ヴィヴァルディ:「四季」ライヴ・アット・カルカソンヌ [DVD]
会社の昼休みにパソコン+イヤホンで鑑賞していて、夏が終わったときと冬が終わったときには思わず立ち上がって拍手をしそうになってしまった。
そのくらい臨場感がすばらしく、音楽が教養ではなく本当に楽しむ為のものだということが実感できる。
根っからのロック好きもこんなのを見せられたらクラシックの方が良くなるかも、と自分のことを振り返ってそう思う。
ヴィヴァルディ:四季
私が持っているのは、これのLD。
ジャケット・デザインは同じ。
Kennedy氏が、パンクな格好で四季を弾いています。
演奏者の体の動きと、顔の表情は、多くのものを語ります。
衣服も、内面の表出・表現です。
LDのDVDが出るといいですね。
かなりボリュームのある音で構成しています。
LDを買ってから、四季のミニ・スコアも買って見てみましたが、
何と、単純な音なのでしょうか!
ベスト・クラシック100
このCDが店頭に並んでいたのは知っていましたが、よくある有名な曲の抜粋盤だと思っていました。ところが、ベストセラーになっているというので、「物は試し、どうせ3000円だし」ということで早速購入して聴いてみました。
いや、本当に良かったですよ。お買い得ですね。演奏もしっかりとした物ばかりですし、EMIの誇る過去の名盤から沢山収録してありました。録音も古い収録年代の物もありましたが、どの演奏も良い音でなっていましたから、問題はありません。
長らく合唱に携わり多くのステージで歌ってきましたので、このCDの6枚目にあたる宗教曲の編集にはとても興味をもって聴きました。何十年と宗教作品やその他のクラシック音楽を歌ったり、聴いてきたはずなのに、知らない曲や忘れていた曲の多いことに驚かされました。
巷では、これは「初心者向け」という評価のようですが、このCDに収められている100曲を全て聴いたことがある人は少ないでしょう。自分の趣味や好きなクラシック音楽ジャンル以外の曲との素晴らしい出会いもあると思いますし、新たな発見もあると思いますので、クラシック愛好家にむしろオススメしたいと思います。
3枚目の声楽曲にも良い演奏が収録されています。他のCDも同様だと思います。
買われて損はしません、というよりこれはベストセラーになる要素を満載したCDですね。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
8年くらい前だろうか。
たまたまつけたテレビで聴いたのが、彼を聴いた最初だった。
クラシックのソリストとしては、みたことないようなファッションをしていて、踊るように演奏していた。
この人。こんなに、姿勢を変えながら演奏したら、まともに弾けないんじゃないの。どちらかというと、ダヴィッド・オイストラフ とか、無駄な動きをしない奏者のほうが好きだし。でも、なぜか。
チャンネルを変えるのをやめた。
彼が弾いていたチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。第1楽章の途中だった。
あまりにも美しかった。
正確な音の連続。華やかで。幸せになる音の運び。すごいな。かなり、すごい。
彼が演奏しているんだから、聴いている俺も座っては申し訳ない。そのままテレビに向かったまま、3楽章の最後まで、テレビのリモコンを持ったまま、一度も座ることなく、立ったままで聴き続けた。
いつまでも続いてほしかったけれど、曲が終わった。画面に向かって拍手した。
ケネディ。ソリストの名前を覚えた。ケネディなんだ。
華やかな彼の演奏は、華やかなチャイコフスキーのバイオリン協奏曲に、よく似合う。もちろんシベリウスも素敵です。
ヴィヴァルディ:「四季」 ライヴ・アット・カルカソンヌ [DVD]
「こんなに笑えるクラシック音楽があったのか」とは、のだめのことであるが、「こんなにのれるクラシック音楽があったのか」というライブ映像である。クラシックは激しい。わたしはAC/DCが大好きだが、この演奏ののりと気持ちの良さは、ヘビメタと変わらない。このような演奏を見て、聞いてしまうと、確かに普通のクラシックは、お地蔵さんのようで退屈に感じてしまうかもしれない。「音楽」。本当に音を楽しむ。聴衆も奏者も。パフォーマンスは派手だが、激しい演奏を支える技術も相当なものだと思う。(五嶋龍もそうだが、クラシック以外も楽しむ姿勢がある人は、クラシックでもノリが良い感じがする)
しばらくライブを見るチャンスはないようなので、ありがたい。
また「のだめ」話ですが、峰くんのように実際にバイオリンを立てて弾くのを見ることが出来ます。本家はジミヘンですが、バイオリンではこちらが元祖か?