ニューヨークおしゃべりノート―地球の歩き方編集女子が見つけた、NY最強の楽しみ方教えます (地球の歩き方BOOKS)
気軽に読めるエッセー集なのですが、ガイドブックとしても中身はとても充実しています。NY通の視点から、NYを賢く楽しむ方法が満載。基本ガイドブック+本書、でNY旅行でするべきことがカバーできます。本書のメインターゲットは女性でしょうが、男性が読んでも役立ちます。
ふたりのサンドウィッチ
王妃が書いた絵本、
ということで、
お姫様大すきの女の子のハートをしっかりつかみ、
更にお弁当がサンドイッチという文化にへぇ〜、
テーマは友情と言う普遍的で陳腐な内容ではありますが、
読み聞かせにぴったりでした。
「反日」で生きのびる中国 -江沢民の戦争
本書を読んで私は愕然としてしまった。1990年代、いかに我々は中国に対して無防備であったか。反日の検索でネットサーフィンしている方には、1930年代の南京事件や1940年代の東京裁判などは、既にありふれたテーマであると思えるが、本書は1990年代の江沢民に焦点をしぼり、新たな視点から中国の問題を検証している点で、画期的である。
著者はサッカーアジアカップでの中国人の蛮行など、本書で見事に予想していたし、このままのお人好し的日本人感覚を続けると、さらに重大な事件を引き起こすと予言している。
中国国民が抱いている不満や怒りを日本人に対する恨みと反感に転化させ、共産党が日本の侵略から中国を救うのだと中国人民を洗脳する事により成功した1990年代の江沢民の政策は、21世紀の日本をトロイの木馬の犠牲者とする可能性を示唆している。しかし、不思議なのはどうして中国駐在の日本人記者、大使たちがこんな状態を黙認していたかである。本書にはその原因と失策が見事に示されている。
最終章では、それでは我々日本人はどうしたらいいかが示されていて、著者の洞察力の鋭さを裏付けているが、こういった感情に陥っている中国人に日本人ができる事は、あまりにも少ないと私は感じた。時代は21世紀となり、中国での言われなき反日感情に触発され、日本での反中感情が高まりを見せる中、我々は片時も中国の暴挙から目を離してはならない事を痛感させられる。
南京事件、東京裁判、靖国問題を一通り理解された方は、本書の視点に戦慄を覚えると思います。是非、一読下さい。