時代劇マガジン Vol.16
2007年7月7日放送予定、「必殺仕事人2007」特集を巻頭に据えた、時代劇ファンお馴染みのムック。
藤田まこと氏、中条きよし氏(今作に登場するわけではない)、石原興監督、音楽担当の平尾昌章氏らのインタビューあり。
興味を惹く発言を2,3紹介。
石原監督「今回は予算がふんだんにあるため、奉行所のセットも広くなった」
→俳優陣がやけに豪華なことからも窺い知れるように、今作は局(以前の大阪の朝日放送ではなく東京キー局のテレビ朝日)のバックアップ体制が従来とは物量的に全く異なるということか。
藤田氏「今作だけで終わらせるつもりはない」
→石原監督の発言から類推される局の力の入れ具合と合わせて考えても、続編制作の可能性は高そう。
平尾氏「必殺のために作っていた未発表BGMを今回のために提供した」
→これは純粋に楽しみ。
サントラ発売希望だ。
このほかにも中条氏の歯に衣着せぬ暴露発言もあり、ニヤリとさせられる。
時代劇好きではなく必殺好きで、
そのために実は今号初めて時代劇マガジンを購入した小生だが、
上記のような興味深い情報に加え、
他のページもなかなか楽しく読むことができた。
執筆者も座談会の参加者も本当に楽しんでいるのがよく伝わってくる。
定価がもう少し安ければ言うことのない娯楽。
必殺仕事人2007への期待をいやがおうにも盛り上げてくれた本書の小生の精神的高揚への寄与を考えれば、
コストパフォーマンスの悪さで1点減じても星4つを与えることができよう。
ドラマCD キューティクル探偵因幡
『パパムパ』時代から大好きだったもち先生。あのハイテンションがたまらなく、今回は待ちに待ったドラマCDでした!
が。
やっぱりあの原作を活かし切れなかったか、と言うのが正直なところ。「うわ〜!」「きゃ〜!」が多くて置いてけぼりをくらうし、やたら状況説明が多いからくどいし。確かに『音』しか無い分伝えるのが大変だと思いますが、効果音等で伝えるのが本来のドラマCDでは。間延びもしていて、一つも笑えなかったですし。う〜ん、フロンティアワークスクオリティ。
流れからして次はアニメ化計画が進行するかな。とにかく、原作のような勢いある会話劇を期待します!!!!
13歳のハローワーク DVD-BOX
原作を読んだことがありますが、これをドラマにするって、どんな風に!?と思っていました。
原作は小説ではないので。
主人公がタイムスリップで過去の自分の所に行き・・・
ありがちだけれど、松岡さんなら見応えあるドラマにしてくれそうだなと期待して見ていました。
期待通り、回を重ねるごとに主人公の熱さや行動力に笑ったり泣いたりしながら見てしまいました。
主人公だけでなく、塾の同級生たちを毎回取り上げて、それぞれが悩みながらも自分を見つめ、「仕事」について考えていくところがおもしろいと思いました。
どの子どもも、最後に見つけたのは「本当の自分」だったので、とても清々しい気持ちで毎回ドラマを見終えることができました。
私自身も「仕事」というものについて、改めて考えさせられました。
演技という点では、横山裕さんがよかったと思います。これまでは少し怪しい役(左目探偵EYE、ザ・クイズショウなど)が多く、そのような役が上手だなと思ってきました。
今回はどちらかといえば「普通」の青年。なんでもそつなくこなすけれど、これといってやりたいものがない。
だるそうにしているけれど、本当は自分自身への苛立ちもあったり・・・
高野という青年の微妙な立ち位置や心情を、ちょっとした表情や動きで表していたように思います。
アニキこと松岡さんとのやりとりもおもしろかったです。演技の幅がものすごく広いことを知りました。
特に最終回、古田高野と重なったシーンの横山高野の笑顔・・・笑顔で泣かせられるとは思いませんでした、まいりました!
古田新太さん、桐谷美玲さんも個性的な役柄をどこか憎めない可愛らしい感じに演じており、とにかく楽しく見ることのできたドラマです。
特典映像に期待して、DVD到着を待ちたいと思います。
BEAM my BEAM
私は、某CDショップにて購入。
演奏中、1分49秒で、音飛びの様な、間があります。
納得出来ませんが演出らしいです。
CDショップにて、2枚、聴いて、2枚とも、間がありましたから。
また、インストゥルメンタルも、同様の間がありました。
そこを除けば、非常に、良い曲です。
OPテーマと共に☆
雨鱒の川 ファースト・ラブ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
この映画の欠点は「欠点がないこと」である。と、妙な言い方だが、もうそう表現するしかない。初恋、母子の愛情、純愛と、コマは全てそろっており、仕掛けもまずまずなのに、妙にリアリティを感じないのである。見る者に「ありえねー」と、突っ込みを許すセンチさに溢れ、どこか幼稚なのだ。けなしているわけではない。私はこの手の映画は根本的に好きである。2人の子役は健闘しているし、そこに違和感は感じないが、やはり、脚本に問題があると思う。最後筏が登場するに至っては、何をかいわんやである。江戸時代の話ではないのだ。中谷美紀演ずる、母親役が一番しっくり来た。