「月詠-MOON PHASE-」BEST COLLECTION「全部、聴きたくなっちゃった・・・」(初回限定)
すっかりDimitriFromParisの「ネコミミモードで~す♪」で有名になった月詠ですが、
久米大作さんの担当している本編の音楽がとても良いのです。
久米さんは日本初のフュージョンバンド「プリズム」のオリジナルメンバーだった他、
F1の音楽「Truth」等でも有名なTHE SQUARE(T-SQUARE)のメンバーでもあったという超がつくほどのベテラン。
その彼の音楽は綺麗であり、その幾つかは独創的で他のアニメと一線を画しています。
最近のNewAge系の音楽もあり、ヴァンパイアを舞台とした世界に非常に合っています
陰陽師とヴァンパイアの格闘モノでもあるこの作品のためのBGMもあり、
「本当に今まで聴いた事ないアップテンポの曲」に魅了。
やはりどうしても文では伝わりにくいんですけど、好きな人にはホント好きな音楽なので
是非一度なんとかしてこの曲を聴いて欲しいと思いまs
かくいう私も、OPのみの映像を見た後に「まあ、ちょっと気になるかな?」程度で見ましたが
2話見終わった後にはサントラの注文をしていました。
雅恋 ~MIYAKO~ 月詠の夢
PSP版があまりにも低評価だったので購入をためらっていたのですが、PC版は改善されているとのことで購入に踏み切りました。
やってみて、なるほど酷評されるわけだと納得する所が多々ありました。
まず、「ゲーム」としてあるからには、もっとプレイヤーが参加できる形にすべきかと。選択肢が非常に少なく、基本ただ流れる物語を見続けるばかり。それもサウンドノベルのような小説調の説明文多用のため、乙女ゲームとしては非常にテンポが悪く感じられます。
事件に立ち向かう面々の、各人の戦い、それぞれの場面という形で作られているのに、ルート次第で結末が変わるのはどうかと。こういう形式で作るなら基本的なところは統一すべきだと思います。
映像面では、主人公をはじめモブキャラも顔が表示されません。主人公は一体どんな子なのかわからないままに物語が始まります。主人公=自分な人のため顔アイコンOFF機能は必要でしょうが、デフォルトでは表示してほしかったです。結構個性がはっきりしていたのに、どんな顔でしゃべっているのか見えないのが残念でした。
物語の中で出会うモブの人々も、顔がまったく見えないため無人の空間に向かって話している気分。もっと彼らとの触れ合いを感じさせてもらえないと、主人公が都を守ろうと決意する理由が希薄に感じられました。
あとスチルが多い割に、肝心なところでは表示されません。クライマックスの盛り上がりの中、ここぞという萌え場面――なのにスチルも何もなく、画面ブラックアウトで説明文だけというのはどういうことかと。今こそ絵で見せる時でしょう!と何度も思いました。
他にもあげればキリがないほど、いろいろと問題点の多いゲームです。たしかに、これで高評価は得られないでしょう。
……が、上記のような問題点を我慢しつつプレイしていくと、この作品のいいところにも気が付きます。
キャラもそれぞれいいですし、何より物語が面白い。ツッコミどころはありますが、それでも楽しんで読み進めていけるほどに魅力のある物語だと思います。
敵味方誰もに、クライマックスでは泣かされます。PC版で攻略対象に追加された弐号も、お笑い担当なマスコット的存在がある時を境にがらりと変わり、どんどん切ない存在に。まさかこいつに泣かされるとは、といい意味で裏切られました。
男同士のバトルに重点が置かれたクライマックスに、乙女ゲームらしくないという意見もありますが、好み次第で楽しめるでしょう。小説が好き、アクションが好きという人なら、この作品楽しめるのではないかと思います。
以上の所感から、プラスマイナスで☆3つとしました。
わたしは非常に気に入って即FDを購入し、もしや続編発売かも?という気配にも期待しています。ぜひもっと改良された続編を出していただき、雅恋ファンを増やしてほしいです。
VOICEROID 月読アイ
アイが文章を読み上げているときに、PC操作ができない
してしまうと、アイが同じ文章を何度も何度も読み上げたり
前の文章とつなげて読みあげたりして
PCのゲーム実況には向いていないと分かりました
家庭用ゲームならもしかしたらできるかな?
アイのしゃべりはかわいい
以上
月詠 ~MOON PHASE~ PHASE 1 (初回限定版) [DVD]
『ぱにぽにだっしゅ!』からシャフト作品に入った私でしたが、ポロロッカして見た『月詠』、これもなかなかでした。
なぜか心霊写真ばかりを撮ってしまうカメラマン・森丘耕平(神谷浩史)は、取材に行ったドイツの古城で、謎の少女・葉月(斉藤千和)と出会います。
実は葉月は城に幽閉されていたバンパイアで、耕平を利用して城から脱出しようとするのですが…。
ネコミミをフィーチャーしたビジュアルから萌え系の作品に一見見えますが、やはりかつてバトル系で鳴らした新房監督作品、シリアスシーンもバッチリです。
もちろん、後の『ぱにぽにだっしゅ!』や『さよなら絶望先生』に繋がるメタフィクション的演出やギャグも流石といったところ。
原作の魅力を120%引き出してますね。
シリーズ後半に入ると、テレビ版では作画が間に合わず紙芝居的になってしまった残念なシーンもありましたが、DVD版ではしっかりそこら辺も修正されています。
原作ファンにも、シャフトファンにも、是非オススメしたい一本です。