水原スナイパーもんくんのじっくり動画リスト

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究極超人あ~る BOX  OVA「究極超人あーる」のサウンドトラック&おまけ盤のリマスター。山本正之「飯田線のバラード」、笠原弘子「くちびるにメモリー」、12分超の大作「はっぴい・ぱらだいすの逆襲」など名曲揃い。またサウンドトラックも山本正之作の「歌心のあるサントラ」と田中公平作の「センスのいいサントラ」が混じり合っていい雰囲気を出している(tr.36「自動的消滅作戦!」は笑い転げること必至!)。なかなか出来はよい。

 しかし、この作品は音楽スタッフこそ同じであれ、他はOVAに沿っているので、あーる本来の世界観というか作品の持つ「空気感」とはちょっと離れてしまったことは否めない。そもそも、あーるをOVAにしようとした背景には、「機動警察パトレイバー」の大ヒットと当時の好景気があった。つまり、「パトレイバーバブル」「ゆうきまさみバブル」「バブル経済」の3バブルに乗っかって作られた作品であり、勢いで作ってしまった感がある(そして、皮肉なことにOVAの発売された91年からバブル経済は下降し、リリース半年後の92年春には完全に破綻していた)。そういう理由で、一番の大作ながら、実は「一番あーるらしくないあーるのアルバム」になっている。むしろ、OVAを頭から除いて、一つの音楽アルバムにドラマがついている、と考えた方がすっきりするかもしれない。

 とにかく、「CD自体」の出来はいいのだから、先入観なく聞くことをおすすめする。ドラマもOVA寄りで、ちょっと「あーるの世界」から離れているのだが、塩沢兼人さん、鈴置洋孝さん、長谷有洋さん、そして春風亭柳昇師匠と物故された方々の声が聞けるのはうれしいことだ。CDとは別の、「あーるのもう一つの到達点(アニメ化)の記録」として手にしておきたいアルバムであろう。贅沢を言うと、ピクチャーレーベルが再現されなかったのは、やっぱり惜しいなぁ・・・。

続マンガで読む新島襄―日本初の私立大学設立への挑戦 自分の母校の歴史を詳細に知ることが出来ました。感激です。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 銀行・郵貯・生命保険編  身分証明書と化した車の免許書のように、あればなにかと便利だからという理由で銀行口座を持っている…。そんな方ならば、読まなくてもいいのかも。でも「やっぱりおカネは大事」と思っている方なら、この本に投資しても十分回収が可能だ。まだ、あなたの知らない(かもしれない)、インターネット・バンキングやスーパー普通口座など、得するサービスの話がたくさん載っているだろうから。

 途中で、デジタルのしくみを説明したページがある。あいかわらずわかりやすい。直接、銀行・郵貯・生保の話とは関係ないけれど、それぞれのシステムのデジタル化が市民生活にも利益を与えているという点から、外せない話と著者は考えたのだろう。
 実際この本を読めば、金融界にもデジタル化の波が押し寄せたことがわかる。ただ現実は、ネットバンクなどデジタル化で立ち上がった金融機関は、存在をアピールするために広告費が経営圧迫や低金利のモトになってしまっているという。いまだに市民はデジタル化による得よりも、昔からの大手銀行の信頼性を重視しているといったところか。

 その他、小泉構造改革の本丸とされた郵政三事業民営化の話などももちろん出てくる。どんなニュース解説よりもこの本の説明のほうがわかりやすかった。特殊法人の無駄遣いの問題に、政府がどう手を打って出たかなどの話もしかりだ。

 けっこう多くの人が、どのような契約内容かを知らずに金融サービスを受けているという。この本を読めば、自分が契約している保険の内容、自分が口座を持っている銀行の利回りなど、身の回りのおカネに関することをもう一度確認してみようという気になるだろう。


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