中国の全省でバカヤローと叫ぶ
とにかく爆笑。
少し古い感じのするタイトルではあるが、カバーの写真にインパクトがあり
手に取って読んで見た。立ち読みを初めて数分後、思わず吹き出してしまった。
書店で笑ったのは初めてである。おかげで購入するハメになってしまった。
この本を読めば「中国ってこんな愉快な国なんだ」と思ってしますはず。
始めから終わりまで全く退屈せずに読み終えました。
あちこちに時限爆弾のように散りばめられたネタ?は、さすがは関西人と
言うところだろう。
作者はサラリーマンのようであるが、この際、執筆活動に専念して頂き次回作に
期待したい。
私の老後の楽しみの為、これから是非がんばって欲しいものである。
中国農民調査(中国語) (大地文学19)
急成長する都市経済の背後で、貧困と窮之にあえぐ9億の中国農民たち。毛沢東の革命闘争を支え、改革開放政策で豊かになったはずの彼らに、何が起きているのか。ある作家夫婦が、中国屈指の穀倉地帯を3年間取材。そこで明らかになったのは、税金や公金をでっち上げて農民を搾取する「悪代官」のような地方官僚と、圧制に耐えかねて抗議する農民を暴行、殺害するヤクザのような警察と公安の存在だった―。
現代中国の「タブー」に踏み込み、刊行二ヵ月で発禁処分となった全世界注目の書。
権力を笠に村の役人が好き放題に横暴し、農民の財産を吸い上げる様子が書かれている。
握った権力を頼みに、土地を占有し、公共物を私物化し、公金を横領し、凶悪でどんな悪事でも躊躇わず、やりたい放題。
その様子は封建社会の村のボスそのもの。まるで粗野な未開人だ。
税の徴収も気分次第。煮炊きに上げる煙まで環境汚染と難癖をつけ、汚染物質排出費という名目をつけて各世帯から徴収。
農民が文句を言うと、「問題の大きさではない。態度が問題だ」と言い出し「態度費」を徴収しようとする。
それでも言うことを聞かねば、家に上がり込み家具や食器をたたき壊し、家中を徹底的に破壊する。
そして、将来ある農村の若者が、重い負担が耐えられないと県の党委員会に訴えただけで、郷の派出所でリンチされ殺された。
彼は「筋道を通していれば大丈夫」「正しいことはどこでも通用する」と正々堂々と抗議した。
しかし、凶暴で権力がある人には理屈どうりにいくわけがない。
農民=下層界にいる搾取対象といった感じで、権力一つが利益を生み出す手段。
金を奪い、食糧を奪い、最後には命も奪ってしまうのだった。
権力があり、ズル賢くて、強くて、良心のない人間だけが生き残る。
中国農民調査
いったい彼らにとっての20世紀とはなんだったのだろう??? と、この類の情報に接する度に嘆息してしまう、我が日本は世紀初頭に日露戦争を戦い、続く大東亜戦争を戦いぬき、多大な惨禍も瞬く間に克服し20世紀後半からの反映に連なる現在がある、われわれ日本人と日本は大きく誇っていいのである、われわれは確かに20世紀を生きたのだと、
本書の対象となっている国などはさしずめいまだに19世紀以前で時間は止まったままだ、原因は指摘するまでもないだろう(他のレビュアの方々が詳しく語っている)、1990年前後にソビエト連邦をはじめとする共産党主導の社会主義国家郡はなだれをうつように崩壊した、冷戦構造終了からすでに15年を経過、ご近所の複数の国がかかえる諸問題はすべて同じ原因であることと彼らの胡散臭さに関しては、こころある人は事あるごとに語る必要があるとおもう、「理想」は理想を支えきる技術にこそ保証されるのだと、