リディック ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]
本作以前に出ていたヴィン・ディーゼルを見て何となく「世代替わりのジャン・クロード・ヴァンダムか?」といった印象しか抱きませんでした。
体のごつさはヴィンの方が上ですがジャンは空手の有段者ですからアクションの切れは若かりし頃のジャンが上なので「うーん。」といういったイメージで終わってました。
本作をみて評価が変わりました。
粗筋は他の方が書いていらっしゃいますので割愛。私がイメージした世界観は少年ジャンプに掲載されていた「コブラ」ににてるなァと。
宇宙一懸賞金の高い悪者なんだけど弱い物いじめは嫌いだし女にはだらしない。自分より偉そうな奴や強そうな奴、権力者が嫌い。
って挙げていくと「ルパン三世」も近いきゃらなのでしょうか(肉体派ではないが)
演技力どうの、ストーリーどうのではなく脚本上のヴィンの使い方がツボに嵌っていて凄く格好良く見えました。
一押しシーンは高熱の砂漠から逃げ惑うシーンなのでしょうが、ここで見せる正義感も万国共通の「悪党なんだけど憎めない」って主役には必要なネタですよね。
ただし、裏を返せば定番の脚本に見合うキャストを放り込んで捏ねくり回しただけの作品と捉えられても仕方がないかも知れません。
でも、鑑賞後にスカッとしたい! 凄ぇアクション見てぇ! といった方には十分お勧め出来ます。
私は本作のヴィンが格好よかったので星4つと甘めにしました。
リディック 通常版 [DVD]
デヴィッド・トゥーヒー監督ヴィン・ディーゼル主演(製作)リディックシリーズ第二弾。形式上では『ピッチブラック』の続編とされているが、まず単品と考えたほうがいい。前作から受け継いでいるのはリディックのキャラクターだけで、あとはスタッフとヴィン・ディーゼル主演というところが一緒なだけ。世界観など、前作で「いいな」と感じたところはほとんど変わっています。なんかもう、『ロード・オブ・ザ・リング』+『コマンドー』って感じです。ハイレベルなSFXと、野性味溢れるリディックが見所。ただしSFXはハイレベルなものの、登場人物以外ほぼ全てCGなので、こういうタイプのSF映画を観慣れていない人は大変な違和感を観賞中感じること間違いなしです。前作とは全く違う映画になっているけど、そうだとわかった上で観ればそれなりに面白いSFアクションです。ラストがどうも続編を意識させるものになっているので、全ての決着は三作目の製作・公開に期待します!
SONIC WORLD ADVENTURE Original Soundtrack「Planetary Pieces」
ソニックワールドアドベンチャーの三枚組みサントラ、さすがにボリュームたっぷりです。
主題歌やメインテーマの作曲はサウンドディレクターでもある大谷氏。
新ソニの「HIS WORLD」を作った方、といえば格好良さはもう保証済みみたいなもんです。
エンディング曲は新ソニで「Dreams of an absolution」「My Destiny」を作った南波氏。
南波氏の参加はこの一曲のみ。
さらに言えば、ボーカル曲は主題歌とED曲の二曲のみで、リミックス版などもありません。
ほかに同じく新ソニの音楽を手がけた江口氏、ソニチ作品ではおなじみの熊谷氏、床井氏、
セガゲーでオーケストレーションといえばこの方、な小林氏が作曲者に名を連ねています。
今作ではメインテーマの演奏が東京フィルと豪華な作り、なのですが、
いきなり前述を覆すかのように多くのアレンジは江口氏の手によるものです。
そのぶん(?)小林節はボス戦などで炸裂してますのでご安心を(?!)。
上の商品の説明にもあるとおり、本当にジャンル様々で、しかもどの曲も格好いい!
昼ステージは明るく疾走感のある曲、夜はしっとり大人な曲、ダークな印象の曲が多いかな。
昼夜がある曲はアレンジの違いを楽しむのもいいですね。
ゲーム中は忙しくて音楽を聴いていられない方にオススメなのは勿論のこと、
特に敵が現れると戦闘用曲に変わってしまって
なかなか通して聞けないウェアホッグのステージ曲をじっくり聞けるのはポイントだと思います。
全部で三時間越え! どの曲もハズレはない! ……んじゃないかな。
リディック コレクターズ・エディション [DVD]
まちまちな評価が多い「リディック」ですが、自分は割りと楽しめました。
斬新なデザイン、映像、雰囲気は素晴らしいものでしたし、迫力も十分にあると思いました。
ただ、この映画は見る側がこの映画にどのような期待を持ってみるかによって評価が大きくかわると思います。
これから見ようという方は、以下のことをふまえて見ることをおすすめします。
まず、SF映画ということで、宇宙船などによる大規模で派手な戦闘シーンを期待していると物足りなくなるかもしれません。
自分は逆にリディックの肉体の強さを見たかったのでまったく気にならなかったのですが、
素手だけで戦うシーンがほとんどだったので、迫力がない、と評価する人もいたのかもしれません。
次に、こういったアクション映画を見る場合、脚本は大して気にしてはいけません。
アクション映画はアクションを全面に押し出しているので、脚本にケチをつけたら終わりだと思います。(脚本も良い映画もありますけどね。)
最後に、エンディングの良い悪いは人それぞれですが、個人的には微妙なオチでしたし、
3部作へのつながりになる場面ですのでたいして期待せず見ましょう。
以上のことをふまえて見れば全く問題無く楽しめると思います。
独特の世界観は凄いですし、斬新な形の宇宙船やなにかが沢山出てくるので、
それだけでも楽しめると思います。
ヴィン・ディーゼルの魅力が最大限に引き出されている映画だと思うので、彼のファンなら見て損はありません。
SFファンの方や、子供たちにも是非見てもらいたいと思います。