宇宙飛行 行ってみてわかったこと、伝えたいこと
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
Q&A形式で書かれていますが、最初から最後まで一編の物語として楽しく観て読める内容です。
宇宙飛行に関する技術的な詳細は写真に語らせて、宇宙飛行士としての若田さんの人生やそれを支えてくれた仲間や地球と人間との関係を文章で語っているところがとても良いと思います。
過去の宇宙開発の説明がから、宇宙ステーションへ乗り込むまで、宇宙ステーションでの生活。帰還。
そういった宇宙に行くための流れと共に、若田さん個人がどのように宇宙飛行士を目指し、ミッションをこなし、現在どう生きているのかが、とてもわかりやすい言葉で書かれていて自然と読んで行けます。
地上400kmから眺めた地球の景色は雲の高さが分かるほど遠くではないこともよくわかって宇宙ステーションがそんなに遠くないことも実感させてくれました。
シンクロニシティーン
可愛い声で、頭の中の無限に広がる宇宙へ連れて行ってくれる。
相対性理論の音楽は、私にとって「どこでもドア」のような存在。
iPotのイヤホンをつければ、ちょっと冒険にいく感覚でわくわくドキドキ。
空想の中で私は恋をし、ドラえもんにイタズラし、ハネムーンを満喫し、優美な時代を終わらせ、動物の言葉が理解できる道具を発明し、ドリブルで革命を起こす。
やりたい放題なんでもあり。
現実世界の自分は、真面目な顔をして本を読み、殊勝そうにうなずいてみせたりするのだけど、相対性理論が流れている頭の中は別世界にいっちゃっている。
そんな感じです。
もっと滅茶苦茶にしてほしい。
時間も空間も超えてトリップしたい。
ピカソよりもコラージュしたい。
コカイン、マリワナ、レットブルなんかじゃ全然物足りない。
相対性理論をもっと聞きたい。 (み)
現代萌衛星図鑑
『おれは小惑星探査機ハヤブサの動画を見ていたと思ったらいつのまにかこの本を購入していた』
な… 何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…。
頭がどうにかなりそうだった…。
萌えだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしい熱い技術者魂とやらを味わったぜ…。
ただの萌本と侮ることなかれ、涙なくしては見れない彼女たちの壮絶な生きざま!技術者たちの迸る熱い魂!とりあえず、見ればわかる!読めばわかる!!
「衛星?なにそれ?うまいの?」って人にも解りやすいように書かれています、中高生にもお勧めです。
「はやぶさー!!俺だー!無事に帰ってこいよー!俺たちはいつでも君を待っているぞー!!」
富井の古文読解をはじめからていねいに―大学受験古文 (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)
ある程度文法事項の整理がついた人におすすめしたい本である。
内容は筆者、三日猫、ブタ猫の3人のキャラクターが登場し、
最終的に身に付けた読解知識でキクという姫を浚った悪者を
退治するというなにやらゲーム的な要素がある参考書。
人によってはふざけている、こんな本じゃ定着率が低いという人
がいると思うが英語の英文解釈などでもそうだが読解は
文の骨組みがぱっと図式的に把握できるヴィジュアル的視点が大事である。
別途の冊子のほうに読解において重要な事項が整理されているので
他の演習本などをやるときにもこの本を参照しながら解くといった
学習法があとあと威力を発揮するかと思う。
はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
『はやぶさ』の帰還は、科学や天文に無関心なひとにも大いに感動を与えたようだ。擬人化したキャラクター商品が売れ、カプセルをひと目見ようというひとが引きも切らない。
書籍も多く出たが、本書は決定版となるに違いない。なにしろ、プロジェクトマネージャーの川口氏自らの執筆であり、カプセル内に小惑星イトカワの粒子が確認された後の最初の書籍だからだ。
ソフトウェアエンジニアの常識では、コンピュータはプログラミングしたとおりにしか動作しないもの。だが、そんなプログラムは組み込まれていないはずなのに、という摩訶不思議な動きをしたのだとか。エンジントラブルに際しても、ハード技術者がそこまで考えていたとはとても思えない、奇跡的な機器配置のおかげで乗り切れたのだそうな。
日本人はしばしば、非生命物体があたかも生命体であるかのように、それこそ擬人化して感情移入するが、無機質な『はやぶさ』も、人間のそんな想いに応えて人間的な意思や感情を持ったのだろうか。
「人知を超える」とよく言うが、科学の常識では解明不能なことも、一念を通すほどの強い意志の下ではきっと現実になるんだな。
決して挫けない、諦めない。
夢を持とう、強い夢は必ず叶う。
いつ、どの世界でも大事なことなんだな、という感動と教訓が本書にはぎっしり詰まっている。
こういう話を読んで、科学者らしからぬ、などという批判を氏に浴びせるのは全くの的外れ。真っ当な精神の人間がすることではないと思う。
本書でも糾弾の矛先が向けられている、「二番じゃダメなんですか?」の大暴言を吐いた某議員。アノひとにこそ、本書は読まれるべきだ。
そして、それでもなお、何も感動しなかった、自分の発言が正しいとの信念が揺らがなかったとしたら、即、人間をやめてもらおうかね。
川口さん、アノひとにぜひ“献本”してください! みんなで「読ませよう」運動をしてもいいかもね。