荘村清志最新ベスト「愛のロマンス」
荘村清志は私にギターを持たせた人です。
正確には私が高校生の頃、荘村清志のLP「GuitarRecital」(廃盤)を聴き
その中に収録されていたリュート組曲1番(BWV996)に触発されました。
当時、若気の至りで当該LPを売ってしまいましたが
歳を重ねるごとにあの演奏がもう一度聴きたく、
オークションサイトを探すなどしておりましたが
なかなか再会できないでいたところ、このアルバムを知りました。
ライナーノーツを見て驚きました。
音源は私が学生自体に聴いた「Guitar Recital」のそれだったのです。
打ち込みのような...の評もありますが、BACHはかくあるべきではないでしょうか。
同じ曲の、エルナンデス版やセゴビア版、ブリーム版も持っていますが
やはり「リュート組曲1番」ならこれです。
聞き比べて、弾き比べて、BACHを知れば知るほど
理想型と思える演奏に聞こえてきます。
打ち込みのような...と評した方は
リュート組曲1番はリュート楽曲ではなく
リューテンヴェルケ(の読みで良いのかな?)であることを知って
評しているのでしょうか?
この楽曲は本来、弦楽器用ではなく鍵盤楽器用です。
だからこそ、この演奏になるのです。
NHK趣味悠々 今日から弾き始めよう 荘村清志のギターで世界の名曲を
これからクラシックギターを一から始めようと考えている人には説明不足な所が多いと思うけど、チューニングが出来たり、音階が分る人には良いと思う。
選曲も聞いた事のある曲なのですんなりと弾ける。
それに、初級の曲と中級の曲で分れているのもいいと思う。
ただ、この本はギターがある程度分る人を前提としていると思う。
荘村清志のクラシックギター自由自在 新版
クラシックギターの入門書を探していたところ、丁度品切れとなっていた本書が再発売されて助かりました。価格も安く、レッスンを収録したDVD も付属していますので、本だけでは分からないところも分かり大変役に立ちます。懇切丁寧に指導が進み、また用語、ギターを扱う店の情報なども掲載され、至れり尽くせりの良指南書だと思います。