シティーライフ デラックス 日本語版 [ダウンロード]
今、世の中をにぎわせているkey word 「格差社会」を思い起こさせるゲーム。
そんな妙にリアルティある設定だが、
このゲーム内ではより高所得になるためにインフラ整備をしてあげる必要がある。
機会均等の考え方ですね。このような点が我が国と違うなと思う次第。
ゲーム自体はそこまで難しくないが
人口等様々な条件をクリアしないと新しい建物が建てられない仕組みになっている。
特筆すべきは、歩行者の視点で都市をうろつくことができる(本当に人間目線です)。
ある程度街が出来上がってくると楽しい。
夕焼け射す摩天楼のような状況も楽しめる。
上から眺めるだけではない箱庭要素を備えた作品です。
私自身パソコンのスペックには支障ないが
その美しい町並みを楽しむには、それなりのマシンスペックが必要となっているのが難点か。
なお、vistaでの動作はしないとパッケージにはうたわれています。
以上勘案し、星3つとしました。
郊外はこれからどうなる? - 東京住宅地開発秘話 (中公新書ラクレ)
題名と内容が違う。
郊外の「これから」については、最終章でほんの数ページ述べられているだけ。
それも、内容は浅く、誰もが常識的に想像できる範囲内のこと。
それまでに書かれている歴史自体はとてもよくまとめられているし、
興味深いものではあったが、題名に惹かれた者にとっては辛い。
今後は内容に相応しい題名をつけてほしい。
21世紀の都市像―地域を活かすまちづくり
人口減少、産業空洞化が都市のなりたちを根本的に変える21世紀に、
都市政策・公共政策がどう変わるべきか?
具体的には、なぜサスティナブルなまちづくりが大切なのか?
ということの理由が、非常によく分かる本。
非常に多様な分野の専門家により、多方面から説明されているので、
説得力がある(22人も書いている!)
21世紀に都市を輝かせる秘訣を紹介というウリもわかりやすい。
まちづくりの実務家にも、すぐ役立つまちづくりの方法の紹介も多数あり、
現場の行政マンから理論家まで、すべてに役立つ。
コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる
批判的な意見もありますが、その様な方は一度してみれば分かりますが見ず知らずのコミュニティーをまとめるのがどれだけ大変な事か。。この本から筆者の優しさや人柄の良さが伝わって来ます!この本を読めばコミュニティーデザインがどんなものか理解出来るでしょう。しかし、方法論が書かれている訳じゃないのでこれを読んでもコミュニティーデザインが出来る様にはなりません。建物の様に形になって現れる物ではないので。情熱大陸でいっきに火がついた感じですが、ただのブームで終わるのだけは避けてもらいたい。メディアに踊らされずじわじわとゆっくり日本中に定着する事を祈っています。
都市・建築・不動産企画開発マニュアル2011-12 (エクスナレッジムック)
広く浅くのスタンスですが、凄まじく幅広い上に程々の深さがあります。
各テーマは見開き二ページに集約して600ページ超え、市場動向から各種法規まで基礎知識を網羅しているので資料作成の取っ掛かりに大いに役立つ。
企画開発マニュアルの名に嘘偽りは無いですね。安い買い物です。
来年出ればまた買いたい