FAIR WARNING
元ZENOの残党が作ったバンドで、メロディがハンパではない。
#1などは、ヴォーカルのトミー・ハートがSOUL DOCTORの
初の来日公演で歌った曲で、まさに名曲。
#7は、彼らのお得意とするハードロックナンバーで、疾走感満点。
#6や#9はライヴの定番で、CDで聴いてもカッコイイ。
特筆すべき名曲は、永遠に語り継ぐべきバラッド『LONG GONE』だ。
ハードロックはおろか、ロック自体が苦手だと言う方にも、
是非とも一度でイイから聴いていただきたい曲。
音楽が本当にわかる人なら、この旋律の美しさに魅了されるはず。
歌詞も美しく、『終わった恋だが、ひょっとしたらどうにかなったの
かもしれない。しかし、終わらせたのは二人自身なのだ』
という、儚く終わった恋を懐かしむ歌。
未練がましいと言ってしまえばそれまでなのだが、気持ちは分かる。
これが名曲でないなら、これを超える曲を私に聴かせて下さい。
BURRN ! (バーン) 2009年 07月号 [雑誌]
MR.BIGのインタビューが、興味深かったです。
記事は、Billy, Paul, Ericの3人です。
(Patは、「METALLION vol,33 100% MR.BIG」に載ってます)
Billyは、ソロ3枚目「Holy Cow !」
Paulは、Freddie Nelsonとのアルバム「United States」
Ericは、「Mr. Vocalist」「Mr. Vocalist 2」、Ericのお母様がお亡くなりになれたお話 etc
といった、「直近のパーソナルなお話」から「再結成」についてのインタヴューが聞けます。
他にも、昔のお話や、NHKに出演したときのお話 etc
再結成ライブにいった方には、是非とも読んでいただきたいです。
また、FAIR WARNING の記事は、ウレ・リトゲン、トミー・ハートの2人です。
Cross Reviewは、
DREAM THEATER 「Black Clouds & Silver Linings」
FAIR WARNING 「Aura」 です。
トーキング・エイント・イナフ~フェア・ウォーニング・ライヴ・イン・トーキョー [DVD]
CDでは既に聴いていたが、本作をみると、あらためて映像あってこその魅力を再認識した。
2つのコンサートの記録映像だが、個人的には曲数も多い単独公演の記録であるDISC2よりも、LOUDPARK出演時の記録であるDISC1の、なかば「アウェイ」的な状況下でも、ファンを惹き付けて疾走していくメンバーの気概を感じさせられた演奏に、より強く感動した。
もしかしたらアフレコもあるかもしれないが、トミーのゆるぎなく安定したリードボーカルと、ウレを中心にしたコーラスの見事な調和にまず感動。CCのドラミング、ヘルゲのギターワークも、円熟の域に達している。楽曲の良さは折り紙つきであり、それを生演奏でどれだけ魅力的に再現できるか、が鍵だとすると、今のフェア・ウォーニングは、その点でも素晴らしいバンドである、と断言できる。
アンディ不在はさみしいものの、聴きどころの「バーニング・ハート」では、ヘルゲがアンディの究極のギターソロを完全再現してアンディに敬意を表してくれている。ちょっと涙が出そうになった。
Best & More
メロディアスハードバンドとしては最高峰だと思う。上手いヴォーカルにギター、そしてドラマチックな楽曲。こんなに素晴らしいのに何故か海外では盛り上がらないまま現在に至る貴重なビッグインジャパン。ファンとしては悔しくて切ない・・彼らならもっともっとやれると信じている。
フェア・ウォーニング (ワーナー・ハード・ロック1500)
1992年にリリースされた、ドイツのメロディアス・ハード・バンドの1stアルバムをリイシュー(再発)したものです。
上手いシンガーが良い曲を歌う良質なアルバムで、寂しげで美しいメロディが琴線に触れます。日本人好みだと思います。
良い曲が多々ありますが、その中でも「Out on the Run」と「Long Gone」が良いです。名曲だと思います。
「Out on the Run」は、トミー・ハートの歌声がどこまでも突き抜けて行くようなハードなナンバーで、ライヴでも定番曲となっています(ライヴではフェイクも使いますが)。
「Long Gone」は、何度聴いても聴き入ってしまう珠玉のバラード。
(この2曲はコンプリート・ベストア・ディケイド・オヴ・フェア・ウォーニング(コンプリート・ベスト)にも収録されています)
ジーノ・ロートの提供曲も1曲あり(「The Heat of Emotion」)、これも良曲だと思います。
1stは初々しい感じの曲もあって「Crazy」「The Eyes of Rock」あたりは明るくて、テンションも高い。
活動停止前(現在は再結成して活動中)のアルバムだと3rdアルバム「GO!」や4thアルバム「Four」も良いと思いますが、
この1stも良いアルバムだと思います。