ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~
バルディオスの主題歌が入っているので購入を決めた。ロボットものに思えない
出来に、当時主題歌が聴きたくてリアルタイムで見ていた。レコードを買うまでに
至らなかったが、最近ふと、そのことを思いだし、探してみた。
CDには宝島や西部警察の曲、ヤマト完結編の曲、渡る世間と、あ〜これ羽田さ
んの曲だったんだ〜と知り、その記憶に残る曲の多さに彼のすごさを感じた。
いわば自分はハネケン初心者なので、丁度良いガイドブックのような存在になった。
これを聞き、もっと彼の世界を知りたくなった。ただのピアノ弾いてる感じのいい
おじさんと思っていた自分が恥ずかしい。
セーラが町にやってきた (日経ビジネス人文庫)
セーラさんと小布施堂の物語には深く心を動かされました。明治維新は黒船がやってきて進められていきましたが、黒船がやってくるまでに、幕府改革は有力藩の重鎮たちによって企画されていました。小布施堂の物語も、セーラさんがやってくる前にスタートしています。修景事業という街並みを整える事業が、老舗菓子店の若き経営者によって行われました。こういう人なればこそ、セーラさんを受け入れることができたのだと思います。小布施堂主人によればセーラさんは、従業員としては失格、経営者としては立派な人なのだそうです。セーラさんの学生時代を知っている友人の話も興味深いものでした。アメリカ時代から、とんでもなく目立った存在で、勉強もスポーツもボランティア活動も抜群だったそうです。ただ、彼女は、アメリカでも日本でも組織の中では生きられないだろうと語ります。そのセーラさんを生かした人が、日本の伝統的な和菓子屋であり、造り酒屋であったというのは嬉しい話です。セーラさんが教えてくれるのは、町興しは、お金を落としてもらうためにするのではなく、そこに住んでいる人たちのために行うこと。町をきれいにするのに、他人の手を借りる必要はなく、自分達で行えばよい、ということだと思います。地方都市の地盤沈下が問題になっていますが、その原因の大半は地方自治、そしてそこに住んでいる人たちにあるのではないかと思わせられました。セーラさんほど、町を愛し、そこに住むという誇りを発散させる人は、日本には余りいなかったのではないかと思います。そういう意味で、セーラさんは、21世紀の黒船として日本にやってきてくれたのではないでしょうか。小布施は1万2千人の人口に対して、120万の観光客が訪れるそうです。小布施で催すハーフマラソン大会には1200人の地元ボランティアが参加するそうです。セーラさんは、アメリカ本場仕込の民主主義、広大なフロンティア精神、真のリベラリストとしての姿を日本人に示してくれたのではないでしょうか。そこに、これから進んでゆく日本の姿を見出すのは私ばかりではないと思います。
U・TA・GE
ようやくCD化されました。
LPでの発売は81年ですから、30年目にして初CD化ですね。
このジャケットとちょっと変わったタイトルはおぼえていました。
当時はレンタルレコード最盛期、鑑賞環境もウォークマン2でしたから、手元にLPはありませんでした。
『松岡直也のアルバムにあった曲に歌詞をつけた歌』がずっと記憶の片隅にあったのですが、数年前に中古で購入したLP『Natural Woman』の中にそれを見つけ、いつかCD化されないかと情報を探していました。
『Natural Woman』に比較すると、音も歌唱もシンプルで、最初は少し物足りなさをおぼえましたが、当時の『POPEYE』『HOTDOG』『テニスサークル』等のワードがうかびます。
ちょっと歌謡曲っぽく感じますが、4,5,7,8がいいですね。
『Natural Woman』もぜひCD化を望みます。
スペースコブラ・コンプリート・サウンドトラック
ANIMEX1200のセールスが好調だったためか待望の完全版音楽集が
リリースされました。ANIMEX1200に収録されている曲はもちろん全曲
完全に収録されていますし、それに加えて未収録だったBGMや挿入歌も
あわせて2倍以上のボリュームになっています。
さらに収録順など構成も上手く、非常に完成度の高いサントラに
仕上がっています。
せっかくコブラの音楽を楽しむのであれば
廉価版よりこっちを買ったほうがずっといいですよ。