大空港 (ユニバーサル思い出の復刻版DVD)
他の方のレビューを読んで、「TV版の」吹替えに特に強い思い入れがある訳でもないので、通常版を購入しました。
手元に届いて、仕様を見て、「うわぁ、しまった!」
通常版には、「TV版」どころか、吹替えが収録されていないんですね。
自分が見る分にはたいして困らないんですが、家族にはちょっとつらいようです。
今回の「ユニバーサル思い出の復刻版DVD」シリーズは、通常版に「TV版でない」吹替えが収録されているものと、吹替えが一切収録されていないものがありますので、私みたいな買い方をされる方は、吹替えの有無にお気をつけ下さい。
キーファー・サザーランド in エアポート24時 [DVD]
こちらの主人公ジャック・ハリスはジャック・バウアーとは違ってトラウマ持ってるおとなしい男ですよぅ。大空港と銘打ってますが・・・ボロ空港(笑)と・・。でも、話的には24のように派手ではありませんが管制官として働く人達の描写がとてもいいです。私はこの話大好きなので皆さんにお勧めしたいです。以前は「グランドコントロール」と言う題名でしたね。手に入りやすい新しいバージョンが出て嬉しいです。
大空港 [DVD]
現在この映画をDVDで鑑賞すると、役者の演技やストーリー展開がよく見えて、なるほどと感激することができるが、当時は、そんなことよりもハイジャックの恐怖がどういうものかに焦点を絞って観ている方が多かった。
豪華キャストということですが、なんと5人のオスカー受賞役者を起用しているのをみても納得です、特に、爆弾犯役のヴァン・ヘフリンと、その妻に扮するモーリン・スティプルトンはどちらもアカデミー助演を受賞している名優です。ジョージ・ケネディーは主演級の男優ですが、数々の大作に名助演としての演技は見事なものでしたね。それから、英国出身のジャクリーン・ビセットはアカデミー賞には見放された無冠の名女優ですが、ゴールデン・グローブ賞では4度のノミネートは立派の一言です。
しかし、なんと言ってもこの作品で39年ぶり2度目のオスカー受賞に輝いたヘレン・ヘイズは大した物です。歴史的なカムバック賞に値しますね。
大空港 [DVD]
アメリカン・ニューシネマ全盛期に作られたオールスターキャストによるパニック映画。当時、アバンギャルドが持てはやされた日本では酷評されたが、保守層を中心にアメリカでは大ヒット、アカデミー賞でも9部門にノミネートされた。私はニューシネマに大きく影響を受けた者だが、やはり、この映画の様に、カチッとドラマツルギーが構築されている作品も大好きだ。パニック映画との括りを入れてしまうには抵抗がある程、吹雪の大空港をバックに、様々な人間模様が、メロドラマ的要素も散りばめながら、エキサイティングに描かれる。これは、ひとえに、アーサー・ヘイリーの重厚な原作(傑作!)を、忠実に映像化しているからであろう。バート・ランカスターやジーン・セバーグ、ディーン・マーティンといった大スターの競演も楽しめるが、記憶に残るのは、ジョー・パトローニことジョージ・ケネディや、軽妙な女詐欺師のヘレン・ヘイズ、そして、なにをやってもうまくいかない爆弾犯の妻を演じたモーリン・ステンプルトンだ。70年代を代表する美人女優のジャクリーン・ビセットも出ています。