はどこか陰鬱である点は否めない。

 解説に拠ると 敗戦に因る亀井自身の精神的危機を救ったのが 奈良であり 本書の執筆であったという。その解説が正しいとしたら 本書の持つ陰鬱さは 戦争責任を感じている一人の知識人の苦悩ということになるのだろうか。

 それにしても古寺たちは 様々な戦争、人間、苦悩を目の当たりにしてきたのだと ふと思う。自分たちを訪れる人々は時代によって変わり、その祈りや苦悩も 時代によって変わってきているのを見て なんと感じてきたのか。
 
 そんな風に思うと 自分自身が少し宗教的な感傷に包まれる。そもそも奈良は宗教的感傷が無くては成立しない異界でもあるのかもしれない。


☆人気サイトランキング☆


[ニュース|着メロ|SNS]
[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|辞書|交通]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]
メル友募集掲示板☆
ケータイランキング!