アポロ11号-月面着陸に隠された真実 [DVD]
と学会が制作協力とあるが、おそらくは日本版DVDの制作に関わっているだけで、本編に登場するわけではないので気にする必要はない。その本編の内容は「単一光源なのに影の方向がバラバラ」「月の夜空に星がまったくない」「逆光なのに影の部分も明るい」などの捏造説の代表的なネタについて、捏造説支持派の主張とそれへの反論を交互に並べる形で一つ一つ検証していくといった真面目なもの。
イーグルの降下を電波望遠鏡で追跡していたというイギリスの天文台、月面に設置された反射鏡で毎年240回もレーザー反射を行っているテキサスの天文台、月の石を分析した地質学者、どう考えても捏造説主張派の旗色は悪い。
先に挙げた月面写真に関する疑惑に対しては、実物大の月面セットで撮影してみるという、誰もが思いつくもののなかなか実現不可能な手法を実行。その結果、「単一光源でも影の方向はバラバラ」「逆光の影の部分も明るい」等々、捏造説の根拠たる事象は単なる思い込みであることが実証されていくのは小気味いいが、セットで撮った写真がアポロ11号の写真と同じになるということは、裏返せばセットでもあの写真は撮影可能だったと突っ込まれるような気もする。
ともあれ、結局のところは「捏造であれば冷戦下のソ連が黙って見過ごすわけがない」というオルドリンの言、「直接携わった関係者だけでも何十万人、世界中から注視されている中、捏造するより実行するほうが簡単だったのでは?」という結論が、捏造説のばかばかしさを典型的に示しているように思われる。
いかにもディスカバリーチャンネル的な構成で時間が48分と少々短いのが残念だが、捏造説をエンタテインメントとして楽しんでいる捏造説ファンの一人として、一見の価値はあった。
月へ アポロ11号のはるかなる旅
月へはもう何度も行きました。月のほうがやってきたこともあるし、
話しをしたり遊んだりしたことも。もちろんそれは絵本の世界で。
本書でも月へ行けますが、これは空想ではない。本当の旅だ。
人類史上初めて月へ到達したアポロ11号の出発から帰還を通して
リアルな旅を実感できるのである。気分はまさに宇宙飛行士。
見返しにはロケットの発射から、宇宙船の飛行、月面着陸、離陸、
地球への再突入までの過程が、判りやすくまとめられている。
ここでしっかりと心の準備ができるのがいい。
本編は宇宙飛行士の視点を中心に、それぞれの段階が細部まで丁寧に
描かれている。真っ暗な宇宙、無重力の船内生活、緊張の月面着陸etc.
クライマックスは月から見上げる地球のシーン。感無量だ。
大きな飛躍とともに、文化や国を越えた地球人という視点を本当の
意味で得た瞬間。この歴史的足跡が改めて心に刻み付けられました。
アポロ11号 月面着陸の疑惑~本当に人類は月に降りたのか?~ [DVD]
ある意味公平な作品。
ちゃんとNASAの人間にも反論する機会が与えられているけど、正直『まともな答えが出来ない』。
『月面に行けば足跡がある』とか、『宇宙服はすごいンです(だけど細かいスペックなどは語らず)』など。
結果としてねつ造説を後押しした感じになってます。
元々は劇場用映画ではなく、テレビ番組のようですね。
アポロ11号
アポロ11号月面着陸40周年記念。
アポロ計画、アポロ11号を膨大な写真で再現する。
自分はアポロ11号の中継をリアルタイムで観た記憶は無い。
今更アポロ計画、と思っていたが、約10年で月着陸まで推進した実行力は
凄い。その後の興味の凋落も凄い。精緻な計画も凄い。写真も綺麗である。
日本ではアポロ11号月面着陸40周年記念もあまり盛り上がらなかったのが残念。
大人の超合金 アポロ11号&サターンV型ロケット
サターン5型ロケット本体は、エンジンや燃料タンク・配管は勿論の事、打ち上げ直前まで使用される液体燃料補給口・電力供給コネクターのカバーなど細かな部分まで立体再現され、実写フィルムでは剥離する氷片や白煙で確認出来なかった細部まで確認出来ます。
塗装やデカールによる細かい機体の書き込み再現も素晴らしいです。
大半がプラスチック製なので組立・分離を繰り返す耐久性には乏しいですが、本物は一回分離したら使い捨てなので本物よりは耐久性があるといえるでしょう。(出来れば一眼レフカメラのレンズの用に接続部はディテールを損なっても金属製にしてほしかった。)
耐久性には少し不満が残りますが、この価格で、これだけ詳細まで精密に再現された完成品模型なら購入する価値は十分にあります。