湾岸MIDNIGHT(41) (ヤングマガジンコミックス)
首都高を非合法ながら夜な夜なひた走る人間の話。今巻での(ほぼ)主人公、荻島の愛車セブンに手を入れながら話は進む。多くのチカラのあるおっさんを引きつけながら悪魔のZ・ブラックバードに対抗する力を溜める。その楽しい時間に自分の居場所はここだと再び燃え上がる自分を確認するが、その状況を作った太田は荻島の本当の居場所はここではないと思う。レイナはRをリカコにたくしアメリカへ、リカコはセブンに対抗しZに手をいれ、北見はブラックバードを、その楽しい時間も過ぎ各車準備万端となりいよいよ対決の時が迫る。
ぽこぽこコーヒー気分 2 (アクションコミックス)
全二巻で、本書で完結。
本格的な美味いコーヒーを飲ませてくれる喫茶店は少なくなり、反面、大手チェーン店が台頭してきています。
本書の様な店は、最近では、本当に貴重で、うちの近所にも、こんな店が是非あればなぁ、と思います。
卓越したコーヒーの味もさることながら、魅力的な二人が、笑顔で迎えてくれるのが良いですね。
しかし、この乙女座のウエイトレス嬢は、少々凶暴で、怒らせると、バイオレンスが、炸裂します。
それでも、蜘蛛を店外に逃がす時は、細かい心配りをする、優しい人です。
30歳の店長は小さいので、カウンターから顔だけ出していますが、やたらと、もてています。
店長は穏やかな性格だけど、最終話まで、腕には、絶対の自信が、ゆらぎませんでした。
仕事などのストレスを、癒してくれる、こんな店の常連さんは、倖せです。
大手チェーン店では、けっして得られない「味」でしょう。
本書は、保存版です。
ときめきももいろハイスクール 3 (バンブー・コミックス)
この第3巻にで、この明るい学園漫画は完結です。
段々と、琴音と杉浦のラヴコメディーの様相となってきますが、
二人の最終場面はあわただしいです。
今時、この様なオーソドックスな学園漫画は、
刺激が少ないという意見があるかも知れませんが、
その刺激の少なさ自体が刺激です。
ストーリーの展開はどうという事は無いのですが、
ギャグが良質です。
私は、この様な嫌味の無いギャグが、
ほのぼのとしていて好きです。
琴音のハチャメチャさが光る、
花丸学園ギャグです。
よせ☆あげ (アクションコミックス)
表紙は釣りです。
いたって健全な下着デザイン会社の新入社員のお話です。
内容は「斬新なデザインで業界を震撼させる」というようなお話ではなく
あくまで新人OLさんの日常のお話です。
毎話毎話安定して面白く、この作品を楽しめなかったというヒトは少ないと思います。
が、最終話の落とし方が・・・
他の方が打ち切りで残念と書いていらっしゃいますが
作者さん曰く打ち切りではないそうです。
ただ、あの終わり方では誤解されてもおかしくはありませんでした。
湾岸MIDNIGHT 01 [DVD]
峠を走る頭文字Dと違って高速道路を舞台にするためか、
ドライビングテクニックというよりは車の性能に頼った勝負が主となり、
ベースとなっている車の元々の性能や
そこからいかにチューンアップしているかという部分が話題になる。
道路はほぼ直線となり、障害になるのはせいぜい一般車両ぐらいだ。
頭文字Dのようにドリフトを駆使したり、
早く走るための腕などはほとんど関係がない。
レースで勝ったとしても「すごい車だ」という評価であって、
「すごいドライバーだ」とはならないのだ。
主役はあくまで車の方であって、運転手は脇役。
ここが頭文字Dとのもっとも大きな違いだろう。
そのため、何を期待して観るかによって評価が変わってくる。
レースシーンはほとんどアクセルベタ踏み、
根本的な車の性能差で結果が決まるので非常に単調だ。
それよりも死を招くという悪魔のZに魅せられた主人公が
どうやって車と付き合っていくかを追う部分に興味を持てるかどうか。
毎回気になる終わり方でエンディングに入るので
「続きはどうなるのだろう」という気分にはさせてくれる。
やたら事故シーンがあり、登場人物たちも
安易に高速道路上で停車して車を降りるので
観ている方は割とヒヤヒヤする。
さらに、車はともかく人間の表現が下手なのか、
特に女性キャラたちが知らない車にいきなり乗り込んだりするシーンが多く、
その言動に不自然さを感じることが多い。
いくらなんでも無防備すぎないかと感じる。
車マンガは割と登場人物の描き込みが甘いことが多いとはいえ、
頭文字Dは人並み外れたドライビングテクニックをウリにしているので
人物の不自然さはそれほど気にならずに済むが、
湾岸ミッドナイトはどうしても人間ドラマが多いだけに
頻繁に違和感を感じてしまった。
人の顔がかなり見分けにくいキャラクタも多い。
面白くないことはないのだが、結局どんな話かと思い返すと
それほど大したストーリーではなかったりする。
他人に強く勧めるほどのアニメではない。