東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~
-----大人気ポッドキャストの待望の書籍化!-----
らしいのですが、その大人気ポッドキャストを聞いたことがありませんでした。
他のポッドキャスト(水道橋博士 ペラ☆ペラ)経由で本書の存在を知った私は、
-----書籍からポッドキャストへ-----
という逆のコースを辿ることになりました。
いや、実におもしろいです。
もはや、中毒です。
私は「矢沢永吉:ビートたけし=長渕剛:片岡鶴太郎」論で、卒倒しそうになりました。
なんだこれは! そして・・・
ありがとう、私の長年のモヤモヤを明文化してくれて・・・思わず頭を垂れました。
こんな日が来るとは思わずにいた。杏里じゃないけど(^0^;) 感動!!
本書によって、著者3人の発言が”愛すべきご託”であることが十分すぎるほど理解でき、
"もっと""もっと”と求めるうちに、バックナンバーを「ラジオデイズ」から有料ダウンロードするようになってしまいました。
日本語の繰り出し方が、本当に心地いいです。
お三方の絶妙なやりとりが、本当に痛快です。
いい電子 11巻 (ビームコミックス)
いい意味でマンネリ化した、味のある作品です。
今巻で最終巻になってますが、雑誌では引き続き作風の変わらない連載がされてますので、まだまだ楽しみが残ってます。
今回も引き続きゲームをやったり、ゲームの世界観を取り入れた作品を書いたり、はたまたゲームをやらなかったりと作者とその周りが面白く書かれてます。
自分みたいないわゆる「ゆるゲーマー」にはゲームの楽しさや面白さを分かりやすく読みやすい本です。
30代のちょっとゲームから離れた方に是非読んでいただきたい一冊です。
みずしな孝之のほどほど日記
いい電子で作者のファンになり、その4コマエッセイということで早速購入しました。
あくまで日常エッセイということで、同時期に発売したいいでん!ともにゃがまさ通信とも被らないネタばかりで
大変面白かったです。ゲームも猫も一切出ない、あくまでみずしな孝之の日常でネタが占められています。
全てフルカラーで大変読み応えがあります。雑誌の方の連載でみずしな孝之という作者に興味を抱いた方にも
購入をお勧めします。あの勢いとノリがそのままの4コマがどっさりと入っています。描き下ろし等はありますが、
ほぼ全て4コマで占められているのにも満足ですね。
フルカラーのせいか値段は高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、内容はとても濃いと感じました。
やっぱりこの方は4コマが上手いと思います。個人的なお気に入りは標識(看板?)に対する妄想ネタです。
みずしな孝之が気になっているという方、もちろんファンの方にも買って損はない本だと思います。
いいでん!(1) (ビームコミックス)
「ほどほど日記」がおもしろかったので、「いいでん!」も手にとってみたにわかファンです。
なんの予備知識も無かったせいか私は素直に楽しめました。
連載が長いようなので思い入れのある方にとっては賛否両論、なのでしょうか?
どの回もテンポよく進み、とにかく笑えます。
フルカラーなのに全く邪魔にならない色づかいとコマ割りはすごいと思いました
これを読んで元ネタのゲームに興味がわいてきたりと新しい発見がありますよ
妄想トリビュート
「いい電子」などで活躍中のみずしな孝之さんが、ロッキンオンで連載している「妄想トリビュート」の単行本。
絵は良くも悪くも「みずしな品質」で、作者の他の作品と特に変わったところはありません。
内容は、曲名や歌詞に上手く合わせたネタから、「それってあまり関係ないような・・・」というものまで色々です。
しかし、作者の「アーティスト愛」もあってか、「ありそうで笑える」エピソードがたくさんあって、予想以上に面白かったです。
掲載しているアーティストは、奥田民生、チャットモンチー、エレファントカシマシ、山崎まさよし×スガシカオなどなど。
あまり分け入ったセレクトをしている訳ではないので、上記にあげたようなアーティストをそこそこ知っている人なら
きっと楽しめるハズです。
余談ですが、個人的に好きなのは、エレカシ宮本が奔放な言動を見せる「白シャツ刑部」シリーズと、
チャットモンチーVo.橋本の毒のあるキャラクタが面白い「もんちい娘」シリーズ。キリンジも面白かった。