月は東に日は西に(番外編) (ハーヴェストノベルズ)
コンシューマにも移植されアニメ化もされたPCゲーム「月は東に日は西に-Operation Sanctuary-」の小説版。
ゲーム本編の結先生ルートをモチーフにして話が展開します。
プロローグでいきなり核心を突いてきます。
ゲーム本編では明かされなかった結先生の心境にまで切り込んで書かれていて、読んだ後にゲームをプレイするとまた違った視点が生まれてくるかも。
そういう意味でゲーム本編を補完する一冊と言えます。
結先生を好きになった人には絶対オススメの一冊です。
ただ、恭子先生の出番はあまり多くないので、恭子先生好きな人は星3つで。
シルクロード (中公文庫BIBLIO)
ヘディン最後の西域旅行記、三部作の第二巻です。
内容的には、旅の全体を回顧したものです。(一巻は、旅の中で思いがけず遭遇した危難を中心に書いたもの。三巻はヘディンの目的ロプ・ノール湖の調査を書いたものなので)
ヘディンの「考古学的探検記」を読んでみたい、という方はとりあえず三巻の「さまよえる湖」から先に読むことをおすすめします。その上で、旅の背景に興味を持った方はこちらもどうぞ。
というのも、この巻は「探検」でも「考古学」でもないので。
当時、彼が見た南京からウルムチまでの旅路が、淡々とつづられています。
ウルムチでの軟禁生活のような事件もありますが、基本のトーンは淡白。退屈といえば、退屈です。
でも、史料的価値というのは、すごくあるんじゃないかと思います。
この場所は、中国なのか、違うのか。
戦いは、「戦乱」なのか、「内乱」なのか。
中国政府の思惑。外国人たちの思惑。
満州にいる日本軍の影もさしています。
テロが起きたり、それが軍に鎮圧されたりしている昨今の新疆ウイグル地方ですが、なぜ、「今」そういう状態になっているのか?……この本の中の「過去」に、ヒントがあるように思えます。
新疆ウイグルに興味のある方には、ご一読をおすすめします。
ドラマCD TVアニメーション版 月は東に日は西に 第1巻
DVDのリリースも始まった、「アニメ版はにはに」のドラマCDです。
保奈美はいじらしく、美琴は明るく、ちひろは健気で、
茉理は騒がしく、と、各キャラクター毎の特徴が良く出た
ミニドラマが4編収録されています。
「はにはに」のドラマCD「groovin' white vacation」シリーズが気に入った人や、
「はにはに」が好きでドラマCDというメディアに抵抗感のない人にお勧めです。
月は東に日は西に~Operation Sanctuary~ 第1巻 [DVD]
値段の割にボリュームが少ないような気がします。
各1話が15分程度のため手軽に楽しめるけど、すぐに全話見終わってしまうので物足りなさ感が否めません。
放映期間が短かったから内容はこんなものかも知れませんけど・・・。
あとアニメの質も今一つ。
これでこの値段はちょっと高すぎる気がするなぁ・・・。
原作が好きなので・・・という個人的嗜好を加味して星3つにしました。
ドラマCD from TV animation 月は東に日は西に 第2巻
TV Animation版ドラマCDの第二弾。
第一弾とは異なり、ショートエピソードが8編収録されています。
蓮美台学園理事長や、コンシューマで攻略キャラにまで昇格した、
一部で人気の委員長なども登場する、盛り沢山な内容です。
直樹と保奈美の幼少時代のエピソード、結先生と恭子先生のなれそめ、
といったドラマも収録されており、聞き応えのある内容に仕上がっています。
はにはにファンにお勧めします。