アンジェリーナ・ジョリー 思いは国境を越えて
彼女自身、巻頭で述べています。
"I'm not a writer. These are just my journals."
私は作家ではない。これは私の日誌に過ぎないのだ、と。
しかしながら、「自分の見たものを他の人に伝える」と言う役目を
彼女は見事に果たしています。
飾らない言葉で綴られたこの本の中では、
彼女自身が世界各地で見てきた難民の現場と
そこで働く人・生きる人が紹介されています。
一文一文が比較的に短く、また用いられている語彙もやさしいので
(除く、一部の専門用語)
興味を持ってもらった方は、是非、彼女自身の言葉で書かれている
原文に挑戦してみてはいかがでしょうか?
*最後に。:この本の著作権による収益は、全てUNHCRに寄付されるそうです。
アンジェリーナ・ジョリー 彼女のカルテ (P-Vine Books)
彼女の親の話しから現在の話しまで、書かれています。
カラーの写真もあります。
彼女やその周りの発言が時系列でストーリーとしてつなげて書いてあります。
彼女もふつーな悩みがあって(多くの日本人にも共通だと思う)、それを回避しようといろんな行動をしたという事がわかりました。
同世代ですごく活躍している同性の話しは、何かしらヒントなり活力なりくれると思います。
ツーリスト [Blu-ray]
この作品も Blu-ray 単体で発売されたので迷わず購入。ベネチアの美しい風景をバックに、ゴージャスなアンジェリーナ・ジョリーを楽しむにはやはり Blu-ray である。
ブッ飛んだ役柄の多いジョニー・デップがパッとしないアメリカ人の数学教師を演じたこともあり、対照的にアンジェリーナ・ジョリーの存在感が際立った。アンジーの演技は、歌舞伎や落語の名人芸に通じるものがあるような気がする。何を演じてもまぎれもなくアンジーなのだが、それでも彼女の演技に引き込まれずにはいられないのだ。彼女が演じたエリーズは、美しさとかわいらしさを持ち合わせ、とにかくゴージャスな女性(叶姉妹のような胡散臭さは感じない)。男性に対して高圧的にも感じられる態度をとるが、多弁ではなく、男性の方から行動を起こさずにはいられないように仕向けていく。パリからベネチアに向かう列車の中で、ジョニー・デップ演じるフランクを魅了したエリーズの、そしてアンジーの演技は絶品。
フランクが警察とギャングの双方に追われる指名手配犯に間違われ、トラブルに巻き込まれるという設定は非常に分かりやすく、アクション・シーンのバランスも悪くない。奇想天外なストーリーでないだけに物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、十二分に楽しめた。
ただし、どんでん返しの結末には賛否両論がありそう。アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップの超豪華な顔合わせともなればエリーズとフランクの正体を一捻りせずにはいられないのだろうが、強引過ぎる感は否めない。エリーズの正体はともかく、フランクに関してはツッコミどころ満載という気がする。