蔦からまるQの惑星
筋少ファン歴20年以上です。
前作の「新人」と「シーズン2」は無理矢理に曲を
作った感じがしたので正直ガッカリしてました。
特に、「シーズン2」の「プライド・オブ・アンダーグラウンド」は
(30秒過ぎ辺り)過去の「レティクル座妄想」の「ノゾミ・カナエ・タマエ」の
歌い出しそのままじゃないですか。
筋肉少女帯はおわりかな・・・と思ってましたが、
「Q]を聞いて安心しました。
昔の様に強烈な曲はありませんでしたが、
詩にオオケンらしさが出ていて吸い込まれていき、
曲も前作の様なくどさが無いので安心して聞けました。
でも、どちらかと言うとソロか特撮よりかなぁ
家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)
アニメのペリーヌ物語のファンならば,この原作を読みたいものだと思う.ところがこれまで岩波文庫の古い,わかりづらい翻訳しかなかった.しかし,二宮先生のこの翻訳は,岩波文庫のものとまるで格が違う.分かりやすいし,岩波版に見られた誤訳の数々もない.その上,底本にはフラマリオン社の初版本が用いられ,そこに印刷されている銅版画が多数訳文を飾っている.夢のような名訳.解説がまた力作で,作品の舞台を見るため北フランスに旅立ち,マロクールのモデルと見られる工場と邸宅を見つける顛末が写真付きで語られている.むかし朔太郎は ふらんすは余りにとほし, と歌った.今フランスは遠くないのである.なお,二つの訳の比較にはガリマール社版の2巻本のテキストを使った.
家なき娘〈下〉 (偕成社文庫)
アニメと小説の違いも楽しい、ペリーヌ物語原作の下巻です。
小さな子向けに、TVでは切られてしまったタルエル氏の深い描写。
反対に影の薄い、ビルフラン様の"二人"の甥。
TV製作の都合上、一人にまとめられてしまったペリーヌの家庭教師の先生と、工場主任技師。
TVではどうしても付いて回るマスコット動物の不在による、ペリーヌの文字どおりの孤軍奮闘。
唯一人の友人の、TVとは大きく違う生い立ちと、不幸な事故の結末。
そして、最後まで一切語られることの無い、ペリーヌとビルフラン氏の関係。
etc.etc. ・・・TV版を知っている人は、2倍楽しい。知らない人は、より一層、小説として楽しめる。そんな下巻です。
た・だ・し・TVは知らない、小説で初めて読む、という方は、上巻ともども、決して表紙の折り返しは、読書前に読まないように、ご注意♪