楽隊のうさぎ (新潮文庫)
集団で音楽を奏でるブラスバンドやオーケストラに所属する者ならば、誰もが共感できる作品。特に、中高生なら、クラスにいるときの自分と音楽仲間といる自分との違いを登場人物と共に感じるはずだ。いじめや嘲笑などでは味わえない、本物の連帯感や快感を音楽づくりを通して経験している彼らは、授業が終わると別世界の音楽室へ雪崩れ込む。
主人公の克久は、小学校時代にいじめの対象であり、心の壁を灰色に塗る左官屋を心の中に住み着かせていた。花の木中学のブラスで打楽器パートに所属した彼に、左官屋の代わりにうさぎが住み着く。音の粒が見え、音が一つになる瞬間を主人公克久とともに経験してほしい。
WHEEL OF FORTUNE (運命の輪)実写版「ひぐらしのなく頃に」主題歌 (初回限定盤)
映画ひぐらしのなく頃にのテーマソング「WHEEL OF FORTUNE」とED曲「ディオラマ」が入っています。どちらもひぐらしの雰囲気をよく表現しています。
テーマソングの方は
「とうりゃんせ とうりゃんせ 行きはよいよい」や
「坊やよい子だ ねんねんころりよ」
などと民謡の歌詞を入れることで、日本風の「怖さ」をいいかんじに出しています。
何となく、アニメ1期のOPテーマに似ています。
ED曲の方は不思議な感じのする歌ですね。初めは静かな感じの曲ですが途中から曲調が変わります。
う〜ん、このEDテーマの感じでは、今回はBADエンドの雰囲気がぷんぷんするんですが、一体どんな最後になるんでしょうかね?
映画を見に行く予定の人にも見に行かない予定の人にも、この曲はどちらもお勧めできますね。
一度聴いてみてください。
ひぐらしのなく頃に
最初に「雛見沢村」という迷路に迷い込んでしまった感じですね。
そしてさまよい続けてやっと出口が見えたと思い、そこから抜け出そうとするが、また入り口へ戻されてしまう、という感じです。
最後の「聞こえていた声はもうない」の後ぶつっと音がきれるんですが、それがまた迷うというかんじで怖かったです。
ひぐらしファンは買って損はないです!
それ以外の方も「たかがアニソン」と思わないで聞いても損はないと思いますよ!
うさぎとトランペット (新潮文庫)
今はもう辞めてしまったけど、吹奏楽部員だったときからこの本、そして「楽隊のうさぎ」への興味はありました。今回は偶然図書館で見かけ、借りました。
音楽や楽器についての描写、コンクール会場の雰囲気、そして何よりも実際に演奏したことのあるマーチ「ベストフレンド」の描写は懐かしかったです。
「あ、ここはあの部分だな。」とか思ったり。でも、正直言うと知らない曲の描写はよく分からなかった…です
主要人物のミキちゃんは、小学生のくせに(「くせに」なんて言ったらいけないかもしれないけど)すごい大人っぽくって、それでも子どもっぽくて(当たり前だけど)、そんな感情のバランスが好きになりました。私も宇佐子ちゃんだったら間違いなく彼女についていくでしょう。
一方で、一人ぼっちで自我がはっきりしていることなどは、昔の自分と似ているようで、そういう意味でも親近感があるなぁと思いました。私もいじめられたりとか、独り部活していたりとかいうこともあったので、結構重ね合わせてしまいます。
残念なのは「楽隊のうさぎ」を読まずしてこの本を読んだこと(この本が続編だなんて知らなかった)。この本に出てくる高校生たちは、「楽隊のうさぎ」で主人公や主要人物だった人たちのようだったので、「楽隊のうさぎ」を読まずに読むと、真ん中辺りの彼らの会話がまったく理解できません
「楽隊のうさぎ」も読んでみたいと思います。
WHEEL OF FORTUNE (運命の輪)<通常盤>実写版「ひぐらしのなく頃に」主題歌
とてもいい曲でした! 実写には興味なくて、正直裏ジャケットは要らなかったですけど…。
でもやはり島みやえい子さんが歌っていらっしゃるので、ひぐらしの雰囲気は全く崩れていなくてとても良かったです♪
前奏は長めですが、歌詞などもちゃんとひぐらしでした。特に私は最後の 〜轟き叫ぶ空 幽玄の戸が開き さぁ次は誰の番?
人身御供の 悲しい唇が歌うよ
今度こそ 明けない夜を切り裂いて〜
という部分の歌詞とメロディーのテンポが好きですね!