梅毒の歴史
ルネッサンス期から現代にいたる梅毒の歴史が書かれている。ヨーロッパだけではなく、日本や中国にまで言及があり、データの多さには恐れ入る。
ただ、書かれていることの多くが同時代の人々のパーセプションや解釈に関するものであり、結局、梅毒がどういう病気なのかということはこの本からは分からなかった。基礎的な知識がない私が悪いのかもしれないが、ならば、梅毒という病がなんであるか理解している人にしか、この本はお勧めできない事になる。
文学史・医学史の研究者には有用な情報が多く含まれているのだろうが、興味本位で読む者には、痒いところに手が届かない、というのが読後感である。
静かなる決闘 [DVD]
今は亡き男優、三船俊郎のデビュー作(でいいんだよね?)です。
内容は自分の不注意から梅毒になってしまった一人の意志の苦闘を描いた物語です…。
梅毒に関してはあまり知りませんでしたが、この映画を見て梅毒が当時…いや、凄く重たい病気だということを知りました。 それと三船俊郎演じる医者が凄く男らしく格好いいです。
また、名前は忘れてしまったのですが、看護婦を演じる千石規子が泣いた時の声が何か個性があって良かったし、黒澤映画には多数出演している医者の父親を演じる志村さんも良いです。
今から相当大昔の映画ですが、面白いので見て下さい。