バレると後ろに手が回る脱税のススメ
タイトルそのままの内容を期待して購入したが、
それはいい意味で裏切られた。
著者は直接的に脱税をすすめているわけではなく、
むしろ「ムダな税金を払うな」ということを声を大にして言っている。
通常、知ることのない税務署への対抗策や、
税金に対しての姿勢などを、赤裸々に公開することで、
読者が賢い納税者になるためのノウハウを紹介してくれている。
非常に勉強になった。
経営者や個人商店主などには、ぜひ一読を勧めたい1冊である。
自由国民社 法律用語辞典
EPWINGなので、現代用語の基礎知識、広辞苑、有斐閣法律用語、日本大百科などと一緒に使用しています。同時に一発検索できますので、他の辞書の解説と見比べながら調べらます。時間の節約に最適。特にこの辞典は図が入っていますので権力機構などの関係を学習するのにも最適です。
マル合格資格奪取! 行政書士試験
過去問の電子版とお考えください。
以下、20時間プレイしてみたメリットとデメリットを記しておきますので、参考にしていただければ幸いです。
【メリット】
(1)弱点克服
弱点を分析して、弱点と評価された課目の問題を多く出題してくれます。
課目の弱点を把握するくらいなら、紙媒体でも十分ですので、大きなメリットではありません。
ただ、A〜D(模擬試験はA〜F)で課目ごとの評価がされますので、全てをオールAにするインセンティブが働くというメリットはあります。
【デメリット】
(1)解説について
結論を繰り返すだけの解説が多くみられます。
直接判例の結論を問うものでなければ、根拠となる判例が掲載させていない問題も多く見受けられました。
条文問題にも関わらず、条文の引用がない解説も多数見受けられます。
地方自治法のような複雑な規定の引用が特に少ないように感じました。
そのため、選択肢に疑問があっても調べる作業に時間がかかってしまいました。
また、解説だけでは何のことを言っているのか分からないため、選択肢を確認したいことがよくあります。
しかし、前の画面に戻らなくては選択肢を確認できません。
全ての選択肢でそれを繰り返すことは結構苦痛です。
後に述べる画面スクロールの問題(4)と合わせると、さらにその苦痛を感じていただけるのではないかと思います。
ただし、解説が下の画面で、選択肢が上の画面に表示される問題もあります。
全て、そのタイプにしていただけたら良かったのですが。
(2)ミニゲームについて
ミニゲームは、用語問題のみです。
問題は、非常に簡単です。
たとえば、「第三者に対抗できること」を何というかとの問題に対して、
挙げられている選択肢が1.対抗力、2.株主総会、3.公定歩合、です。
あまりにも関連性のない選択肢しか出てこないため、ほとんど勉強になりません。
(3)問題数について
過去問は全課目で355問です。
すなわち、このソフトに収録されている問題が355問のようです。
練習問題は、10問〜挑戦できます。
1問が長めですので、DSだからといって手軽にできるという感覚はあまりありません。
正直疲れます。
模擬試験は、本番とほぼ同数の問題が出題されます。
ここでも出題は、やはり過去問です。
これまでゲーム内で繰り返してきた過去問を出題するだけならば、
本番と同じ問題数を出題する意味がほとんどないのではないかと思います。
文字が見づらく、本当に疲れます。
過去問列挙の模擬試験機能は、もう使うことはないと思います。
(4)操作性
左側にスクロールボタンが現れます。
右利きの人には、想像以上に使いづらい仕様です。
右手をどけなければ、解説が自分の右手に隠れて見えなくなります。
しかも、1タッチごとに1行スクロールされるだけですので、
タッチ→右手をどける→タッチ→右手をどける→・・・
を繰り返さざるを得ません。
いくつもの問題で、いくつもの選択肢で、上記作業を繰り返すことを求められると、
なかなか先に進めない上に、腕も痛くなるため、フラストレーションが高まります。
万が一、このソフトを利用する場合には、
右脳を鍛えるためだと思って、左手でペンを使うことをお薦めします。
下から上に解説が出てきますので、机に置いて使用したとしても、
不自然なペンの持ち方をしない限りは解説文が右手に隠れてしまいます。
余計な作業にもイライラしない精神力が求められます。
(5)その他
ランダム出題のため、間違えた問題の復習ができません。
復習機能が全くないわけではないのですが、過去に間違えた問題が全て表示されてしまうため、復習したい問題に挑戦することができません。
しかも、勘で正解してしまった場合や自信のない問題が正解してしまった場合が最悪です。
正解した問題は、確実に解答できるものとみなされ、復習することができません。
択一は、過去問を解きまくり、間違えた箇所、自信のない箇所の復習を繰り返すのみで合格できます。
言い方を変えると、その復習ができないと合格はものすごく遠ざかります。
間違えた問題や選択肢は、メモをとる努力が要求されます。
【結論】
このソフトだけでの勉強は、非効率的です。
一通り教科書での勉強を終えた人向きです。
DSソフトに期待される「楽しみながら学ぶ」という要素はありません。
冒頭の通り、過去問の電子版とお考えください。
間違えた問題に☆をつけて、何度も復習をする勉強法で、
宅建、CFP、税理士を取得してきた者としては、
このソフトを利用する意味を見出せませんでした。
紙媒体で頑張ります。
そして、点数の高い記述式には対応していないことも、このソフトだけでの勉強が非効率的だという根拠として挙げられます。
記述式では、判例の定式や条文の中身を問われています(過去問参照)。
解説に判例や条文の引用すらない場合があるため、このソフトで記述式の勉強を兼ねることは困難を極めます。
ただ、行政書士をDSソフトにすることで、一般の方の関心を広げることに貢献したのではないかとは思います。
そのため、☆3つをつけました。
ソフトとしての出来は、☆1〜2です。
ほしのあき 重罪判決 [DVD]
あきたんの 今までに出てたDVDの懐かしいシーンもあれば、
持ってないDVDのシーンもでてきたりして、
改めてあきちゃんの良いところを詰め込んでいると思う。
あきちゃんファンなら持っていても損はないと思うがね。
会社法 第2版 (LEGAL QUEST)
会社法の本は読ませる文章で通読に向く分量のものが少なかった。
しかし、本書は今後の会社法学習のスタンダードとなりうる一冊である。
何よりも興味を持って読みすすめやすい文章・内容・構成であり
百選との相性もバッチリであることから、まず会社法解釈学の大枠を捕捉したい読者にとって
非常に有益である。コラムも近年の注目すべきトピックについてのものが多く
飽きさせないつくりになっている。
ケースの設定・百選登載判例の引用に際してやや強引と思われる部分もあるが
わかりやすさを優先した結果であろうし、併せて百選を潰せば問題ないだろう。
とかく膨大な条文に挫折しがちな会社法であるが
この一冊を条文を引きながら、百選を潰しつつ、通読すれば
会社法の骨格を組み上げて、スムーズに次のステージに上がることが可能である。
条文の素読みを経て、江頭「株式会社法」をメインで使うまでの梯子としても
うまく機能しうる一冊といえる。
また、条文索引・判例索引(百選・商法判例集に対応)が充実している点も使いやすく
最初から最後までユーザーフレンドリーな設計である。
共著であることによる一般的な弱点は無いと言ってよいレベルで
まさに初級〜中級者向け会社法の決定版といってよい。